原則が当てはまる事例と迷う事例を並べ、適用範囲を直す判断法
この手法で目指すこと
目的意思決定・対話
原則が当てはまる事例と迷う事例を並べ、適用範囲を直す判断法。終了時には改訂履歴つきの事例格子が残る。
進行の骨子全員出す8分3〜5人組置く10分3〜5人組比べる10分全員直す10分全員残す7分計45分 / 4–20人
進行をたどる · 枠を埋める
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 出す事例を出す0–8分 · 全員 · 個人記録
- 置く三列へ置く8–18分 · 3〜5人組 · 共同記録
- 比べる迷いを比べる18–28分 · 3〜5人組 · 共同記録
- 直す原則を直す28–38分 · 全員 · 共同記録
- 残す格子を残す38–45分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · 事例を出す · 累積8分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計45分。
1/5事例を出す出す・8分・全員
2/5三列へ置く置く・10分・3〜5人組
3/5迷いを比べる比べる・10分・3〜5人組
4/5原則を直す直す・10分・全員
5/5格子を残す残す・7分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
原則が当てはまる事例と迷う事例を並べ、適用範囲を直す判断法。抽象的な合意はあるのに現場の例へ当てると結論が割れ、例外が後から増える場に適する。迷いだけを材料に原則文を改訂するため、典型例の多数決で境界を消さない。変更前の原則も残し、どの事例が境界を動かしたか追えるようにする。終了時には改訂履歴つきの事例格子が残る。個別処遇を即決する場、当事者に不利益が生じる規則を当事者抜きで確定する場には向かない。
手順
- 8分、原則に関係する実例と起きた状況を一枚一件で書く
- 10分、各事例を適用、判断に迷う、不適用の三列へ置く
- 10分、迷いの事例だけを読み、判断が割れた理由を短文で記す
- 10分、割れた理由を踏まえ、適用条件が読めるよう原則文を一文だけ直す
- 7分、変更前後の原則と、改訂に使った迷いの事例を並べて記録する
もしもの分岐
- 三列へ置く時間が5分たっても迷い列が空欄 — 原則を反対に読める事例を一つ作り、迷い列から検討を始める
- 原則を直す時間が5分たっても改訂案が二つ以上 — 両方の案で迷い事例を一つ判定し、説明が短い案を残す
人数に合わせる
4人未満では異なる判定を比較しにくいため不成立とする。全員を一組5人以下、人数差一人以内になるよう分け、各組が一面を使う。各組は迷い事例を二件まで全体格子へ移す。20人では四組八件を扱い、全体は原則文を一文だけ改訂する。
準備するもの
- 事例カード(1人3枚)
- 適用・迷い・不適用の格子(A3判・各組1枚+全体統合用1枚)
- 筆記具(1人1本)
- 原則文カード(各組1枚)
出典: 対話の譜面編集部: 境界事例の格子(オリジナル記述・図版)
この手法を使う進行例
手法を組み合わせた進め方と、開催全体の人数・時間を確認する。
- 最低限守る業務標準を決める
この手法の役割判断が分かれる事例で条件を試す
- 若者と評価基準を作り試す
この手法の役割基準の判断に迷う事例を試す
- 洪水時の避難行動を時系列で整える
この手法の役割例外条件を点検する