調整して使える進行例
地域課題の優先順位と確認担当を決める
地区別の課題を共通基準で比べ、追加確認と初動の担当を置く。
この場で決められること
結果を、どこまで決定として扱うか
確認と提案準備の優先順位を決める。予算配分、行政決定、地域全体の総意とはしない。
この場では決めないこと
別の進め方を選ぶ条件
- 参加者を地域全体の代表としない。
- 未確認情報で緊急度を断定しない。
- 予算や工事を決裁しない。
進行の全体像
135分の流れを確認する
3段階・休憩5分・予備と終了確認26分
- 0–63分段階1 地区別の事実と課題をそろえる地区カルテ分析残す:地区別の課題カード
- 63–86分段階2 共通基準で順位を作るカードで順位をつける残す:課題順位と根拠
- 86–91分休憩5分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
- 91–109分段階3 確認担当と協力者を募る支持と実行の二票残す:賛否・担当可能者・保留条件の一覧
- 109–135分予備・終了確認26分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「賛否・担当可能者・保留条件の一覧」の受取先と次の確認日を確かめる
- 段階1で残す地区別の課題カード
- 段階2で残す課題順位と根拠
- 段階3で残す賛否・担当可能者・保留条件の一覧
開催前
決めることと、用意するもの
判断の前提をそろえてから、道具と会場を準備する。
- 01問いと範囲
地区別の課題を共通基準で比べ、追加確認と初動の担当を置く。 開始前に、扱う対象と期間を一文で示す。
- 02この場で決めること
確認と提案準備の優先順位を決める。予算配分、行政決定、地域全体の総意とはしない。
- 03成果物の受取先
終了時の「賛否・担当可能者・保留条件の一覧」を記録担当が保管し、優先順位と実行可能性を分けて記録する。
- 04参加と情報の境界
通過、休憩、退出を選べることを伝え、個人情報、機密、属性評価を記録面へ出さない。参加者支援を別に置く。
- 05運営体制
主進行、記録担当、計時、参加者支援を開始前に割り当て、切替と停止を誰が宣言するか確認する。
- 06次の確認
「賛否・担当可能者・保留条件の一覧」の見直し日、閲覧者、次に判断する責任者を決める。
道具を確認する 12件
付箋、A4コピー用紙、濃い色の太字ペン、マスキングテープ。全体で共有する進行では、模造紙またはホワイトボードも用意する。
「カード」「札」「票」は専用品を買わず、付箋かA4コピー用紙を切って作る。「開催前に集める資料」は省かず、「開催条件に合わせて選ぶもの」は必要な機能を日用品や会場備品で満たす。同じ紙道具をまとめた。各項目では、数量と事前に書く内容を確認する。
共通の道具
普段使う文具をそのまま使う・2件
- 太字ペン
- 用意する形
- 濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
- 数量
- 1組2本
- 作り方・書く内容
- インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
- 筆記具
- 用意する形
- 濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
- 数量
- 1人1本
- 作り方・書く内容
- インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
手書きで作るシート
付箋、A4コピー用紙、模造紙から作る・8件
- 指標の集計条件を確認する表
- 用意する形
- A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
- 数量
- 1組1枚
- 作り方・書く内容
- 作業面を「指標」、「出典」、「対象期間」、「集計単位」、「分母」、「欠測の扱い」の6欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
- 集計値の読み方を分けるカード
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1人につき各3枚
- 作り方・書く内容
- 「特徴」、「原因の仮説」、「追加確認」を一枚ずつ別の紙へ書き、種類ごとに必要枚数をそろえる。同じ色でも見出しの文字で区別する。
- 公開しない情報を隠すための紙片
- 用意する形
- A4コピー用紙を必要な大きさに切った無地の紙片
- 数量
- 1組10枚
- 作り方・書く内容
- 開始前は無記入のままにする。公開しない情報の上へ置き、ずれないようマスキングテープで端だけを留める。紙片へ隠した内容を書き写さない。
- 選択肢カード
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1組1式・最大12件
- 作り方・書く内容
- 専用品は購入せず、紙片の上部に「選択肢」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
- 順位基準カード
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1組1枚
- 作り方・書く内容
- 専用品は購入せず、紙片の上部に「順位基準」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
- 選択肢の順位と保留を分けて残す表
- 用意する形
- A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
- 数量
- 1組1枚
- 作り方・書く内容
- 作業面を「最終的な順序」、「同順位」、「判断を保留するもの」、「必須条件を満たさないもの」の4欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
- 支持を示す匿名票と、実行参加を示す記名票
- 用意する形
- 75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
- 数量
- 1人につき各1枚
- 作り方・書く内容
- 二枚を一組にし、一枚へ「支持票・匿名」、もう一枚へ「実行票・氏名」と書く。支持票には案への支持、実行票には最初の作業を担う意思と氏名を書く。二種類を同じ回収欄へ入れない。
- 支持と実行参加を分けて数える表
- 用意する形
- A4コピー用紙
- 数量
- 1卓1枚
- 作り方・書く内容
- 作業面を「支持票の枚数」、「実行すると記名した人数」の2欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
開催前に集める資料
この進行の入力として必ずそろえる・1件
- 確認済みの集計資料
- 用意する形
- A4コピー用紙または同内容の閲覧用データ
- 数量
- 1指標1部
- 作り方・書く内容
- 内容、作成日、確認した担当を明記する。配付する場合は、拡大文字版または閲覧用データも同じ内容で用意する。
開催条件に合わせて選ぶもの
必要な機能を日用品や会場備品で代替できるか確認する・1件
- 支持票と実行票を分ける回収欄
- 用意する形
- 手持ちの封筒または空き箱を二つ。なければ机上をマスキングテープで二つに分ける
- 数量
- 1卓につき各1個
- 作り方・書く内容
- 一方に「支持票・匿名」、もう一方に「実行票・記名」と大きく書く。二つを離して置き、回収後も混ぜない。
会場の設えを確認する 4件
- 各指標の出典、対象期間、集計単位、分母、欠測、秘匿指定を一枚の空欄表へそろえる
- 全カードを一列または上位群へ動かせる机
- 十人以下の卓をつくり、各卓に二つの回収欄を離して置く
- 単一案、必要支持数、必要実行人数を全卓から見える位置へ示す
当日
進行譜に沿って進める
時間は開始からの経過時間で示す。各段階を「確認する、実施する、渡す」の順に追う。
- 0–63分担当主進行記録担当参加者支援手法 0–60分引継ぎ 60–63分
- 1確認する
主進行が、役割、終了時刻、終了時に残す成果物を参加者へ共有する
- 2実施する
- 地区ごとに観察事実、影響する場面、既存資源、情報不足を書く。
- 情報源と確認日を付け、意見と事実を分ける。
- 3渡す
この段階で残す地区別の課題カード
比較可能な課題カードを順位づけへ渡す。
- 1
- 63–86分担当主進行記録担当参加者支援手法 63–83分引継ぎ 83–86分
- 1確認する
主進行が、前段階の「地区別の課題カード」がそろっていることを確認する
- 2実施する
- 影響、緊急性、確認可能性の基準でカードを並べる。
- 同順位、判断材料不足、所管外を無理に一列へ入れず残す。
- 3渡す
この段階で残す課題順位と根拠
上位課題と未確認条件を担当確認へ渡す。
- 1
- 86–91分 休憩 5分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
- 91–109分担当主進行記録担当参加者支援手法 91–106分引継ぎ 106–109分
- 1確認する
主進行が、前段階の「課題順位と根拠」がそろっていることを確認する
- 2実施する
- 上位課題への支持と、追加確認を担えるかを別々に示す。
- 担当不在の課題は着手済みにせず、募集先と期限を置く。
- 3渡す
この段階で残す賛否・担当可能者・保留条件の一覧
順位、担当候補、未確認条件を地域活動の責任者へ渡す。
- 1
- 109–135分 予備・終了確認 26分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「賛否・担当可能者・保留条件の一覧」の受取先と次の確認日を確かめる
運営体制
役割と担当時間
- 主進行
- 担当すること「地域課題の優先順位と確認担当を決める」の目的と扱わない範囲を守り、段階の開始と終了を伝える担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
- 記録担当
- 担当すること地区別の課題カード、課題順位と根拠、賛否・担当可能者・保留条件の一覧を段階ごとに記録し、終了時に受取先へ渡す担当する時間開始前の記録面準備から終了後の保管まで担当段階 1・2・3
- 計時
- 担当すること各段階の終了3分前と、休憩・予備時間への切替を主進行へ知らせる担当する時間全段階の開始時と終了3分前担当段階
- 参加者支援
- 担当すること通過、休憩、退出、個別確認の申し出を受け、再開の可否を主進行と判断する担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
受け渡し
成果物と保管担当
- 地区別の課題カード
- 使い道異なる地区を同じ項目で比較する。保管担当記録担当
- 課題順位と根拠
- 使い道優先確認する課題を選ぶ。保管担当記録担当
- 賛否・担当可能者・保留条件の一覧
- 使い道優先順位と実行可能性を分けて記録する。保管担当記録担当
例外対応
進行を切り替えるとき・止めるとき
条件に当てはまったら、主進行が切替または停止を伝え、記録担当が変更内容を残す。
段階ごとの切替
場を止める条件
- この兆候を確認生命安全に関わる緊急事象が示される。その場で行う
順位づけを止め、所定の緊急連絡へ移る。
- この兆候を確認不在住民の意向を参加者が総意として代弁する。その場で行う
参加者所見へ表現を戻し、追加確認対象を記録する。
編集・印刷して使う資料
共通テンプレートで準備を始める
このページでは、進行内容を無料で確認できる。まず共通テンプレートへ目的、参加者、役割、進行、成果物を書き写し、開催条件に合わせた準備に使える。
- 開催前開催概要、参加者向け事前案内、役割表、設営チェック
- 当日当日進行表、読み上げ文、手法カード
- 切替・停止時進行の切替案、停止条件、変更記録
- 終了後成果物の保管先記入欄、出典・権利