← 進行例一覧

調整して使える進行例

洪水時の避難行動を時系列で整える

避難判断から移動完了までの行動、例外、最低条件を時系列で確認する。

地域・住民・防災問題の根をたどる6–20人計255分対面
終了時に残るもの洪水避難の行動時系列、判断が分かれる事例と対応表、避難運営の最低条件

この場で決められること

結果を、どこまで決定として扱うか

地域や組織の避難行動案を点検する。公的な避難情報、個別避難計画、専門判断を置き換えない。

この場では決めないこと

別の進め方を選ぶ条件

  • 避難指示を発令しない。
  • 個人の要配慮情報を公開しない。
  • 訓練案だけで安全を保証しない。

進行の全体像

255分の流れを確認する

3段階・休憩10分・予備と終了確認36分

  1. 0–123分段階1 避難行動を時系列に並べる洪水避難行動の時系列整理残す:洪水避難の行動時系列
  2. 123–171分段階2 例外条件を点検する境界事例の格子残す:判断が分かれる事例と対応表
  3. 171–181分休憩10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
  4. 181–219分段階3 欠かせない避難条件を絞る最小仕様残す:避難運営の最低条件
  5. 219–255分予備・終了確認36分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「避難運営の最低条件」の受取先と次の確認日を確かめる
  1. 段階1で残す洪水避難の行動時系列
  2. 段階2で残す判断が分かれる事例と対応表
  3. 段階3で残す避難運営の最低条件

開催前

決めることと、用意するもの

判断の前提をそろえてから、道具と会場を準備する。

  1. 01
    問いと範囲

    避難判断から移動完了までの行動、例外、最低条件を時系列で確認する。 開始前に、扱う対象と期間を一文で示す。

  2. 02
    この場で決めること

    地域や組織の避難行動案を点検する。公的な避難情報、個別避難計画、専門判断を置き換えない。

  3. 03
    成果物の受取先

    終了時の「避難運営の最低条件」を記録担当が保管し、担当者が必ず確認する短い一覧にする。

  4. 04
    参加と情報の境界

    通過、休憩、退出を選べることを伝え、個人情報、機密、属性評価を記録面へ出さない。参加者支援を別に置く。

  5. 05
    運営体制

    主進行、記録担当、計時、参加者支援を開始前に割り当て、切替と停止を誰が宣言するか確認する。

  6. 06
    次の確認

    「避難運営の最低条件」の見直し日、閲覧者、次に判断する責任者を決める。

運営役割主進行記録担当計時参加者支援
道具を確認する 13件
まず用意する基本セット

付箋、A4コピー用紙、濃い色の太字ペン、マスキングテープ。全体で共有する進行では、模造紙またはホワイトボードも用意する。

「カード」「札」「票」は専用品を買わず、付箋かA4コピー用紙を切って作る。「開催前に集める資料」は省かず、「開催条件に合わせて選ぶもの」は必要な機能を日用品や会場備品で満たす。

同じ紙道具をまとめた。各項目では、数量と事前に書く内容を確認する。

共通の道具

普段使う文具をそのまま使う・3件

  1. 筆記具
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
  2. 黒の筆記具
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
  3. 削除する項目を見分けるペン
    用意する形
    手持ちの赤ペン。なければ黒または青のペン
    数量
    4〜7人組に1本
    作り方・書く内容
    削除する項目へ二重の取り消し線と「削除」の文字を書く。赤色がなくても、線の形と文字で他の修正と区別する。

手書きで作るシート

付箋、A4コピー用紙、模造紙から作る・9件

  1. 洪水時の行動を本人が確認する表
    用意する形
    A4コピー用紙
    数量
    1人1枚
    作り方・書く内容
    作業面を「参照する公式情報」、「行動を始める判断条件」、「取る行動」、「経路などが使えない場合の代替案」、「自治体などへ確認すること」の5欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  2. 避難判断を練習するカード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1組1式
    作り方・書く内容
    「警戒情報」、「避難情報」、「経路不能」を一枚ずつ別の紙へ書き、種類ごとに必要枚数をそろえる。同じ色でも見出しの文字で区別する。
  3. 情報の扱い方を選ぶカード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人1組
    作り方・書く内容
    「全体共有しない」、「個別に確認する」、「今回は通過する」を一枚ずつ別の紙へ書き、種類ごとに必要枚数をそろえる。同じ色でも見出しの文字で区別する。
  4. 事例カード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人3枚
    作り方・書く内容
    この手法で扱う内容に近い記入例を一件だけ開始前に書く。参加者が写す正解ではなく、書き方の見本として示す。
  5. 適用できる・判断に迷う・適用できない事例を分ける表
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    各組1枚+全体統合用1枚
    作り方・書く内容
    左から「適用できる」「判断に迷う」「適用できない」の3列を作る。判断に迷う事例には、確認する内容と担当を書く。
  6. 原則文カード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    各組1枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「原則文」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  7. 個人用紙
    用意する形
    A4コピー用紙
    数量
    1人1枚
    作り方・書く内容
    上部に「個人用紙」と書く。付箋や紙片を並べても重ならない余白を取り、全体共有では離れた場所から読める文字にする。
  8. 最大仕様一覧
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    4〜7人組に1枚
    作り方・書く内容
    内容、作成日、確認した担当を明記する。配付する場合は、拡大文字版または閲覧用データも同じ内容で用意する。
  9. 全体統合面
    用意する形
    模造紙またはホワイトボード
    数量
    1会場1面
    作り方・書く内容
    上部に「全体統合面」と書く。付箋や紙片を並べても重ならない余白を取り、全体共有では離れた場所から読める文字にする。

開催前に集める資料

この進行の入力として必ずそろえる・1件

  1. 洪水時に確認する三つの公式情報源
    用意する形
    A4コピー用紙または同内容の閲覧用データ
    数量
    1人1枚
    作り方・書く内容
    「自治体の防災情報」「気象庁の防災情報」「国土交通省の川・浸水情報」を三欄に分け、各欄へ確認先の名称とURLまたは連絡方法を書く。最後に全情報を確認した日と、開催後に最新情報を確認する方法を記す。
会場の設えを確認する 6件
  • 平時の検討であり専門判断・法定計画・公式避難情報を代替しないこと、最新情報の確認先、個人票を回収しないこと、個別支援の相談先を掲示する
  • 原則文を全員が終始読める掲示面(1面・座位の目線の高さ)
  • 迷いの事例だけを卓の中央へ寄せられる作業面(各組1面)
  • 改訂前と改訂後の原則文を並べて残す壁面(1面・幅1m以上)
  • 4〜7人の各組に一卓を用意し、組どうしの人数差を一人以内にする
  • 全体統合面の前に各組の一覧を並べる領域(1組につき幅30cm以上)

当日

進行譜に沿って進める

時間は開始からの経過時間で示す。各段階を「確認する、実施する、渡す」の順に追う。

  1. 0123

    段階 1

    避難行動を時系列に並べる

    洪水避難行動の時系列整理の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 0–120分引継ぎ 120–123分
    1. 1
      確認する

      主進行が、役割、終了時刻、終了時に残す成果物を参加者へ共有する

    2. 2
      実施する
      • 公的情報と想定水位を基に、確認、連絡、移動、完了確認を順に置く。
      • 各行動へ開始条件、担当、所要時間、情報源を記す。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す洪水避難の行動時系列

      実行が難しい場面を、判断が分かれる事例と対応を整理する段階へ渡す。

  2. 123171

    段階 2

    例外条件を点検する

    境界事例の格子の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 123–168分引継ぎ 168–171分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「洪水避難の行動時系列」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 夜間、停電、道路閉鎖、連絡不能など、通常手順を使えるか判断が分かれる事例を置く。
      • 適用できる手順、代替手段、判断を保留する条件を記す。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す判断が分かれる事例と対応表

      全事例に共通して必要な条件を最低仕様へ渡す。

  3. 171–181分 休憩 10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
  4. 181219

    段階 3

    欠かせない避難条件を絞る

    最小仕様の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 181–216分引継ぎ 216–219分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「判断が分かれる事例と対応表」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 安全な実行に不可欠な条件だけを残し、望ましい条件と分ける。
      • 各条件に確認者、情報源、満たせない場合の停止手順を書く。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す避難運営の最低条件

      時系列、判断が分かれる事例、最低条件を防災責任者へ渡す。

  5. 219–255分 予備・終了確認 36分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「避難運営の最低条件」の受取先と次の確認日を確かめる

運営体制

役割と担当時間

主進行
担当すること「洪水時の避難行動を時系列で整える」の目的と扱わない範囲を守り、段階の開始と終了を伝える担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
記録担当
担当すること洪水避難の行動時系列、判断が分かれる事例と対応表、避難運営の最低条件を段階ごとに記録し、終了時に受取先へ渡す担当する時間開始前の記録面準備から終了後の保管まで担当段階 1・2・3
計時
担当すること各段階の終了3分前と、休憩・予備時間への切替を主進行へ知らせる担当する時間全段階の開始時と終了3分前担当段階
参加者支援
担当すること通過、休憩、退出、個別確認の申し出を受け、再開の可否を主進行と判断する担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3

受け渡し

成果物と保管担当

洪水避難の行動時系列
使い道開始条件、担当、移動、確認の抜けを見つける。保管担当記録担当
判断が分かれる事例と対応表
使い道通常手順が使えない条件を明らかにする。保管担当記録担当
避難運営の最低条件
使い道担当者が必ず確認する短い一覧にする。保管担当記録担当

例外対応

進行を切り替えるとき・止めるとき

条件に当てはまったら、主進行が切替または停止を伝え、記録担当が変更内容を残す。

段階ごとの切替

  1. この兆候を確認対象区域や対象者群が六種類を超える。該当段階の行動を見る

場を止める条件

  1. この兆候を確認現行の公的避難情報や専門指針と矛盾する。その場で行う

    案の運用を止め、所管機関へ確認する。

  2. この兆候を確認個人の健康、障害、住所など要配慮情報が公開される。その場で行う

    記録を止め、権限管理された個別計画へ分離する。

編集・印刷して使う資料

共通テンプレートで準備を始める

このページでは、進行内容を無料で確認できる。まず共通テンプレートへ目的、参加者、役割、進行、成果物を書き写し、開催条件に合わせた準備に使える。

  • 開催前開催概要、参加者向け事前案内、役割表、設営チェック
  • 当日当日進行表、読み上げ文、手法カード
  • 切替・停止時進行の切替案、停止条件、変更記録
  • 終了後成果物の保管先記入欄、出典・権利
無料の共通テンプレートを見る