調整して使える進行例
若者参加の範囲と決定権を定める
若者が何に、どの段階で、どの権限を持って参加するかを明文化する。
この場で決められること
結果を、どこまで決定として扱うか
参加の役割、支援、フィードバック方法を提案する。保護者等から必要な同意、雇用、謝金、守秘の正式条件は責任者が確認する。
この場では決めないこと
別の進め方を選ぶ条件
- 参加を装った追認にしない。
- 若者を同質な集団として扱わない。
- 自己開示や顔出しを参加条件にしない。
進行の全体像
240分の流れを確認する
3段階・休憩10分・予備と終了確認26分
- 0–93分段階1 参加原則と支援条件を作る若者諮問会議の役割憲章残す:若者参加の憲章案
- 93–186分段階2 若者が持つ決定権を区別する若者委員の決定権を決める残す:参加段階別の権限表
- 186–196分休憩10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
- 196–214分段階3 参加に必要な条件を確認する参加しやすさの希望残す:参加支援と個別確認の一覧
- 214–240分予備・終了確認26分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「参加支援と個別確認の一覧」の受取先と次の確認日を確かめる
- 段階1で残す若者参加の憲章案
- 段階2で残す参加段階別の権限表
- 段階3で残す参加支援と個別確認の一覧
開催前
決めることと、用意するもの
判断の前提をそろえてから、道具と会場を準備する。
- 01問いと範囲
若者が何に、どの段階で、どの権限を持って参加するかを明文化する。 開始前に、扱う対象と期間を一文で示す。
- 02この場で決めること
参加の役割、支援、フィードバック方法を提案する。保護者等から必要な同意、雇用、謝金、守秘の正式条件は責任者が確認する。
- 03成果物の受取先
終了時の「参加支援と個別確認の一覧」を記録担当が保管し、アクセス、時間、説明、同伴などの準備に使う。
- 04参加と情報の境界
通過、休憩、退出を選べることを伝え、個人情報、機密、属性評価を記録面へ出さない。参加者支援を別に置く。
- 05運営体制
主進行、記録担当、計時、参加者支援を開始前に割り当て、切替と停止を誰が宣言するか確認する。
- 06次の確認
「参加支援と個別確認の一覧」の見直し日、閲覧者、次に判断する責任者を決める。
道具を確認する 11件
付箋、A4コピー用紙、濃い色の太字ペン、マスキングテープ。全体で共有する進行では、模造紙またはホワイトボードも用意する。
「カード」「札」「票」は専用品を買わず、付箋かA4コピー用紙を切って作る。「開催前に集める資料」は省かず、「開催条件に合わせて選ぶもの」は必要な機能を日用品や会場備品で満たす。同じ紙道具をまとめた。各項目では、数量と事前に書く内容を確認する。
共通の道具
普段使う文具をそのまま使う・1件
- 太字ペン
- 用意する形
- 濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
- 数量
- 1人1本
- 作り方・書く内容
- インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
手書きで作るシート
付箋、A4コピー用紙、模造紙から作る・9件
- 参加者と実施側の約束を確認する表
- 用意する形
- A4コピー用紙
- 数量
- 全体1枚
- 作り方・書く内容
- 作業面を「扱う範囲」、「参加者が持つ権限」、「参加者の選び方」、「参加に必要な支援」、「提案への返答方法」、「見直す時期」の6欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
- 若者へ判断を任せる範囲を示すカード
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1人6枚
- 作り方・書く内容
- 「若者へ判断を委ねる」、「成人へ助言を求めて共同で決める」、「成人が最終判断する」を一枚ずつ別の紙へ書き、種類ごとに必要枚数をそろえる。同じ色でも見出しの文字で区別する。
- 調査中の安全対応を確認する連絡カード
- 用意する形
- A4コピー用紙
- 数量
- 1人1枚
- 作り方・書く内容
- 作業面を「安全担当」、「安全担当が不在の場合の予備担当」、「当日の連絡先」、「相談先」の4欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
- 記録の公開範囲を確認する表
- 用意する形
- A4コピー用紙
- 数量
- 全体1枚
- 作り方・書く内容
- 作業面を「公開範囲」、「二次利用」、「保存先・期限」、「削除方法」の4欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
- 回答方法を選ぶカード
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1人1組
- 作り方・書く内容
- 「口述」、「図で記入」、「大きな文字で記入」、「今回は通過」を一枚ずつ別の紙へ書き、種類ごとに必要枚数をそろえる。同じ色でも見出しの文字で区別する。
- 判断を若者へどのように任せるかを記す表
- 用意する形
- A4コピー用紙
- 数量
- 1事項1枚
- 作り方・書く内容
- 作業面を「判断する事項」、「若者だけで決める・成人と共同で決める・成人が最終判断する」、「その任せ方にする理由」の3欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
- 判断に必要な支援条件を記す表
- 用意する形
- A4コピー用紙
- 数量
- 1事項1枚
- 作り方・書く内容
- 作業面を「使える予算」、「使える情報」、「必要な研修」、「困ったときの相談方法」の4欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
- 当日の安全対応を確認する連絡カード
- 用意する形
- A4コピー用紙
- 数量
- 1人1枚
- 作り方・書く内容
- 作業面を「安全責任者」、「安全責任者が不在の場合の予備担当」、「当日の連絡先」、「緊急時の相談先」の4欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
- 参加しやすくする希望を任意で書くカード
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1人1枚
- 作り方・書く内容
- 開始前は無記入のまま渡す。参加者は必要な希望だけを書き、理由、健康状態、家庭事情は書く必要がない。書かずに通過する選択も示す。
開催前に集める資料
この進行の入力として必ずそろえる・1件
- 参加するかを本人が判断するための案内
- 用意する形
- A4コピー用紙または同内容の閲覧用データ
- 数量
- 1人1部
- 作り方・書く内容
- 「本人が同意する方法」、「撤回後の記録処理」、「参加しない選択」、「謝礼の条件」を、初めて読む人にも分かる言葉で記す。作成日、確認した担当、質問先を添え、配付する場合は拡大文字版または閲覧用データも同じ内容で用意する。
会場の設えを確認する 7件
- 保護責任者と予備担当、当日連絡、現地緊急手順、相談先、成人の最終責任者を掲示し、一つでも欠ければ中止する
- 年齢と状況に応じた本人同意、必要な保護者・組織手続、いつでも撤回できること、非参加の不利益がないこと、謝礼条件、撤回後に既存記録を返却・削除・匿名化して利用を止める選択を平易に示す
- 口述、図、大きな文字、休憩、通過を用意する。個人データは集めないか最小限にし、閲覧者、公開、二次利用、保存、削除を先に定める。委ねる権限と委ねない領域、組織側の実施責任者、提案を採用するか、理由、返答日を役割名で置き、若者全体の代弁や成人作成物への承認印を求めない
- 安全責任者と予備担当、当日連絡、現地緊急手順、相談先、成人の最終責任者を掲示し、一つでも欠ければ中止する
- 多様な背景の若者へ届く選定経路と参加障壁への代替を用意し、年齢と状況に応じた本人同意、必要手続、撤回、非参加の不利益なし、謝礼条件、撤回後の既存記録処理を平易に示す
- 口述、図、大きな文字、休憩、通過を用意する。個人データは集めないか最小限にし、公開、二次利用、保存、削除を先に定める。判断事項ごとに実際に任せる権限と任せない領域、成人実施責任者、回答日、採用するかどうか、実施できない理由を置き、若者全体の代弁や成人作成物への承認印を求めない
- 全体発言と進行役への個別連絡を選べる案内
当日
進行譜に沿って進める
時間は開始からの経過時間で示す。各段階を「確認する、実施する、渡す」の順に追う。
- 0–93分担当主進行記録担当参加者支援手法 0–90分引継ぎ 90–93分
- 1確認する
主進行が、役割、終了時刻、終了時に残す成果物を参加者へ共有する
- 2実施する
- 参加する若者と大人が、安心して意見を出すための条件を書く。
- 情報提供、参加しない権利、支援、謝意、結果の返し方を具体化する。
- 3渡す
この段階で残す若者参加の憲章案
参加原則を権限設計へ渡す。
- 1
- 93–186分担当主進行記録担当参加者支援手法 93–183分引継ぎ 183–186分
- 1確認する
主進行が、前段階の「若者参加の憲章案」がそろっていることを確認する
- 2実施する
- 議題ごとに情報を受ける、提案する、共同で決める、実施を担う範囲を置く。
- 大人側の決裁責任と、若者の提案に回答する期限を明記する。
- 3渡す
この段階で残す参加段階別の権限表
役割ごとに必要な支援を参加ニーズへ渡す。
- 1
- 186–196分 休憩 10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
- 196–214分担当主進行記録担当参加者支援手法 196–211分引継ぎ 211–214分
- 1確認する
主進行が、前段階の「参加段階別の権限表」がそろっていることを確認する
- 2実施する
- 参加に必要な環境、時間、連絡、説明、配慮を任意で提出する。
- 個別情報を全体共有せず、対応担当と本人が確認する。
- 3渡す
この段階で残す参加支援と個別確認の一覧
憲章案、権限表、支援一覧を主催責任者へ渡す。
- 1
- 214–240分 予備・終了確認 26分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「参加支援と個別確認の一覧」の受取先と次の確認日を確かめる
運営体制
役割と担当時間
- 主進行
- 担当すること「若者参加の範囲と決定権を定める」の目的と扱わない範囲を守り、段階の開始と終了を伝える担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
- 記録担当
- 担当すること若者参加の憲章案、参加段階別の権限表、参加支援と個別確認の一覧を段階ごとに記録し、終了時に受取先へ渡す担当する時間開始前の記録面準備から終了後の保管まで担当段階 1・2・3
- 計時
- 担当すること各段階の終了3分前と、休憩・予備時間への切替を主進行へ知らせる担当する時間全段階の開始時と終了3分前担当段階
- 参加者支援
- 担当すること通過、休憩、退出、個別確認の申し出を受け、再開の可否を主進行と判断する担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
受け渡し
成果物と保管担当
- 若者参加の憲章案
- 使い道尊重、情報、任意性、謝意、フィードバックを明記する。保管担当記録担当
- 参加段階別の権限表
- 使い道意見聴取、共同設計、共同決定を混同しない。保管担当記録担当
- 参加支援と個別確認の一覧
- 使い道アクセス、時間、説明、同伴などの準備に使う。保管担当記録担当
例外対応
進行を切り替えるとき・止めるとき
条件に当てはまったら、主進行が切替または停止を伝え、記録担当が変更内容を残す。
段階ごとの切替
場を止める条件
- この兆候を確認若者が断りにくい募集、報復、評価上の不利益を懸念する。その場で行う
募集を止め、独立した相談先と任意性を確認する。
- この兆候を確認個人情報、顔出し、経験開示が暗黙の条件になる。その場で行う
条件を削除し、匿名や非公開の参加方法を用意する。
編集・印刷して使う資料
共通テンプレートで準備を始める
このページでは、進行内容を無料で確認できる。まず共通テンプレートへ目的、参加者、役割、進行、成果物を書き写し、開催条件に合わせた準備に使える。
- 開催前開催概要、参加者向け事前案内、役割表、設営チェック
- 当日当日進行表、読み上げ文、手法カード
- 切替・停止時進行の切替案、停止条件、変更記録
- 終了後成果物の保管先記入欄、出典・権利