保留した決定を、待つ情報と再開条件まで書いて管理する判断法
この手法で目指すこと
目的意思決定・振り返り
保留した決定を、待つ情報と再開条件まで書いて管理する判断法。終了時には、 判断理由、担当、見直し日を持つ保留台帳が残る。
進行の骨子全員出す5分3〜5人組書く7分3〜5人組定める8分全員選ぶ6分全員残す4分計30分 / 3–20人
進行をたどる · 枠を埋める
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 出す保留を出す0–5分 · 全員 · 個人記録
- 書く損失を書く5–12分 · 3〜5人組 · 共同記録
- 定める条件を定める12–20分 · 3〜5人組 · 共同記録
- 選ぶ扱いを選ぶ20–26分 · 全員 · 共同記録
- 残す台帳を残す26–30分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · 保留を出す · 累積5分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計30分。
1/5保留を出す出す・5分・全員
2/5損失を書く書く・7分・3〜5人組
3/5条件を定める定める・8分・3〜5人組
4/5扱いを選ぶ選ぶ・6分・全員
5/5台帳を残す残す・4分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
保留した決定を、待つ情報と再開条件まで書いて管理する判断法。決めないままの案件が増え、誰が何を待つのか分からず、後で同じ議論を繰り返す場に適する。保留による損失と得たい情報を分け、再開できる観察条件を置くことで、先送りを検証可能な待機へ変える。待つこと自体の損失を全員で確かめ、惰性の保留と意図した待機を区別する。終了時には、判断理由、担当、見直し日を持つ保留台帳が残る。緊急停止や法令対応を保留する場や、決定権者が不在のまま最終判断を代行する場には向かない。
手順
- 5分、今期に保留した決定と保留した時点を一枚一件で付箋へ書く
- 7分、各付箋に待つ間に失う時間、費用、機会のどれか一つを記す
- 8分、再開に必要な情報と、再開を判断できる観察可能な条件を台帳へ記す
- 6分、各件を決める、待つ、撤回するのいずれかへ置く
- 4分、待つ件へ情報を集める担当者と次の見直し日を記す
もしもの分岐
- 保留を出す時間が3分たっても空欄の人が半数以上 — 過去30日に結論を先送りした会話を一つ思い出して書く
- 条件を定める時間が4分たっても再開条件が書けない件が3件以上 — その情報がなくても撤回できるかを確かめ、待つ件から外す
人数に合わせる
3人未満では決定者と記録者の二役がそろわず不成立とする。全員を一組5人以下、人数差一人以内になるよう分け、各組が一枚の台帳を使う。各組は待つ件を二件まで全体台帳へ移す。20人では四組の八件を全体で確認し、見直し日の近い順に並べる。
準備するもの
- 保留決定を一件ずつ書く付箋(1人4枚)
- 台帳シート(A3判・各組1枚+全体統合用1枚)
- 筆記具(1人1本)
- 日付を記す小札(保留1件につき1枚)
出典: 対話の譜面編集部: 決定の負債台帳(オリジナル記述・図版)
この手法を使う進行例
手法を組み合わせた進め方と、開催全体の人数・時間を確認する。
- 意見の偏りを減らし、優先順位を決める
この手法の役割まだ決めない候補の見直し条件を決める
- 合意できる範囲と決定権を分ける
この手法の役割先送り判断を管理する
- 誰が決め、誰へ相談するかを整理する
この手法の役割まだ確認が必要な決定権の見直し条件を決める