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調整して使える進行例

年度方針を重点項目に絞る

組織の目的から年度の重点三〜五件を選び、選ばない事項も明示する。

方針・優先順位優先順位を決める5–20人計210分対面
終了時に残るもの目的の一文、目的・原則・実践の構造、年度重点候補表

この場で決められること

結果を、どこまで決定として扱うか

重点候補と根拠を提案する。予算、人員、最終採択は権限者が別途確定する。

この場では決めないこと

別の進め方を選ぶ条件

  • 既決方針への追認会にしない。
  • 予算配分を確定しない。
  • 部門の業績評価に使わない。

進行の全体像

210分の流れを確認する

3段階・休憩10分・予備と終了確認31分

  1. 0–23分段階1 重点化の目的を掘り下げる九つのなぜ残す:目的の一文
  2. 23–146分段階2 目的から原則と実践を設計する目的から実践へ残す:目的・原則・実践の構造
  3. 146–156分休憩10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
  4. 156–179分段階3 重点候補を順位づけるカードで順位をつける残す:年度重点候補表
  5. 179–210分予備・終了確認31分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「年度重点候補表」の受取先と次の確認日を確かめる
  1. 段階1で残す目的の一文
  2. 段階2で残す目的・原則・実践の構造
  3. 段階3で残す年度重点候補表

開催前

決めることと、用意するもの

判断の前提をそろえてから、道具と会場を準備する。

  1. 01
    問いと範囲

    組織の目的から年度の重点三〜五件を選び、選ばない事項も明示する。 開始前に、扱う対象と期間を一文で示す。

  2. 02
    この場で決めること

    重点候補と根拠を提案する。予算、人員、最終採択は権限者が別途確定する。

  3. 03
    成果物の受取先

    終了時の「年度重点候補表」を記録担当が保管し、上位候補、同順位、未決、対象外を意思決定者へ示す。

  4. 04
    参加と情報の境界

    通過、休憩、退出を選べることを伝え、個人情報、機密、属性評価を記録面へ出さない。参加者支援を別に置く。

  5. 05
    運営体制

    主進行、記録担当、計時、参加者支援を開始前に割り当て、切替と停止を誰が宣言するか確認する。

  6. 06
    次の確認

    「年度重点候補表」の見直し日、閲覧者、次に判断する責任者を決める。

運営役割主進行記録担当計時参加者支援
道具を確認する 14件
まず用意する基本セット

付箋、A4コピー用紙、濃い色の太字ペン、マスキングテープ。全体で共有する進行では、模造紙またはホワイトボードも用意する。

「カード」「札」「票」は専用品を買わず、付箋かA4コピー用紙を切って作る。「開催前に集める資料」は省かず、「開催条件に合わせて選ぶもの」は必要な機能を日用品や会場備品で満たす。

同じ紙道具をまとめた。各項目では、数量と事前に書く内容を確認する。

共通の道具

普段使う文具をそのまま使う・3件

  1. 濃色の筆記具
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
  2. 筆記具
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
  3. 太字ペン
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1組2本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。

手書きで作るシート

付箋、A4コピー用紙、模造紙から作る・10件

  1. 目的の一文用カード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人1枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「目的の一文用」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  2. 活動の目的を一文で共有する面
    用意する形
    模造紙またはホワイトボード
    数量
    1会場1面
    作り方・書く内容
    中央に、全員の目的で共通している核を一文で書く。下部に「最初の一歩」と「担当」を書く欄を作り、個人の目的カードを周囲へ残す。
  3. 目的・原則・参加者・進め方・実践をつなぐ用紙
    用意する形
    A4コピー用紙
    数量
    1組1枚
    作り方・書く内容
    作業面を「目的」、「原則」、「参加者」、「進め方(場の構造)」、「実践」の5欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  4. 要素札
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人10枚
    作り方・書く内容
    上部に「要素」と書き、その下に「根拠」の記入欄を作る。一枚に一件を書ける余白を取る。
  5. つながらない箇所を示す紙片
    用意する形
    マスキングテープ、またはA4コピー用紙を細長く切った紙片
    数量
    1組5本
    作り方・書く内容
    細長い紙片へ、つながっていない二要素を「目的→原則」のように書く。五要素の間へ置き、どちらを直すかを追記できる余白を残す。専用の帯は購入しない。 どの隣接二要素がつながっていないかも紙片へ書く。
  6. 修正札
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1組3枚
    作り方・書く内容
    一枚の用紙に「変更前」、「後」の欄を作る。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  7. 実践票
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1組2枚
    作り方・書く内容
    一枚の用紙に「担当」、「開始」、「見直し」の欄を作る。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  8. 選択肢カード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1組1式・最大12件
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「選択肢」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  9. 順位基準カード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1組1枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「順位基準」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  10. 選択肢の順位と保留を分けて残す表
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    1組1枚
    作り方・書く内容
    作業面を「最終的な順序」、「同順位」、「判断を保留するもの」、「必須条件を満たさないもの」の4欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。

会場にあるもの

購入せず、会場の備品を確認する・1件

  1. 向かい合って座れる椅子
    用意する形
    会場にある椅子。新しく購入する必要はない
    数量
    2人1組
    作り方・書く内容
    会場の椅子を二脚ずつ向かい合わせ、間の机は外す。通路と車椅子の旋回場所を確保し、椅子を動かさず参加できる位置も用意する。 椅子の間には机を置かない。
会場の設えを確認する 6件
  • 基本は二人組、奇数時のみ一組を三人組にして椅子を向かい合わせに配置
  • 掲示面の前に全員が立てる空間(幅120cm以上)
  • 3〜5人ずつ、人数差一人以内になるよう組を作る
  • 各組へ五要素連結紙1枚と不整合帯5本
  • 全組の実践票を並べる全体接続面(1面)
  • 全カードを一列または上位群へ動かせる机

当日

進行譜に沿って進める

時間は開始からの経過時間で示す。各段階を「確認する、実施する、渡す」の順に追う。

  1. 023

    段階 1

    重点化の目的を掘り下げる

    九つのなぜの詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 0–20分引継ぎ 20–23分
    1. 1
      確認する

      主進行が、役割、終了時刻、終了時に残す成果物を参加者へ共有する

    2. 2
      実施する
      • 年度に達成したいことを問い、なぜ重要かを段階的に確かめる。
      • 抽象語が続いたら観察できる変化へ言い換え、一文へまとめる。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す目的の一文

      目的の一文を方針設計の中央へ掲示する。

  2. 23146

    段階 2

    目的から原則と実践を設計する

    目的から実践への詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 23–143分引継ぎ 143–146分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「目的の一文」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 目的、原則、参加者、場のルール・役割・時間配分、実践の五要素を順に設計する。
      • 各要素の矛盾を確認し、年度内に観察できる実践へ落とす。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す目的・原則・実践の構造

      実践候補を一件一枚のカードにし、順位づけ担当へ渡す。

  3. 146–156分 休憩 10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
  4. 156179

    段階 3

    重点候補を順位づける

    カードで順位をつけるの詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 156–176分引継ぎ 176–179分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「目的・原則・実践の構造」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 候補を同じ大きさのカードにし、目的との整合という一基準で並べる。
      • 異論のある位置だけを確認し、二回動いても一致しない候補は同順位または未決にする。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す年度重点候補表

      重点候補表と未決理由を年度計画の決定者へ渡す。

  5. 179–210分 予備・終了確認 31分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「年度重点候補表」の受取先と次の確認日を確かめる

運営体制

役割と担当時間

主進行
担当すること「年度方針を重点項目に絞る」の目的と扱わない範囲を守り、段階の開始と終了を伝える担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
記録担当
担当すること目的の一文、目的・原則・実践の構造、年度重点候補表を段階ごとに記録し、終了時に受取先へ渡す担当する時間開始前の記録面準備から終了後の保管まで担当段階 1・2・3
計時
担当すること各段階の終了3分前と、休憩・予備時間への切替を主進行へ知らせる担当する時間全段階の開始時と終了3分前担当段階
参加者支援
担当すること通過、休憩、退出、個別確認の申し出を受け、再開の可否を主進行と判断する担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3

受け渡し

成果物と保管担当

目的の一文
使い道候補を評価する最上位の判断軸にする。保管担当記録担当
目的・原則・実践の構造
使い道年度方針候補と、候補が守る原則を対応づける。保管担当記録担当
年度重点候補表
使い道上位候補、同順位、未決、対象外を意思決定者へ示す。保管担当記録担当

例外対応

進行を切り替えるとき・止めるとき

条件に当てはまったら、主進行が切替または停止を伝え、記録担当が変更内容を残す。

段階ごとの切替

  1. この兆候を確認同じ理由が三回続く。該当段階の行動を見る

場を止める条件

  1. この兆候を確認開始前に重点項目数または決定者が定まらない。その場で行う

    順位づけへ進まず、目的と候補一覧だけを成果物にする。

  2. この兆候を確認特定部門の削減や評価が目的化する。その場で行う

    人物・部門評価を外し、組織目的との整合へ問いを戻す。

編集・印刷して使う資料

共通テンプレートで準備を始める

このページでは、進行内容を無料で確認できる。まず共通テンプレートへ目的、参加者、役割、進行、成果物を書き写し、開催条件に合わせた準備に使える。

  • 開催前開催概要、参加者向け事前案内、役割表、設営チェック
  • 当日当日進行表、読み上げ文、手法カード
  • 切替・停止時進行の切替案、停止条件、変更記録
  • 終了後成果物の保管先記入欄、出典・権利
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