事実・意味・次の一手を順にたどる、振り返りの対話法
この手法で目指すこと
目的振り返り・意思決定・対話
事実・意味・次の一手を順にたどる、振り返りの対話法。終了時 には、共有した事実、そこから読んだ意味、担当と最初の一手を記した三欄の記録が 残る。
進行の骨子全員掲げる2分4〜7人組たどる6分4〜7人組読む6分4〜7人組選ぶ6分全員確かめる5分計25分 / 4–70人
進行をたどる · 時間で進む
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 掲げる問いを掲げる0–2分 · 全員 · 記録なし
- たどる事実をたどる2–8分 · 4〜7人組 · 個人記録
- 読む意味を読む8–14分 · 4〜7人組 · 共同記録
- 選ぶ次の一手を選ぶ14–20分 · 4〜7人組 · 共同記録
- 確かめる約束を確かめる20–25分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · 問いを掲げる · 累積2分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計25分。
1/5問いを掲げる掲げる・2分・全員
2/5事実をたどるたどる・6分・4〜7人組
3/5意味を読む読む・6分・4〜7人組
4/5次の一手を選ぶ選ぶ・6分・4〜7人組
5/5約束を確かめる確かめる・5分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
事実・意味・次の一手を順にたどる、振り返りの対話法。出来事のあとに感想や結論だけが先に出る、失敗の理由を同じ見方で決めつける、次の行動が曖昧なまま会議を終えがちな場に適する。観察可能な事実から意味づけへ、さらに行動へと問いを一段ずつ替えることで、推測と事実を混ぜずに多様な解釈を扱える。終了時には、共有した事実、そこから読んだ意味、担当と最初の一手を記した三欄の記録が残る。緊急の指揮や、事実確認そのものを完了させる調査には単独では向かない。
手順
- 2分、振り返る出来事を一つ定め、「何が起きたか」を最初の問いとして掲げる
- 1分、各自が見聞きした事実と観察を「何が起きたか」の欄へ一件ずつ書く
- 3分、4〜7人組で「何が起きたか」の欄を読み上げ、推測を足さずに重なりを確かめる
- 2分、各組が重要な事実を一件ずつ全体記録の「何が起きたか」の欄へ書き留める
- 6分、「だから何が分かるか」の問いを個人記入、小組共有、全体記録の順で一巡させる
- 6分、「次に何をするか」の問いを個人記入、小組共有、全体記録の順で一巡させる
- 5分、担当者と期限を言える「次に何をするか」を一件、全員で確認して約束として確定する
もしもの分岐
- 「何が起きたか」の小組共有を始めて2分たっても各組の記録済み事実が2件未満 — 「見たこと・聞いたことだけ」と言い直し、各自30秒で一件ずつ追記する
- 「だから何が分かるか」の全体記録で「〜すべき」が3件続き、意味を示す文が0件 — 各案の前に「この事実から分かるのは」と置き、意味の文へ書き換える
- 「次に何をするか」の小組共有を始めて3分たっても担当者と最初の一手がそろう案が0件 — 次の24時間にできる行為へ限定し、担当者名を添えて一件を選ぶ
人数に合わせる
4人未満では事実と解釈の見比べが乏しくなるため、個人の記録として短縮する。70人までは一組7人以下になるよう分け、4〜7人になるよう均等配分して三問を回す。70人を超えたら一組7人以下になるよう分け、各組の「次に何をするか」を一件だけ代表者が全体記録へ移し、全体共有は代表者だけで行う。
準備するもの
- 三欄の記入紙(1人1枚・何が起きたか/だから何が分かるか/次に何をするか)
- 筆記具(1人1本・濃色)
- 全体記録用の模造紙またはホワイトボード(1面・三欄を確保)
この手法を使う進行例
手法を組み合わせた進め方と、開催全体の人数・時間を確認する。
- 繰り返すミスを改善実験につなげる
この手法の役割事実から意味と次の問いを分ける
- 新しいサービス体験を試作する
この手法の役割観察から修正点を決める
- 利用者の体験から改善点を見つける
この手法の役割改善の問いを選ぶ