調整して使える進行例
学校と地域で協働する活動案を作る
学校、地域、保護者の見方を持ち寄り、試行できる協働活動を決める。
この場で決められること
結果を、どこまで決定として扱うか
小規模な活動案と担当候補を提案する。学校の正式決定、児童生徒の参加同意、個人情報利用は別に確認する。
この場では決めないこと
別の進め方を選ぶ条件
- 児童生徒の意向を大人だけで代弁しない。
- 参加を成績や評価へ結び付けない。
- 学校規程や安全手順を省略しない。
進行の全体像
225分の流れを確認する
3段階・休憩10分・予備と終了確認31分
- 0–63分段階1 学校と地域の課題認識をそろえる学校と地域の解決案づくり残す:関係者別の期待・懸念・資源
- 63–156分段階2 複数の問いから活動案を深める巡回卓で問いを深める残す:卓別の活動案と条件
- 156–166分休憩10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
- 166–194分段階3 最初の確認行動を決める最小約束の連鎖残す:担当と期限のある最小行動
- 194–225分予備・終了確認31分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「担当と期限のある最小行動」の受取先と次の確認日を確かめる
- 段階1で残す関係者別の期待・懸念・資源
- 段階2で残す卓別の活動案と条件
- 段階3で残す担当と期限のある最小行動
開催前
決めることと、用意するもの
判断の前提をそろえてから、道具と会場を準備する。
- 01問いと範囲
学校、地域、保護者の見方を持ち寄り、試行できる協働活動を決める。 開始前に、扱う対象と期間を一文で示す。
- 02この場で決めること
小規模な活動案と担当候補を提案する。学校の正式決定、児童生徒の参加同意、個人情報利用は別に確認する。
- 03成果物の受取先
終了時の「担当と期限のある最小行動」を記録担当が保管し、正式決定前に必要な確認を進める。
- 04参加と情報の境界
通過、休憩、退出を選べることを伝え、個人情報、機密、属性評価を記録面へ出さない。参加者支援を別に置く。
- 05運営体制
主進行、記録担当、計時、参加者支援を開始前に割り当て、切替と停止を誰が宣言するか確認する。
- 06次の確認
「担当と期限のある最小行動」の見直し日、閲覧者、次に判断する責任者を決める。
道具を確認する 15件
付箋、A4コピー用紙、濃い色の太字ペン、マスキングテープ。全体で共有する進行では、模造紙またはホワイトボードも用意する。
「カード」「札」「票」は専用品を買わず、付箋かA4コピー用紙を切って作る。「開催前に集める資料」は省かず、「開催条件に合わせて選ぶもの」は必要な機能を日用品や会場備品で満たす。同じ紙道具をまとめた。各項目では、数量と事前に書く内容を確認する。
共通の道具
普段使う文具をそのまま使う・5件
- 意見・根拠・役割・要確認を分ける付箋
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1人につき各3枚
- 作り方・書く内容
- 付箋または紙片の上部に「意見」「根拠」「役割」「要確認」のいずれかを書く。四色をそろえる必要はなく、同じ色でも文字の見出しで区別する。各種類を一人三枚ずつ用意する。
- 太字ペン
- 用意する形
- 濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
- 数量
- 1組2本
- 作り方・書く内容
- インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
- 太字ペン
- 用意する形
- 濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
- 数量
- 1卓3本
- 作り方・書く内容
- インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
- 接続テープ
- 用意する形
- 弱粘着のマスキングテープ
- 数量
- 各組1巻
- 作り方・書く内容
- 床や壁の目立たない場所で剥がせることを確認する。端を浮かせず、通路を塞がない。
- 濃色の筆記具
- 用意する形
- 濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
- 数量
- 1人1本
- 作り方・書く内容
- インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
手書きで作るシート
付箋、A4コピー用紙、模造紙から作る・7件
- 提案候補と次に確認することを残す共有面
- 用意する形
- 模造紙またはホワイトボード
- 数量
- 1組1枚
- 作り方・書く内容
- 作業面を「提案候補」、「根拠」、「不在者へ確認すること」、「次に対話する日・参加する立場」の4欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
- 参加方法を選ぶカード
- 用意する形
- A4コピー用紙を4つ切りにした紙片4枚
- 数量
- 1人1組
- 作り方・書く内容
- 「口述」「図で記入」「匿名で提出」「今回は通過」を一枚ずつ書き、一人一組にする。本人が使う方法を選べる位置へ置く。
- 各卓で扱う共通の問い
- 用意する形
- A4コピー用紙
- 数量
- 1卓1枚
- 作り方・書く内容
- 全卓で扱う同じ問いを一文で大きく書く。答えを誘導する例や固有名詞は入れず、卓番号を右上へ添える。
- 出典図を使わない自作卓紙
- 用意する形
- A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
- 数量
- 1卓1枚
- 作り方・書く内容
- 上部に「出典図を使わない自作卓紙」と書く。付箋や紙片を並べても重ならない余白を取り、全体共有では離れた場所から読める文字にする。
- 参加方法を選ぶカード
- 用意する形
- A4コピー用紙を切り分けた紙片5枚
- 数量
- 1人1組
- 作り方・書く内容
- 「移動する」「定位置に残る」「口述する」「図で記入する」「今回は通過する」を一枚ずつ書き、一人一組にする。
- 行動カード
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1人4枚
- 作り方・書く内容
- 専用品は購入せず、紙片の上部に「行動」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
- 鎖を並べる掲示紙
- 用意する形
- 模造紙またはホワイトボード
- 数量
- 各組1枚
- 作り方・書く内容
- 上部に「鎖を並べる掲示紙」と書く。付箋や紙片を並べても重ならない余白を取り、全体共有では離れた場所から読める文字にする。
開催前に集める資料
この進行の入力として必ずそろえる・2件
- 出典日と未確認点を記した背景資料
- 用意する形
- A4コピー用紙または同内容の閲覧用データ
- 数量
- 1人1部
- 作り方・書く内容
- 内容、作成日、確認した担当を明記する。配付する場合は、拡大文字版または閲覧用データも同じ内容で用意する。
- 当日の安全と記録の扱いを確認する案内
- 用意する形
- A4コピー用紙または同内容の閲覧用データ
- 数量
- 全体1枚
- 作り方・書く内容
- 「安全責任者」、「予備担当」、「当日の連絡先」、「記録を誰へどこまで渡すか」、「相談窓口」を、初めて読む人にも分かる言葉で記す。作成日、確認した担当、質問先を添え、配付する場合は拡大文字版または閲覧用データも同じ内容で用意する。
開催条件に合わせて選ぶもの
必要な機能を日用品や会場備品で代替できるか確認する・1件
- 機微情報を共有面から分ける個人メモと封筒
- 用意する形
- A4コピー用紙1枚と、内容が透けない手持ちの封筒1通
- 数量
- 1人につき各1枚・1通
- 作り方・書く内容
- メモは無地のまま一人一枚渡す。封筒の表には個人名や内容を書かず、本人が持ち帰るか、氏名を示した担当者へ封をして渡すかを選べるようにする。
会場の設えを確認する 8件
- 開催理由、参加する立場、背景資料の出典日、この場で決めない事項、学校の相談・安全手順を掲示する
- 機微情報は共有面へ書かず、一人一枚の専用メモだけを使い、本人が持ち帰るか学校が氏名を示した担当者一人へ封筒で渡すか選べると掲示する
- 共有面へ誤記した紙は直ちに回収して裁断し、学校の相談・安全手順へつなぐと掲示する
- 問い、守秘範囲、三巡の移動順、定位置参加、通過、記録閲覧者を掲示する
- 機微情報は共有卓紙へ書かず、一人一枚の専用メモだけを使い、本人が持ち帰るか氏名を示した担当者一人へ封筒で渡すか選べると掲示する
- 安全責任者と予備担当、当日の連絡手段、記録を渡す相手と範囲、共有面へ誤記した紙を回収・裁断する手順を掲示する
- 2〜4人で向かい合う島卓(各組1卓・対応人数内で1〜4卓)
- 各組が行動カードを横一列に貼れる壁面または机(各組1面)
当日
進行譜に沿って進める
時間は開始からの経過時間で示す。各段階を「確認する、実施する、渡す」の順に追う。
- 0–63分担当主進行記録担当参加者支援手法 0–60分引継ぎ 60–63分
- 1確認する
主進行が、役割、終了時刻、終了時に残す成果物を参加者へ共有する
- 2実施する
- 学校、地域、保護者、児童生徒の視点から期待、懸念、利用できる資源を書く。
- 欠席する立場の意向は推測と明記し、確認方法を置く。
- 3渡す
この段階で残す関係者別の期待・懸念・資源
問いと条件を、複数の問いから活動案を深める段階へ渡す。
- 1
- 63–156分担当主進行記録担当参加者支援手法 63–153分引継ぎ 153–156分
- 1確認する
主進行が、前段階の「関係者別の期待・懸念・資源」がそろっていることを確認する
- 2実施する
- 目的、安全、参加方法、地域資源の問いを卓ごとに置く。
- 参加者が卓を移り、前の記録を読みながら具体案と注意点を追記する。
- 3渡す
この段階で残す卓別の活動案と条件
権限内で試せる行動を最小の約束へ渡す。
- 1
- 156–166分 休憩 10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
- 166–194分担当主進行記録担当参加者支援手法 166–191分引継ぎ 191–194分
- 1確認する
主進行が、前段階の「卓別の活動案と条件」がそろっていることを確認する
- 2実施する
- 追加予算や正式承認の前にできる確認行動を一件選ぶ。
- 担当、期限、確認相手、完了の証拠を記す。
- 3渡す
この段階で残す担当と期限のある最小行動
活動案、注意点、最小行動を学校と地域の責任者へ渡す。
- 1
- 194–225分 予備・終了確認 31分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「担当と期限のある最小行動」の受取先と次の確認日を確かめる
運営体制
役割と担当時間
- 主進行
- 担当すること「学校と地域で協働する活動案を作る」の目的と扱わない範囲を守り、段階の開始と終了を伝える担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
- 記録担当
- 担当すること関係者別の期待・懸念・資源、卓別の活動案と条件、担当と期限のある最小行動を段階ごとに記録し、終了時に受取先へ渡す担当する時間開始前の記録面準備から終了後の保管まで担当段階 1・2・3
- 計時
- 担当すること各段階の終了3分前と、休憩・予備時間への切替を主進行へ知らせる担当する時間全段階の開始時と終了3分前担当段階
- 参加者支援
- 担当すること通過、休憩、退出、個別確認の申し出を受け、再開の可否を主進行と判断する担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
受け渡し
成果物と保管担当
- 関係者別の期待・懸念・資源
- 使い道協働活動が満たす条件を明らかにする。保管担当記録担当
- 卓別の活動案と条件
- 使い道異なる立場の追記を受けた案にする。保管担当記録担当
- 担当と期限のある最小行動
- 使い道正式決定前に必要な確認を進める。保管担当記録担当
例外対応
進行を切り替えるとき・止めるとき
条件に当てはまったら、主進行が切替または停止を伝え、記録担当が変更内容を残す。
段階ごとの切替
場を止める条件
- この兆候を確認児童生徒の安全、同意、個人情報に未確認事項がある。その場で行う
実施判断を止め、学校の正式手続へ渡す。
- この兆候を確認参加しない選択が不利益や評価に結び付く。その場で行う
募集設計を停止し、任意性と代替手段を確認する。
編集・印刷して使う資料
共通テンプレートで準備を始める
このページでは、進行内容を無料で確認できる。まず共通テンプレートへ目的、参加者、役割、進行、成果物を書き写し、開催条件に合わせた準備に使える。
- 開催前開催概要、参加者向け事前案内、役割表、設営チェック
- 当日当日進行表、読み上げ文、手法カード
- 切替・停止時進行の切替案、停止条件、変更記録
- 終了後成果物の保管先記入欄、出典・権利