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調整して使える進行例

意見の偏りを減らし、優先順位を決める

個別の根拠を先に出し、共通基準で候補に順位を付け、未決候補の見直し条件まで残す。

方針・優先順位優先順位を決める5–20人計90分対面
終了時に残るもの番号付き候補と根拠の一覧、順位記録、まだ決めない候補の見直し表

この場で決められること

結果を、どこまで決定として扱うか

候補の順位、同順位、未決、不適合を記録する。最終決定か提案かは開始前に決定者が定める。

この場では決めないこと

別の進め方を選ぶ条件

  • 人物・部署・属性を評価しない。
  • 緊急判断や専門判断を代行しない。
  • 全員一致を強制しない。

進行の全体像

90分の流れを確認する

3段階・休憩0分・予備と終了確認11分

  1. 0–23分段階1 発言順に左右されず根拠を出す無言のブレインライティング残す:番号付き候補と根拠の一覧
  2. 23–46分段階2 共通基準で候補を並べるカードで順位をつける残す:順位記録
  3. 46–79分段階3 まだ決めない候補の見直し条件を決める決定の負債台帳残す:まだ決めない候補の見直し表
  4. 79–90分予備・終了確認11分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「まだ決めない候補の見直し表」の受取先と次の確認日を確かめる
  1. 段階1で残す番号付き候補と根拠の一覧
  2. 段階2で残す順位記録
  3. 段階3で残すまだ決めない候補の見直し表

開催前

決めることと、用意するもの

判断の前提をそろえてから、道具と会場を準備する。

  1. 01
    問いと範囲

    個別の根拠を先に出し、共通基準で候補に順位を付け、未決候補の見直し条件まで残す。 開始前に、扱う対象と期間を一文で示す。

  2. 02
    この場で決めること

    候補の順位、同順位、未決、不適合を記録する。最終決定か提案かは開始前に決定者が定める。

  3. 03
    成果物の受取先

    終了時の「まだ決めない候補の見直し表」を記録担当が保管し、保留理由、必要情報、担当、見直し日を管理する。

  4. 04
    参加と情報の境界

    通過、休憩、退出を選べることを伝え、個人情報、機密、属性評価を記録面へ出さない。参加者支援を別に置く。

  5. 05
    運営体制

    主進行、記録担当、計時、参加者支援を開始前に割り当て、切替と停止を誰が宣言するか確認する。

  6. 06
    次の確認

    「まだ決めない候補の見直し表」の見直し日、閲覧者、次に判断する責任者を決める。

運営役割主進行記録担当計時参加者支援
道具を確認する 12件
まず用意する基本セット

付箋、A4コピー用紙、濃い色の太字ペン、マスキングテープ。全体で共有する進行では、模造紙またはホワイトボードも用意する。

「カード」「札」「票」は専用品を買わず、付箋かA4コピー用紙を切って作る。「開催前に集める資料」は省かず、「開催条件に合わせて選ぶもの」は必要な機能を日用品や会場備品で満たす。

同じ紙道具をまとめた。各項目では、数量と事前に書く内容を確認する。

共通の道具

普段使う文具をそのまま使う・4件

  1. 選択点
    用意する形
    ペンで付ける印。匿名性や移動が必要な場合だけ丸シールを使う
    数量
    1人2点
    作り方・書く内容
    基本はペンで印を付ける。貼り替えや匿名回収が必要な場合だけ丸シールを人数分に分ける。
  2. 筆記具
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
  3. 太字ペン
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1組2本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
  4. 保留決定を一件ずつ書く付箋
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人4枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「保留決定を一件ずつ書く」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。

手書きで作るシート

付箋、A4コピー用紙、模造紙から作る・7件

  1. 案カード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人5枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「案」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。 一枚には一案だけを書く。
  2. 無記名の案を似た対象と作用でまとめる面
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    各組1枚+全体統合用1枚
    作り方・書く内容
    上部に今回の問いを書く。投函された全案を最初は分けずに広げ、近い案を束ねた後に、各束へ対象と動作が分かる分類名を書く。下部に選択点の多い上位二束を残す欄を作る。
  3. 選択肢カード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1組1式・最大12件
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「選択肢」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  4. 順位基準カード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1組1枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「順位基準」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  5. 選択肢の順位と保留を分けて残す表
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    1組1枚
    作り方・書く内容
    作業面を「最終的な順序」、「同順位」、「判断を保留するもの」、「必須条件を満たさないもの」の4欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  6. 保留中の判断を見直す表
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    各組1枚+全体統合用1枚
    作り方・書く内容
    作業面を「保留した判断」、「保留中に失うもの」、「再開に必要な情報」、「再開を判断できる状態」、「今後の扱い」、「情報を集める担当」、「見直し日」の7欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  7. 保留した判断の見直し日を書く付箋
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    保留1件につき1枚
    作り方・書く内容
    「見直し日」「それまでに確認する情報」「確認担当」を書き、対応する保留事項の横へ貼る。

開催条件に合わせて選ぶもの

必要な機能を日用品や会場備品で代替できるか確認する・1件

  1. 無言投函トレー
    用意する形
    手持ちの不透明封筒、空き箱、または机上をマスキングテープで囲んだ投函欄
    数量
    各組1個
    作り方・書く内容
    投函内容を他の参加者から読まれない向きで置く。専用トレーを購入する必要はない。
会場の設えを確認する 8件
  • 3〜6人組(人数差1人以内)
  • 互いの記入を覗かない各組作業卓(各組1卓)
  • 全案投函後に開くトレー(各組1個)
  • 各組上位案を置く全体統合面(1面)
  • 全カードを一列または上位群へ動かせる机
  • 保留した時点の古い順に上から並べる縦長の面(各組1面・縦60cm以上)
  • 決める・待つ・撤回するの三区画を引く卓上面(各組1面)
  • 見直し日の近い順に並べ替える壁面(1面)

当日

進行譜に沿って進める

時間は開始からの経過時間で示す。各段階を「確認する、実施する、渡す」の順に追う。

  1. 023

    段階 1

    発言順に左右されず根拠を出す

    無言のブレインライティングの詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 0–20分引継ぎ 20–23分
    1. 1
      確認する

      主進行が、役割、終了時刻、終了時に残す成果物を参加者へ共有する

    2. 2
      実施する
      • 共通の問いに対する候補と根拠を一件ずつ無言で書く。
      • 他者の記述を読んで追加し、重複を束ねた一覧へ番号を振る。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す番号付き候補と根拠の一覧

      番号付き一覧と同じ番号カード一式を各小組へ渡す。

  2. 2346

    段階 2

    共通基準で候補を並べる

    カードで順位をつけるの詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 23–43分引継ぎ 43–46分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「番号付き候補と根拠の一覧」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 各小組は同じ番号カードと一つの基準で仮順位を作る。
      • 全組で前後関係が一致した候補は固定し、一組でも食い違えば全体で一度確認し、なお不一致なら同順位または未決にする。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す順位記録

      順位記録担当が統合記録を掲示し、まだ決めない候補を記録担当へ渡す。

  3. 4679

    段階 3

    まだ決めない候補の見直し条件を決める

    決定の負債台帳の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 46–76分引継ぎ 76–79分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「順位記録」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • まだ決めない候補だけを管理表へ移し、待つ間の損失と必要情報を書く。
      • 各件を「決める」「待つ」「取り下げる」に分け、待つ件には担当者と見直し日を書く。
    3. 3
      渡す

      この段階で残すまだ決めない候補の見直し表

      記録担当が見直し表を各候補の担当者へ渡し、所定の保管先に保存する。

  4. 79–90分 予備・終了確認 11分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「まだ決めない候補の見直し表」の受取先と次の確認日を確かめる

運営体制

役割と担当時間

主進行
担当すること「意見の偏りを減らし、優先順位を決める」の目的と扱わない範囲を守り、段階の開始と終了を伝える担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
記録担当
担当すること番号付き候補と根拠の一覧、順位記録、まだ決めない候補の見直し表を段階ごとに記録し、終了時に受取先へ渡す担当する時間開始前の記録面準備から終了後の保管まで担当段階 1・2・3
計時
担当すること各段階の終了3分前と、休憩・予備時間への切替を主進行へ知らせる担当する時間全段階の開始時と終了3分前担当段階
参加者支援
担当すること通過、休憩、退出、個別確認の申し出を受け、再開の可否を主進行と判断する担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3

受け渡し

成果物と保管担当

番号付き候補と根拠の一覧
使い道全組が同じ候補を扱う基準表にする。保管担当記録担当
順位記録
使い道上位、同順位、まだ決めない候補、不適合を分ける。保管担当記録担当
まだ決めない候補の見直し表
使い道保留理由、必要情報、担当、見直し日を管理する。保管担当記録担当

例外対応

進行を切り替えるとき・止めるとき

条件に当てはまったら、主進行が切替または停止を伝え、記録担当が変更内容を残す。

段階ごとの切替

  1. この兆候を確認十五分時点で候補が二十件を超える。該当段階の行動を見る

場を止める条件

  1. この兆候を確認順位づけ開始後に基準変更が提案される。その場で行う

    作業を止め、変更を記録し、全カードを未整列へ戻す。

  2. この兆候を確認人物評価、属性評価、機密情報が候補へ含まれる。その場で行う

    カードを伏せて回収し、複製と読み上げを止め、安全に保管または廃棄する。

編集・印刷して使う資料

この進行例に合わせた運営パック

このページでは、進行内容を無料で確認できる。専用の運営パックには、開催前から終了後までに使う資料を、編集・印刷できる形式でまとめている。現在は販売準備中。

  • 開催前開催概要、参加者向け事前案内、役割表、設営チェック
  • 当日当日進行表、読み上げ文、手法カード
  • 切替・停止時進行の切替案、停止条件、変更記録
  • 終了後成果物の保管先記入欄、出典・権利
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