調整して使える進行例
生徒の案を広げて次の確認へつなぐ
複数の卓で生徒の案を深め、案を無言で書き足し、確認する優先案を選ぶ。
この場で決められること
結果を、どこまで決定として扱うか
追加確認する案と担当候補を決める。採用、予算、成績評価は学校の正式手続へ渡す。
この場では決めないこと
別の進め方を選ぶ条件
- 発案者を評価しない。
- 人気投票だけで採用を決めない。
- 参加を成績に結び付けない。
進行の全体像
180分の流れを確認する
3段階・休憩10分・予備と終了確認31分
- 0–93分段階1 問いを巡って案を深める巡回卓で問いを深める残す:卓別の案、期待、懸念
- 93–116分段階2 発言せず改善案を追加する無言のブレインライティング残す:改善された案と新しい選択肢
- 116–126分休憩10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
- 126–149分段階3 確認する案を選ぶカードで順位をつける残す:優先案、同順位、確認課題
- 149–180分予備・終了確認31分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「優先案、同順位、確認課題」の受取先と次の確認日を確かめる
- 段階1で残す卓別の案、期待、懸念
- 段階2で残す改善された案と新しい選択肢
- 段階3で残す優先案、同順位、確認課題
開催前
決めることと、用意するもの
判断の前提をそろえてから、道具と会場を準備する。
- 01問いと範囲
複数の卓で生徒の案を深め、案を無言で書き足し、確認する優先案を選ぶ。 開始前に、扱う対象と期間を一文で示す。
- 02この場で決めること
追加確認する案と担当候補を決める。採用、予算、成績評価は学校の正式手続へ渡す。
- 03成果物の受取先
終了時の「優先案、同順位、確認課題」を記録担当が保管し、次に調べる案と理由を示す。
- 04参加と情報の境界
通過、休憩、退出を選べることを伝え、個人情報、機密、属性評価を記録面へ出さない。参加者支援を別に置く。
- 05運営体制
主進行、記録担当、計時、参加者支援を開始前に割り当て、切替と停止を誰が宣言するか確認する。
- 06次の確認
「優先案、同順位、確認課題」の見直し日、閲覧者、次に判断する責任者を決める。
道具を確認する 15件
付箋、A4コピー用紙、濃い色の太字ペン、マスキングテープ。全体で共有する進行では、模造紙またはホワイトボードも用意する。
「カード」「札」「票」は専用品を買わず、付箋かA4コピー用紙を切って作る。「開催前に集める資料」は省かず、「開催条件に合わせて選ぶもの」は必要な機能を日用品や会場備品で満たす。同じ紙道具をまとめた。各項目では、数量と事前に書く内容を確認する。
共通の道具
普段使う文具をそのまま使う・4件
- 太字ペン
- 用意する形
- 濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
- 数量
- 1卓3本
- 作り方・書く内容
- インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
- 選択点
- 用意する形
- ペンで付ける印。匿名性や移動が必要な場合だけ丸シールを使う
- 数量
- 1人2点
- 作り方・書く内容
- 基本はペンで印を付ける。貼り替えや匿名回収が必要な場合だけ丸シールを人数分に分ける。
- 筆記具
- 用意する形
- 濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
- 数量
- 1人1本
- 作り方・書く内容
- インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
- 太字ペン
- 用意する形
- 濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
- 数量
- 1組2本
- 作り方・書く内容
- インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
手書きで作るシート
付箋、A4コピー用紙、模造紙から作る・8件
- 各卓で扱う共通の問い
- 用意する形
- A4コピー用紙
- 数量
- 1卓1枚
- 作り方・書く内容
- 全卓で扱う同じ問いを一文で大きく書く。答えを誘導する例や固有名詞は入れず、卓番号を右上へ添える。
- 出典図を使わない自作卓紙
- 用意する形
- A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
- 数量
- 1卓1枚
- 作り方・書く内容
- 上部に「出典図を使わない自作卓紙」と書く。付箋や紙片を並べても重ならない余白を取り、全体共有では離れた場所から読める文字にする。
- 参加方法を選ぶカード
- 用意する形
- A4コピー用紙を切り分けた紙片5枚
- 数量
- 1人1組
- 作り方・書く内容
- 「移動する」「定位置に残る」「口述する」「図で記入する」「今回は通過する」を一枚ずつ書き、一人一組にする。
- 案カード
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1人5枚
- 作り方・書く内容
- 専用品は購入せず、紙片の上部に「案」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。 一枚には一案だけを書く。
- 無記名の案を似た対象と作用でまとめる面
- 用意する形
- A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
- 数量
- 各組1枚+全体統合用1枚
- 作り方・書く内容
- 上部に今回の問いを書く。投函された全案を最初は分けずに広げ、近い案を束ねた後に、各束へ対象と動作が分かる分類名を書く。下部に選択点の多い上位二束を残す欄を作る。
- 選択肢カード
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1組1式・最大12件
- 作り方・書く内容
- 専用品は購入せず、紙片の上部に「選択肢」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
- 順位基準カード
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1組1枚
- 作り方・書く内容
- 専用品は購入せず、紙片の上部に「順位基準」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
- 選択肢の順位と保留を分けて残す表
- 用意する形
- A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
- 数量
- 1組1枚
- 作り方・書く内容
- 作業面を「最終的な順序」、「同順位」、「判断を保留するもの」、「必須条件を満たさないもの」の4欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
開催前に集める資料
この進行の入力として必ずそろえる・1件
- 当日の安全と記録の扱いを確認する案内
- 用意する形
- A4コピー用紙または同内容の閲覧用データ
- 数量
- 全体1枚
- 作り方・書く内容
- 「安全責任者」、「予備担当」、「当日の連絡先」、「記録を誰へどこまで渡すか」、「相談窓口」を、初めて読む人にも分かる言葉で記す。作成日、確認した担当、質問先を添え、配付する場合は拡大文字版または閲覧用データも同じ内容で用意する。
開催条件に合わせて選ぶもの
必要な機能を日用品や会場備品で代替できるか確認する・2件
- 機微情報を共有面から分ける個人メモと封筒
- 用意する形
- A4コピー用紙1枚と、内容が透けない手持ちの封筒1通
- 数量
- 1人につき各1枚・1通
- 作り方・書く内容
- メモは無地のまま一人一枚渡す。封筒の表には個人名や内容を書かず、本人が持ち帰るか、氏名を示した担当者へ封をして渡すかを選べるようにする。
- 無言投函トレー
- 用意する形
- 手持ちの不透明封筒、空き箱、または机上をマスキングテープで囲んだ投函欄
- 数量
- 各組1個
- 作り方・書く内容
- 投函内容を他の参加者から読まれない向きで置く。専用トレーを購入する必要はない。
会場の設えを確認する 8件
- 問い、守秘範囲、三巡の移動順、定位置参加、通過、記録閲覧者を掲示する
- 機微情報は共有卓紙へ書かず、一人一枚の専用メモだけを使い、本人が持ち帰るか氏名を示した担当者一人へ封筒で渡すか選べると掲示する
- 安全責任者と予備担当、当日の連絡手段、記録を渡す相手と範囲、共有面へ誤記した紙を回収・裁断する手順を掲示する
- 3〜6人組(人数差1人以内)
- 互いの記入を覗かない各組作業卓(各組1卓)
- 全案投函後に開くトレー(各組1個)
- 各組上位案を置く全体統合面(1面)
- 全カードを一列または上位群へ動かせる机
当日
進行譜に沿って進める
時間は開始からの経過時間で示す。各段階を「確認する、実施する、渡す」の順に追う。
- 0–93分担当主進行記録担当参加者支援手法 0–90分引継ぎ 90–93分
- 1確認する
主進行が、役割、終了時刻、終了時に残す成果物を参加者へ共有する
- 2実施する
- テーマごとに問いを置き、参加者が卓を移りながら案、期待、懸念を追記する。
- 前の記録を尊重しつつ、異なる意見も上書きせず残す。
- 3渡す
この段階で残す卓別の案、期待、懸念
卓別の案を無言の追記作業へ渡す。
- 1
- 93–116分担当主進行記録担当参加者支援手法 93–113分引継ぎ 113–116分
- 1確認する
主進行が、前段階の「卓別の案、期待、懸念」がそろっていることを確認する
- 2実施する
- 卓別記録を読み、改善、組み合わせ、別案を一件一枚で書く。
- 似た内容を束ねても、異なる理由は別に残す。
- 3渡す
この段階で残す改善された案と新しい選択肢
比較できる案カードを順位づけへ渡す。
- 1
- 116–126分 休憩 10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
- 126–149分担当主進行記録担当参加者支援手法 126–146分引継ぎ 146–149分
- 1確認する
主進行が、前段階の「改善された案と新しい選択肢」がそろっていることを確認する
- 2実施する
- 学びへの寄与、安全、実行可能性の基準で案カードを並べる。
- 情報不足や同順位を無理に解消せず、追加確認を記す。
- 3渡す
この段階で残す優先案、同順位、確認課題
案、順位、確認課題を生徒代表と学校責任者へ渡す。
- 1
- 149–180分 予備・終了確認 31分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「優先案、同順位、確認課題」の受取先と次の確認日を確かめる
運営体制
役割と担当時間
- 主進行
- 担当すること「生徒の案を広げて次の確認へつなぐ」の目的と扱わない範囲を守り、段階の開始と終了を伝える担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
- 記録担当
- 担当すること卓別の案、期待、懸念、改善された案と新しい選択肢、優先案、同順位、確認課題を段階ごとに記録し、終了時に受取先へ渡す担当する時間開始前の記録面準備から終了後の保管まで担当段階 1・2・3
- 計時
- 担当すること各段階の終了3分前と、休憩・予備時間への切替を主進行へ知らせる担当する時間全段階の開始時と終了3分前担当段階
- 参加者支援
- 担当すること通過、休憩、退出、個別確認の申し出を受け、再開の可否を主進行と判断する担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
受け渡し
成果物と保管担当
- 卓別の案、期待、懸念
- 使い道複数の視点を受けた案にする。保管担当記録担当
- 改善された案と新しい選択肢
- 使い道発言量に左右されず不足を補う。保管担当記録担当
- 優先案、同順位、確認課題
- 使い道次に調べる案と理由を示す。保管担当記録担当
例外対応
進行を切り替えるとき・止めるとき
条件に当てはまったら、主進行が切替または停止を伝え、記録担当が変更内容を残す。
段階ごとの切替
場を止める条件
- この兆候を確認生徒の案や発言が成績、素行、進路評価に使われる。その場で行う
記録利用を止め、目的外利用を禁止する。
- この兆候を確認安全、法令、個人情報の未確認事項がある案を採用扱いする。その場で行う
確認候補へ戻し、正式審査へ渡す。
編集・印刷して使う資料
共通テンプレートで準備を始める
このページでは、進行内容を無料で確認できる。まず共通テンプレートへ目的、参加者、役割、進行、成果物を書き写し、開催条件に合わせた準備に使える。
- 開催前開催概要、参加者向け事前案内、役割表、設営チェック
- 当日当日進行表、読み上げ文、手法カード
- 切替・停止時進行の切替案、停止条件、変更記録
- 終了後成果物の保管先記入欄、出典・権利