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調整して使える進行例

参加しにくさに対する代替方法を決める

移動、発話、筆記、閲覧、時間の障壁を把握し、同等の参加方法を決める。

利用者・住民体験協働条件を整える15–20人計180分対面
終了時に残るもの参加条件の希望一覧、障壁場面と有効だった支援、参加方法と支援担当表

この場で決められること

結果を、どこまで決定として扱うか

場の参加方法と支援案を決める。個人に障害があるか、どのような診断か、配慮が必要かを判定しない。

この場では決めないこと

別の進め方を選ぶ条件

  • 診断名の開示を求めない。
  • 当事者不在でニーズを代弁し切らない。
  • 一つの参加方法を全員へ強制しない。

進行の全体像

180分の流れを確認する

3段階・休憩10分・予備と終了確認26分

  1. 0–18分段階1 参加しやすさの希望を集める参加しやすさの希望残す:参加条件の希望一覧
  2. 18–81分段階2 参加障壁の経験を聴く利用体験フィッシュボウル残す:障壁場面と有効だった支援
  3. 81–91分休憩10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
  4. 91–154分段階3 支援の提供範囲を合意する必要な支援の交換残す:参加方法と支援担当表
  5. 154–180分予備・終了確認26分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「参加方法と支援担当表」の受取先と次の確認日を確かめる
  1. 段階1で残す参加条件の希望一覧
  2. 段階2で残す障壁場面と有効だった支援
  3. 段階3で残す参加方法と支援担当表

開催前

決めることと、用意するもの

判断の前提をそろえてから、道具と会場を準備する。

  1. 01
    問いと範囲

    移動、発話、筆記、閲覧、時間の障壁を把握し、同等の参加方法を決める。 開始前に、扱う対象と期間を一文で示す。

  2. 02
    この場で決めること

    場の参加方法と支援案を決める。個人に障害があるか、どのような診断か、配慮が必要かを判定しない。

  3. 03
    成果物の受取先

    終了時の「参加方法と支援担当表」を記録担当が保管し、必要な支援、提供可能範囲、代替案を具体化する。

  4. 04
    参加と情報の境界

    通過、休憩、退出を選べることを伝え、個人情報、機密、属性評価を記録面へ出さない。参加者支援を別に置く。

  5. 05
    運営体制

    主進行、記録担当、計時、参加者支援を開始前に割り当て、切替と停止を誰が宣言するか確認する。

  6. 06
    次の確認

    「参加方法と支援担当表」の見直し日、閲覧者、次に判断する責任者を決める。

運営役割主進行記録担当計時参加者支援
道具を確認する 8件
まず用意する基本セット

付箋、A4コピー用紙、濃い色の太字ペン、マスキングテープ。全体で共有する進行では、模造紙またはホワイトボードも用意する。

「カード」「札」「票」は専用品を買わず、付箋かA4コピー用紙を切って作る。「開催前に集める資料」は省かず、「開催条件に合わせて選ぶもの」は必要な機能を日用品や会場備品で満たす。

同じ紙道具をまとめた。各項目では、数量と事前に書く内容を確認する。

共通の道具

普段使う文具をそのまま使う・1件

  1. 濃色の筆記具
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。

手書きで作るシート

付箋、A4コピー用紙、模造紙から作る・5件

  1. 参加しやすくする希望を任意で書くカード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人1枚
    作り方・書く内容
    開始前は無記入のまま渡す。参加者は必要な希望だけを書き、理由、健康状態、家庭事情は書く必要がない。書かずに通過する選択も示す。
  2. 体験者の言葉と観察事実を分けて残す用紙
    用意する形
    A4コピー用紙
    数量
    外円1人1枚
    作り方・書く内容
    作業面を「本人が実際に話した言葉」、「外円から観察できた事実」、「本人へ確認したいこと」の3欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  3. 役割別の支援表
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    各役割1枚
    作り方・書く内容
    役割名、担当すること、担当する時間を開始前に書く。担当者名は決まってから追記する。
  4. 依頼カード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    各役割5枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「依頼」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  5. 依頼への応答を分ける札
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    依頼1件につき各1枚
    作り方・書く内容
    「受諾」、「条件付きで受諾」、「拒否」を一枚ずつ別の紙へ書き、種類ごとに必要枚数をそろえる。同じ色でも見出しの文字で区別する。

会場にあるもの

購入せず、会場の備品を確認する・2件

  1. 内円の椅子
    用意する形
    会場にある椅子。新しく購入する必要はない
    数量
    体験者5〜7人分
    作り方・書く内容
    購入品ではなく会場の椅子を使う。必要数、通路、車椅子の旋回場所を開始前に確認する。
  2. 外円の椅子
    用意する形
    会場にある椅子。新しく購入する必要はない
    数量
    残る参加者1人1脚
    作り方・書く内容
    購入品ではなく会場の椅子を使う。必要数、通路、車椅子の旋回場所を開始前に確認する。
会場の設えを確認する 6件
  • 全体発言と進行役への個別連絡を選べる案内
  • 体験者が互いの顔を見られる内円(直径2m程度)
  • 内円から1.5m以上離した外円(1周)
  • 出入り口(1箇所)
  • 同じ役割で座る島卓(役割ごとに1卓)
  • 依頼元と応答先を行列で読める全体支援表(1面)

当日

進行譜に沿って進める

時間は開始からの経過時間で示す。各段階を「確認する、実施する、渡す」の順に追う。

  1. 018

    段階 1

    参加しやすさの希望を集める

    参加しやすさの希望の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 0–15分引継ぎ 15–18分
    1. 1
      確認する

      主進行が、役割、終了時刻、終了時に残す成果物を参加者へ共有する

    2. 2
      実施する
      • 発話、筆記、移動、休憩、閲覧について希望を個別に書く。
      • 理由や診断名を求めず、共有したくない項目は提出しない選択を示す。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す参加条件の希望一覧

      共有を許可された希望だけを、参加障壁の経験を聴く段階へ渡す。

  2. 1881
    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 18–78分引継ぎ 78–81分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「参加条件の希望一覧」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 共有を選んだ人が参加しにくかった場面と助けになった条件を語る。
      • 周囲は反論、助言、診断をせず、場面と条件だけを記録する。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す障壁場面と有効だった支援

      本人が利用を認めた条件を、支援の提供範囲を合意する段階へ渡す。

  3. 81–91分 休憩 10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
  4. 91154

    段階 3

    支援の提供範囲を合意する

    必要な支援の交換の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 91–151分引継ぎ 151–154分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「障壁場面と有効だった支援」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 参加者側が必要な方法を具体的に依頼する。
      • 運営側は「実施する」「条件付きで行う」「別案を出す」のいずれかで回答し、担当と準備期限を記す。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す参加方法と支援担当表

      支援担当表を開催責任者と当日の各担当へ渡す。

  5. 154–180分 予備・終了確認 26分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「参加方法と支援担当表」の受取先と次の確認日を確かめる

運営体制

役割と担当時間

主進行
担当すること「参加しにくさに対する代替方法を決める」の目的と扱わない範囲を守り、段階の開始と終了を伝える担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
記録担当
担当すること参加条件の希望一覧、障壁場面と有効だった支援、参加方法と支援担当表を段階ごとに記録し、終了時に受取先へ渡す担当する時間開始前の記録面準備から終了後の保管まで担当段階 1・2・3
計時
担当すること各段階の終了3分前と、休憩・予備時間への切替を主進行へ知らせる担当する時間全段階の開始時と終了3分前担当段階
参加者支援
担当すること通過、休憩、退出、個別確認の申し出を受け、再開の可否を主進行と判断する担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3

受け渡し

成果物と保管担当

参加条件の希望一覧
使い道本人が選ぶ参加方法を匿名でも把握する。保管担当記録担当
障壁場面と有効だった支援
使い道抽象的な配慮一覧を実際の場面へ結びつける。保管担当記録担当
参加方法と支援担当表
使い道必要な支援、提供可能範囲、代替案を具体化する。保管担当記録担当

例外対応

進行を切り替えるとき・止めるとき

条件に当てはまったら、主進行が切替または停止を伝え、記録担当が変更内容を残す。

段階ごとの切替

  1. この兆候を確認口頭共有を望まない人が一人以上いる。該当段階の行動を見る

場を止める条件

  1. この兆候を確認診断、障害、家庭状況の説明が参加条件になる。その場で行う

    説明要求を止め、必要な参加方法だけを扱う。

  2. この兆候を確認希望した方法を用意できないまま開催を続けようとする。その場で行う

    該当活動を止め、同等の代替または日程変更を決める。

編集・印刷して使う資料

共通テンプレートで準備を始める

このページでは、進行内容を無料で確認できる。まず共通テンプレートへ目的、参加者、役割、進行、成果物を書き写し、開催条件に合わせた準備に使える。

  • 開催前開催概要、参加者向け事前案内、役割表、設営チェック
  • 当日当日進行表、読み上げ文、手法カード
  • 切替・停止時進行の切替案、停止条件、変更記録
  • 終了後成果物の保管先記入欄、出典・権利
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