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調整して使える進行例

不確実な戦略案を、撤回できる選択肢に変える

複数の外部状況で戦略案を検討し、根拠不足と撤退条件を明確にする。

方針・優先順位優先順位を決める6–20人計225分対面
終了時に残るもの四つのシナリオ、根拠不足一覧、試して戻せる選択肢の比較表

この場で決められること

結果を、どこまで決定として扱うか

試行候補、必要証拠、戻る条件を提案する。大型投資や規制判断は正式審査へ渡す。

この場では決めないこと

別の進め方を選ぶ条件

  • 将来確率を断定しない。
  • 不可逆投資を承認しない。
  • 規制適合を判断しない。

進行の全体像

225分の流れを確認する

3段階・休憩10分・予備と終了確認31分

  1. 0–123分段階1 異なる外部状況を作るシナリオ・マトリクス残す:四つのシナリオ
  2. 123–156分段階2 根拠の不足を分ける根拠の穴板残す:根拠不足一覧
  3. 156–166分休憩10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
  4. 166–194分段階3 試行と撤退条件を決める戻せる選択板残す:試して戻せる選択肢の比較表
  5. 194–225分予備・終了確認31分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「試して戻せる選択肢の比較表」の受取先と次の確認日を確かめる
  1. 段階1で残す四つのシナリオ
  2. 段階2で残す根拠不足一覧
  3. 段階3で残す試して戻せる選択肢の比較表

開催前

決めることと、用意するもの

判断の前提をそろえてから、道具と会場を準備する。

  1. 01
    問いと範囲

    複数の外部状況で戦略案を検討し、根拠不足と撤退条件を明確にする。 開始前に、扱う対象と期間を一文で示す。

  2. 02
    この場で決めること

    試行候補、必要証拠、戻る条件を提案する。大型投資や規制判断は正式審査へ渡す。

  3. 03
    成果物の受取先

    終了時の「試して戻せる選択肢の比較表」を記録担当が保管し、試行範囲、観察指標、戻る条件を意思決定者へ示す。

  4. 04
    参加と情報の境界

    通過、休憩、退出を選べることを伝え、個人情報、機密、属性評価を記録面へ出さない。参加者支援を別に置く。

  5. 05
    運営体制

    主進行、記録担当、計時、参加者支援を開始前に割り当て、切替と停止を誰が宣言するか確認する。

  6. 06
    次の確認

    「試して戻せる選択肢の比較表」の見直し日、閲覧者、次に判断する責任者を決める。

運営役割主進行記録担当計時参加者支援
道具を確認する 13件
まず用意する基本セット

付箋、A4コピー用紙、濃い色の太字ペン、マスキングテープ。全体で共有する進行では、模造紙またはホワイトボードも用意する。

「カード」「札」「票」は専用品を買わず、付箋かA4コピー用紙を切って作る。「開催前に集める資料」は省かず、「開催条件に合わせて選ぶもの」は必要な機能を日用品や会場備品で満たす。

同じ紙道具をまとめた。各項目では、数量と事前に書く内容を確認する。

共通の道具

普段使う文具をそのまま使う・4件

  1. 筆記具
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
  2. 判断項目付箋
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人4枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「判断項目」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  3. 筆記具
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
  4. 選択付箋
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人3枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「選択」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。

手書きで作るシート

付箋、A4コピー用紙、模造紙から作る・9件

  1. 不確実性札
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人6枚
    作り方・書く内容
    中央に先行きが定まらない要因を書き、その下を「一方の端で観察できる状態」と「反対側の端で観察できる状態」の両端欄に分ける。良い・悪いではなく、実際に見分けられる状態を書く。
  2. 二つの不確実性から四つの未来を作る面
    用意する形
    模造紙またはホワイトボード
    数量
    1組1枚
    作り方・書く内容
    中央で交わる縦軸と横軸を引く。横軸の両端へ選んだ不確実性Aの両極、縦軸の両端へ不確実性Bの両極を書く。四つの区画へ未来の説明と兆候を置ける余白を取る。
  3. 四つの未来で暮らし・判断・資源がどう変わるかを書く付箋
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1組12枚
    作り方・書く内容
    四つの未来それぞれに「暮らし」「判断」「資源」を一枚ずつ、計12枚作る。上部にどの未来と観点かを書き、その下へ観察できる具体的な状態を一件だけ書く。
  4. 反証票
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1組4枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「反証」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  5. 兆候票
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1組4枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「兆候」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  6. 根拠が不足している点の確認表
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    各組1枚+全体統合用1枚
    作り方・書く内容
    確認したい主張ごとに「分かっていること」「不足している根拠」「確認先」「期限」の欄を作る。
  7. 根拠種別札
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    各組4枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「根拠種別」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  8. 選択肢の戻しやすさと費用を比べる面
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    各組1枚+全体統合用1枚
    作り方・書く内容
    縦軸に「戻しやすさ」、横軸に「元へ戻す費用」を書き、各軸の両端に高い・低いを示す。選択肢を置き、試行期限と撤退条件を追記できる余白を取る。
  9. 試行期限札
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    選択1件につき1枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「試行期限」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
会場の設えを確認する 9件
  • 3〜5人組(各組3人以上)
  • 二軸十字シートを置く島卓(1組1卓)
  • 四未来の兆候票を集める全体面(1面)
  • 根拠ありと根拠不足を区切り線なしで隣り合わせに置く面(各組1面)
  • 今回は不要の項目だけを面の外へ避ける余白(各組1面の三割)
  • 決定期限の近い不足から順に並べる壁面(1面)
  • 戻しやすさを縦、戻す費用を横にとる二次元の面(各組1面・目盛りは引かない)
  • 試す順に並べ直す帯を下辺へ沿わせる余白(各組1面・幅10cm以上)
  • 試行期限を週ごとに並べて偏りが見える壁面(1面)

当日

進行譜に沿って進める

時間は開始からの経過時間で示す。各段階を「確認する、実施する、渡す」の順に追う。

  1. 0123

    段階 1

    異なる外部状況を作る

    シナリオ・マトリクスの詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 0–120分引継ぎ 120–123分
    1. 1
      確認する

      主進行が、役割、終了時刻、終了時に残す成果物を参加者へ共有する

    2. 2
      実施する
      • 影響が大きく不確実な二軸を選び、四つの状況を記述する。
      • 各状況で観察できる兆候を置き、望ましさと予測を分ける。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す四つのシナリオ

      各シナリオで成否を左右する仮説を、根拠不足と確認方法を整理する段階へ渡す。

  2. 123156

    段階 2

    根拠の不足を分ける

    根拠の穴板の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 123–153分引継ぎ 153–156分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「四つのシナリオ」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 戦略案の前提を一件ずつ書き、既知、推測、不明へ分ける。
      • 不明項目には情報源、担当、確認期限を置く。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す根拠不足一覧

      重大な不明項目を、試行範囲と撤退条件を決める段階へ渡す。

  3. 156–166分 休憩 10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
  4. 166194

    段階 3

    試行と撤退条件を決める

    戻せる選択板の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 166–191分引継ぎ 191–194分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「根拠不足一覧」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 選択肢を戻せる、戻しにくいへ分ける。
      • 戻せる案には最小試行と撤退条件を置き、戻しにくい案は専門審査へ送る。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す試して戻せる選択肢の比較表

      試して戻せる選択肢の比較表を、戦略決定者と証拠収集担当へ渡す。

  5. 194–225分 予備・終了確認 31分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「試して戻せる選択肢の比較表」の受取先と次の確認日を確かめる

運営体制

役割と担当時間

主進行
担当すること「不確実な戦略案を、撤回できる選択肢に変える」の目的と扱わない範囲を守り、段階の開始と終了を伝える担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
記録担当
担当すること四つのシナリオ、根拠不足一覧、試して戻せる選択肢の比較表を段階ごとに記録し、終了時に受取先へ渡す担当する時間開始前の記録面準備から終了後の保管まで担当段階 1・2・3
計時
担当すること各段階の終了3分前と、休憩・予備時間への切替を主進行へ知らせる担当する時間全段階の開始時と終了3分前担当段階
参加者支援
担当すること通過、休憩、退出、個別確認の申し出を受け、再開の可否を主進行と判断する担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3

受け渡し

成果物と保管担当

四つのシナリオ
使い道戦略案を異なる条件で比較する枠にする。保管担当記録担当
根拠不足一覧
使い道既知、推測、不明、確認方法を戦略案ごとに残す。保管担当記録担当
試して戻せる選択肢の比較表
使い道試行範囲、観察指標、戻る条件を意思決定者へ示す。保管担当記録担当

例外対応

進行を切り替えるとき・止めるとき

条件に当てはまったら、主進行が切替または停止を伝え、記録担当が変更内容を残す。

段階ごとの切替

  1. この兆候を確認不確実な軸が三本以上残る。該当段階の行動を見る

場を止める条件

  1. この兆候を確認損失上限や撤退権限が定まらない。その場で行う

    試行を承認せず、確認事項として記録する。

  2. この兆候を確認法務、財務、安全の専門判断が必要になる。その場で行う

    該当案を場から外し、正式審査へ渡す。

編集・印刷して使う資料

共通テンプレートで準備を始める

このページでは、進行内容を無料で確認できる。まず共通テンプレートへ目的、参加者、役割、進行、成果物を書き写し、開催条件に合わせた準備に使える。

  • 開催前開催概要、参加者向け事前案内、役割表、設営チェック
  • 当日当日進行表、読み上げ文、手法カード
  • 切替・停止時進行の切替案、停止条件、変更記録
  • 終了後成果物の保管先記入欄、出典・権利
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