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調整して使える進行例

実践を振り返り、改善実験を決める

起きたことを短く振り返り、自分で動かせる改善実験と保留論点を残す。

振り返り・学習・知識継承振り返りから改善する5–30人計75分対面
終了時に残るもの振り返り線、改善実験の約束、保留論点一覧

この場で決められること

結果を、どこまで決定として扱うか

チーム内で試す改善実験を決める。個人評価、事故調査、制度変更は別の手続へ渡す。

この場では決めないこと

別の進め方を選ぶ条件

  • 失敗者を探さない。
  • 個人査定に使わない。
  • 一回の経験から因果を断定しない。

進行の全体像

75分の流れを確認する

3段階・休憩0分・予備と終了確認16分

  1. 0–23分段階1 起きたことを時系列に振り返るその場の振り返り線残す:振り返り線
  2. 23–46分段階2 自分で動かせる改善を選ぶ自分で動かせる一五パーセント残す:改善実験の約束
  3. 46–59分段階3 今回扱わない論点を保留する論点の駐車場残す:保留論点一覧
  4. 59–75分予備・終了確認16分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「保留論点一覧」の受取先と次の確認日を確かめる
  1. 段階1で残す振り返り線
  2. 段階2で残す改善実験の約束
  3. 段階3で残す保留論点一覧

開催前

決めることと、用意するもの

判断の前提をそろえてから、道具と会場を準備する。

  1. 01
    問いと範囲

    起きたことを短く振り返り、自分で動かせる改善実験と保留論点を残す。 開始前に、扱う対象と期間を一文で示す。

  2. 02
    この場で決めること

    チーム内で試す改善実験を決める。個人評価、事故調査、制度変更は別の手続へ渡す。

  3. 03
    成果物の受取先

    終了時の「保留論点一覧」を記録担当が保管し、確認先、再開条件、扱わない理由を残す。

  4. 04
    参加と情報の境界

    発話、筆記、通過から参加方法を選べるようにし、個人情報、機密、属性評価を記録面へ出さない。

  5. 05
    運営体制

    主進行、記録担当、計時を開始前に割り当て、切替と停止を誰が宣言するか確認する。

  6. 06
    次の確認

    「保留論点一覧」の見直し日、閲覧者、次に判断する責任者を決める。

運営役割主進行記録担当計時
道具を確認する 11件
まず用意する基本セット

付箋、A4コピー用紙、濃い色の太字ペン、マスキングテープ。全体で共有する進行では、模造紙またはホワイトボードも用意する。

「カード」「札」「票」は専用品を買わず、付箋かA4コピー用紙を切って作る。「開催前に集める資料」は省かず、「開催条件に合わせて選ぶもの」は必要な機能を日用品や会場備品で満たす。

同じ紙道具をまとめた。各項目では、数量と事前に書く内容を確認する。

共通の道具

普段使う文具をそのまま使う・1件

  1. 筆記具
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。

手書きで作るシート

付箋、A4コピー用紙、模造紙から作る・9件

  1. その場で起きた反応を匿名で記す紙片
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人3枚
    作り方・書く内容
    「肯定的な反応」、「困難を感じた反応」、「驚いた反応」を一枚ずつ別の紙へ書き、種類ごとに必要枚数をそろえる。同じ色でも見出しの文字で区別する。 肯定、困難、驚きの三種類を同じ枚数ずつ用意する。
  2. 反応が起きた時点と事実を並べる表
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    各組1枚+全体統合用1枚
    作り方・書く内容
    左から右へ時間の流れを引き、反応が起きた時点と観察した事実を順に置く。下部に「原因についての推測」の別欄を作り、観察事実と推測を混ぜない。
  3. 節目札
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    各組2枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「節目」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  4. 一五パーセントの一手カード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人2枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「一五パーセントの一手」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  5. 本人が選んだ小さな一手を共有する面
    用意する形
    模造紙またはホワイトボード
    数量
    1面
    作り方・書く内容
    作業面を「本人が試す一手」、「試す日」、「後で一緒に振り返る相手」の3欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  6. 小さな一手を試す日を書く付箋
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人1枚
    作り方・書く内容
    本人が選んだ一手、試す日、後で一緒に振り返る相手を書く。本人が持ち帰れるよう一人一枚にする。
  7. 保留論点カード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人2枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「保留論点」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。 論点を追加した人の名前は、本人が希望する場合だけ書く。
  8. 保留した論点の次の扱いを決める表
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    各組1枚+全体統合用1枚
    作り方・書く内容
    作業面を「担当して追う」、「次回の議題へ送る」、「理由を記して破棄する」の3欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  9. 保留した論点の扱いを決める見出し
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    各組3枚
    作り方・書く内容
    「担当して追う」、「次回の議題へ送る」、「理由を記して破棄する」を一枚ずつ別の紙へ書き、種類ごとに必要枚数をそろえる。同じ色でも見出しの文字で区別する。

開催条件に合わせて選ぶもの

必要な機能を日用品や会場備品で代替できるか確認する・1件

  1. 投函箱
    用意する形
    手持ちの不透明封筒または空き箱
    数量
    各組1個
    作り方・書く内容
    投函口だけを開け、回収担当と開封時刻を見出しに書く。専用箱を購入する必要はない。
会場の設えを確認する 9件
  • 5〜10人組(人数差1人以内)
  • 時系列シートと投函箱を置く各組作業卓(各組1卓)
  • 各組の節目を重ねる全体統合面(1面)
  • 二〜四人で向き合える椅子
  • 一手カードを自分だけが読める机上または膝上の場所
  • 助言は依頼された時だけ行うと入口で共有
  • 3〜6人組(人数差1人以内)
  • 三出口シートを置く各組作業卓または壁面(各組に1面)
  • 各組の未処理論点を集める全体統合面(1面)

当日

進行譜に沿って進める

時間は開始からの経過時間で示す。各段階を「確認する、実施する、渡す」の順に追う。

  1. 023

    段階 1

    起きたことを時系列に振り返る

    その場の振り返り線の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当計時
    手法 0–20分引継ぎ 20–23分
    1. 1
      確認する

      主進行が、役割、終了時刻、終了時に残す成果物を参加者へ共有する

    2. 2
      実施する
      • 対象期間の出来事を時系列に置く。
      • 評価より先に観察事実を書き、繰り返した出来事と転機へ印を付ける。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す振り返り線

      繰り返した出来事を改善行動の問いへ渡す。

  2. 2346
    担当主進行記録担当計時
    手法 23–43分引継ぎ 43–46分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「振り返り線」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 追加権限や追加予算なしで変えられる行動を書く。
      • 各自が一件選び、始める日と変化を確認する方法を決める。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す改善実験の約束

      担当が付いた実験を残し、付かない論点を保留へ渡す。

  3. 4659

    段階 3

    今回扱わない論点を保留する

    論点の駐車場の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当計時
    手法 46–56分引継ぎ 56–59分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「改善実験の約束」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 時間内に扱えない論点を一件ずつ保留欄へ移す。
      • 確認先と次に扱う条件を付け、単なる放置と意図した保留を分ける。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す保留論点一覧

      実験一覧を担当者へ、保留論点を次回主催者へ渡す。

  4. 59–75分 予備・終了確認 16分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「保留論点一覧」の受取先と次の確認日を確かめる

運営体制

役割と担当時間

主進行
担当すること「実践を振り返り、改善実験を決める」の目的と扱わない範囲を守り、段階の開始と終了を伝える担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
記録担当
担当すること振り返り線、改善実験の約束、保留論点一覧を段階ごとに記録し、終了時に受取先へ渡す担当する時間開始前の記録面準備から終了後の保管まで担当段階 1・2・3
計時
担当すること各段階の終了3分前と、休憩・予備時間への切替を主進行へ知らせる担当する時間全段階の開始時と終了3分前担当段階 1・2・3

受け渡し

成果物と保管担当

振り返り線
使い道出来事、反応、転機を共通の時間軸にする。保管担当記録担当
改善実験の約束
使い道担当、開始日、観察方法を持つ行動にする。保管担当記録担当
保留論点一覧
使い道確認先、再開条件、扱わない理由を残す。保管担当記録担当

例外対応

進行を切り替えるとき・止めるとき

条件に当てはまったら、主進行が切替または停止を伝え、記録担当が変更内容を残す。

段階ごとの切替

  1. この兆候を確認出来事が三件未満しか出ない。該当段階の行動を見る

場を止める条件

  1. この兆候を確認個人名を使った能力・態度評価が始まる。その場で行う

    発言を止め、観察できる出来事と仕組みへ戻す。

  2. この兆候を確認重大事故、不正、ハラスメントの事実認定が必要になる。その場で行う

    振り返りを止め、正式調査へ渡す。

編集・印刷して使う資料

共通テンプレートで準備を始める

このページでは、進行内容を無料で確認できる。まず共通テンプレートへ目的、参加者、役割、進行、成果物を書き写し、開催条件に合わせた準備に使える。

  • 開催前開催概要、参加者向け事前案内、役割表、設営チェック
  • 当日当日進行表、読み上げ文、手法カード
  • 切替・停止時進行の切替案、停止条件、変更記録
  • 終了後成果物の保管先記入欄、出典・権利
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