調整して使える進行例
事業を「続ける・止める・育てる」に分ける
活動全体を循環で捉え、継続、終了、再設計の判断候補を作る。
この場で決められること
結果を、どこまで決定として扱うか
事業の扱いと再検討条件を提案する。雇用、契約、会計処理は別の正式手続へ渡す。
この場では決めないこと
別の進め方を選ぶ条件
- 担当者の能力評価をしない。
- 未確認の財務数値で廃止を決めない。
- 法定事業を場だけで終了しない。
進行の全体像
195分の流れを確認する
3段階・休憩10分・予備と終了確認26分
- 0–93分段階1 活動の現在地を循環へ置く活動の生態循環残す:活動ポートフォリオ図
- 93–126分段階2 扱いを三分類する止める・始める・続ける残す:継続・停止・育成候補表
- 126–136分休憩10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
- 136–169分段階3 未決の再検討条件を決める決定の負債台帳残す:事業見直し台帳
- 169–195分予備・終了確認26分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「事業見直し台帳」の受取先と次の確認日を確かめる
- 段階1で残す活動ポートフォリオ図
- 段階2で残す継続・停止・育成候補表
- 段階3で残す事業見直し台帳
開催前
決めることと、用意するもの
判断の前提をそろえてから、道具と会場を準備する。
- 01問いと範囲
活動全体を循環で捉え、継続、終了、再設計の判断候補を作る。 開始前に、扱う対象と期間を一文で示す。
- 02この場で決めること
事業の扱いと再検討条件を提案する。雇用、契約、会計処理は別の正式手続へ渡す。
- 03成果物の受取先
終了時の「事業見直し台帳」を記録担当が保管し、不足情報、担当、見直し日、待つ損失を管理する。
- 04参加と情報の境界
通過、休憩、退出を選べることを伝え、個人情報、機密、属性評価を記録面へ出さない。参加者支援を別に置く。
- 05運営体制
主進行、記録担当、計時、参加者支援を開始前に割り当て、切替と停止を誰が宣言するか確認する。
- 06次の確認
「事業見直し台帳」の見直し日、閲覧者、次に判断する責任者を決める。
道具を確認する 13件
付箋、A4コピー用紙、濃い色の太字ペン、マスキングテープ。全体で共有する進行では、模造紙またはホワイトボードも用意する。
「カード」「札」「票」は専用品を買わず、付箋かA4コピー用紙を切って作る。「開催前に集める資料」は省かず、「開催条件に合わせて選ぶもの」は必要な機能を日用品や会場備品で満たす。同じ紙道具をまとめた。各項目では、数量と事前に書く内容を確認する。
共通の道具
普段使う文具をそのまま使う・4件
- 筆記具
- 用意する形
- 濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
- 数量
- 1人1本
- 作り方・書く内容
- インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
- 付箋
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1人9枚目安
- 作り方・書く内容
- 付箋または紙片の上部に「始める」「やめる」「続ける」のいずれかを書く。三色をそろえる必要はなく、同じ色でも列名の文字で区別する。
- 保留決定を一件ずつ書く付箋
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1人4枚
- 作り方・書く内容
- 専用品は購入せず、紙片の上部に「保留決定を一件ずつ書く」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
- 筆記具
- 用意する形
- 濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
- 数量
- 1人1本
- 作り方・書く内容
- インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
手書きで作るシート
付箋、A4コピー用紙、模造紙から作る・9件
- 循環軌道紙
- 用意する形
- 模造紙またはホワイトボード
- 数量
- 1組1枚
- 作り方・書く内容
- 模造紙またはホワイトボードへ「誕生」「成熟」「手放し」「更新」の順で円を描き、活動を置ける余白を取る。
- 活動札
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1人6枚
- 作り方・書く内容
- 上部に「活動」と書き、その下に「資源量」の記入欄を作る。一枚に一件を書ける余白を取る。
- 活動が循環しない理由を示す輪
- 用意する形
- ペンで描く二種類の囲み。動かして使う場合はA4コピー用紙を細長く切った紙片
- 数量
- 1組2枚
- 作り方・書く内容
- 「硬直して手放せない」、「資源が不足して始められない」を一枚ずつ別の紙へ書き、種類ごとに必要枚数をそろえる。同じ色でも見出しの文字で区別する。
- 行動札
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1組4枚
- 作り方・書く内容
- 一枚の用紙に「担当」、「期限」の欄を作る。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
- 全体行動面
- 用意する形
- 模造紙またはホワイトボード
- 数量
- 全体1枚
- 作り方・書く内容
- 上部に「全体行動面」と書き、その下に「組番号」の記入欄を作る。一枚に一件を書ける余白を取る。
- 次の周期の行動を三つに分ける表
- 用意する形
- A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
- 数量
- 各組1枚+全体統合用1枚
- 作り方・書く内容
- 作業面を「始める」、「やめる」、「続ける」の3欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
- 担当と期限を書く記録欄
- 用意する形
- A4コピー用紙
- 数量
- 全体1枚
- 作り方・書く内容
- 「始める」「やめる」「続ける」の各列に一つずつ、選んだ行動・担当・期限を書く欄を作る。三欄を同じ大きさにする。
- 保留中の判断を見直す表
- 用意する形
- A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
- 数量
- 各組1枚+全体統合用1枚
- 作り方・書く内容
- 作業面を「保留した判断」、「保留中に失うもの」、「再開に必要な情報」、「再開を判断できる状態」、「今後の扱い」、「情報を集める担当」、「見直し日」の7欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
- 保留した判断の見直し日を書く付箋
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 保留1件につき1枚
- 作り方・書く内容
- 「見直し日」「それまでに確認する情報」「確認担当」を書き、対応する保留事項の横へ貼る。
会場の設えを確認する 9件
- 3〜6人ずつ、人数差一人以内になるよう組を作る
- 各組へ循環軌道紙1枚と滞留輪2枚
- 全組の行動札を集める全体行動面(1面)
- 各組作業面(各組に1面・三列シートを囲める広さ)
- 各組の候補を集める全体統合面(1面・三列)
- 付箋を並べ替える余白(各列15枚以上)
- 保留した時点の古い順に上から並べる縦長の面(各組1面・縦60cm以上)
- 決める・待つ・撤回するの三区画を引く卓上面(各組1面)
- 見直し日の近い順に並べ替える壁面(1面)
当日
進行譜に沿って進める
時間は開始からの経過時間で示す。各段階を「確認する、実施する、渡す」の順に追う。
- 0–93分担当主進行記録担当参加者支援手法 0–90分引継ぎ 90–93分
- 1確認する
主進行が、役割、終了時刻、終了時に残す成果物を参加者へ共有する
- 2実施する
- 活動を一件ずつカードへ書き、生態循環の位置へ置く。
- 続けているが価値が下がった活動と、資源不足で育てられない活動を根拠とともに明示する。
- 3渡す
この段階で残す活動ポートフォリオ図
停滞している活動と判断が割れた活動を、今後の扱いを三つに分ける段階へ渡す。
- 1
- 93–126分担当主進行記録担当参加者支援手法 93–123分引継ぎ 123–126分
- 1確認する
主進行が、前段階の「活動ポートフォリオ図」がそろっていることを確認する
- 2実施する
- 活動を始める、止める、続けるへ仮置きする。
- 各分類へ観察根拠を一文添え、担当者個人への評価語を除く。
- 3渡す
この段階で残す継続・停止・育成候補表
結論できない活動と判断理由を、再検討条件を決める段階へ渡す。
- 1
- 126–136分 休憩 10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
- 136–169分担当主進行記録担当参加者支援手法 136–166分引継ぎ 166–169分
- 1確認する
主進行が、前段階の「継続・停止・育成候補表」がそろっていることを確認する
- 2実施する
- 未決活動ごとに不足情報と待つ損失を書く。
- 決める、待つ、撤回するへ分け、待つ件へ情報収集担当と見直し日を置く。
- 3渡す
この段階で残す事業見直し台帳
台帳をポートフォリオ責任者と情報収集担当へ渡す。
- 1
- 169–195分 予備・終了確認 26分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「事業見直し台帳」の受取先と次の確認日を確かめる
運営体制
役割と担当時間
- 主進行
- 担当すること「事業を「続ける・止める・育てる」に分ける」の目的と扱わない範囲を守り、段階の開始と終了を伝える担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
- 記録担当
- 担当すること活動ポートフォリオ図、継続・停止・育成候補表、事業見直し台帳を段階ごとに記録し、終了時に受取先へ渡す担当する時間開始前の記録面準備から終了後の保管まで担当段階 1・2・3
- 計時
- 担当すること各段階の終了3分前と、休憩・予備時間への切替を主進行へ知らせる担当する時間全段階の開始時と終了3分前担当段階
- 参加者支援
- 担当すること通過、休憩、退出、個別確認の申し出を受け、再開の可否を主進行と判断する担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
受け渡し
成果物と保管担当
- 活動ポートフォリオ図
- 使い道成熟、停滞、誕生、破壊の位置を共有する。保管担当記録担当
- 継続・停止・育成候補表
- 使い道各活動の次の扱いと理由を比較する。保管担当記録担当
- 事業見直し台帳
- 使い道不足情報、担当、見直し日、待つ損失を管理する。保管担当記録担当
例外対応
進行を切り替えるとき・止めるとき
条件に当てはまったら、主進行が切替または停止を伝え、記録担当が変更内容を残す。
段階ごとの切替
場を止める条件
- この兆候を確認機密財務情報や人事情報が共有範囲を超える。その場で行う
該当カードを回収し、公開情報だけで続ける。
- この兆候を確認廃止候補が担当者批判へ変わる。その場で行う
活動の目的、成果、制約へ表現を戻す。
編集・印刷して使う資料
共通テンプレートで準備を始める
このページでは、進行内容を無料で確認できる。まず共通テンプレートへ目的、参加者、役割、進行、成果物を書き写し、開催条件に合わせた準備に使える。
- 開催前開催概要、参加者向け事前案内、役割表、設営チェック
- 当日当日進行表、読み上げ文、手法カード
- 切替・停止時進行の切替案、停止条件、変更記録
- 終了後成果物の保管先記入欄、出典・権利