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調整して使える進行例

繰り返すミスを改善実験につなげる

ミスの発生条件を観察可能な形で整理し、小さな予防実験を設計する。

問題発見・業務改善問題の根をたどる4–16人計150分対面
終了時に残るもの観察項目と記録範囲、事実・意味・次の問い、目標・実験・測定表

この場で決められること

結果を、どこまで決定として扱うか

業務改善の仮説と実験を決める。事故責任、懲戒、法的因果は判定しない。

この場では決めないこと

別の進め方を選ぶ条件

  • 事故調査を代行しない。
  • 個人の注意力を唯一の原因にしない。
  • 実験結果を事前に保証しない。

進行の全体像

150分の流れを確認する

3段階・休憩5分・予備と終了確認21分

  1. 0–33分段階1 観察する事実をそろえる観察の契約残す:観察項目と記録範囲
  2. 33–61分段階2 事実から意味と次の問いを分ける何が・だから何・次に何残す:事実・意味・次の問い
  3. 61–66分休憩5分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
  4. 66–129分段階3 予防実験と測定を設計する目標・実験・測定の循環残す:目標・実験・測定表
  5. 129–150分予備・終了確認21分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「目標・実験・測定表」の受取先と次の確認日を確かめる
  1. 段階1で残す観察項目と記録範囲
  2. 段階2で残す事実・意味・次の問い
  3. 段階3で残す目標・実験・測定表

開催前

決めることと、用意するもの

判断の前提をそろえてから、道具と会場を準備する。

  1. 01
    問いと範囲

    ミスの発生条件を観察可能な形で整理し、小さな予防実験を設計する。 開始前に、扱う対象と期間を一文で示す。

  2. 02
    この場で決めること

    業務改善の仮説と実験を決める。事故責任、懲戒、法的因果は判定しない。

  3. 03
    成果物の受取先

    終了時の「目標・実験・測定表」を記録担当が保管し、変更内容、観察指標、担当、終了条件を管理する。

  4. 04
    参加と情報の境界

    通過、休憩、退出を選べることを伝え、個人情報、機密、属性評価を記録面へ出さない。参加者支援を別に置く。

  5. 05
    運営体制

    主進行、記録担当、計時、参加者支援を開始前に割り当て、切替と停止を誰が宣言するか確認する。

  6. 06
    次の確認

    「目標・実験・測定表」の見直し日、閲覧者、次に判断する責任者を決める。

運営役割主進行記録担当計時参加者支援
道具を確認する 13件
まず用意する基本セット

付箋、A4コピー用紙、濃い色の太字ペン、マスキングテープ。全体で共有する進行では、模造紙またはホワイトボードも用意する。

「カード」「札」「票」は専用品を買わず、付箋かA4コピー用紙を切って作る。「開催前に集める資料」は省かず、「開催条件に合わせて選ぶもの」は必要な機能を日用品や会場備品で満たす。

同じ紙道具をまとめた。各項目では、数量と事前に書く内容を確認する。

共通の道具

普段使う文具をそのまま使う・4件

  1. 行動付箋
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人3枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「行動」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  2. 筆記具
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
  3. 筆記具
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
  4. 太字ペン
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。

手書きで作るシート

付箋、A4コピー用紙、模造紙から作る・8件

  1. 行動と観察方法を合意する表
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    各組1枚+全体統合用1枚
    作り方・書く内容
    作業面を「試す行動」、「観察する事実」、「観察する人」、「本人へ返す方法」、「記録形式」、「観察期限」、「結果を見直す場」の7欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  2. 記録例カード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    各組1枚
    作り方・書く内容
    この手法で扱う内容に近い記入例を一件だけ開始前に書く。参加者が写す正解ではなく、書き方の見本として示す。
  3. 三欄の記入紙
    用意する形
    A4コピー用紙
    数量
    1人1枚
    作り方・書く内容
    一枚の用紙に「何が起きたか」、「だから何が分かるか」、「次に何をするか」の欄を作る。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  4. 全体記録用の模造紙またはホワイトボード
    用意する形
    模造紙またはホワイトボード
    数量
    1面
    作り方・書く内容
    記録面を「何が起きたか」「だから何が分かるか」「次に何をするか」の三欄に分ける。見出しを太い文字で書き、各組の記録を貼れる余白を取る。
  5. 目標・実験・測定を分ける自作3欄紙
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    1組1枚
    作り方・書く内容
    一枚の用紙に「目標」、「実験」、「測定」の欄を作る。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  6. 実験案の優先度を比べる表
    用意する形
    A4コピー用紙
    数量
    実験案1件1枚
    作り方・書く内容
    作業面を「期待する影響」、「必要な労力」、「結果への確信度」の3欄に分ける。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  7. 開始値・取得方法・利用目的・保管・削除を記す測定票
    用意する形
    A4コピー用紙
    数量
    実験案1件1枚
    作り方・書く内容
    一枚の用紙に「開始値」、「取得方法」、「利用目的」、「保管」、「削除」の欄を作る。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  8. 停止条件・責任者・短周期の更新日を記す学習票
    用意する形
    A4コピー用紙
    数量
    実験案1件1枚
    作り方・書く内容
    一枚の用紙に「停止条件」、「責任者」、「短周期の更新日」の欄を作る。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。

開催前に集める資料

この進行の入力として必ずそろえる・1件

  1. 参加と記録の扱いを確認する案内
    用意する形
    A4コピー用紙または同内容の閲覧用データ
    数量
    影響を受ける人1部
    作り方・書く内容
    「参加内容」、「同意は任意であること」、「同意を撤回する方法」、「撤回後に既存記録を残すか削除するか」を、初めて読む人にも分かる言葉で記す。作成日、確認した担当、質問先を添え、配付する場合は拡大文字版または閲覧用データも同じ内容で用意する。
会場の設えを確認する 8件
  • 観察者と実行者が別の席に着く島卓(各組1卓・5人以下)
  • 契約シートの行末に確認日を書き足せる右余白(各組1面・10cm以上)
  • 同じ記録形式の行をまとめて貼る壁面(1面)
  • 4〜7人で座る島卓(各組1卓・人数を均等配分)、全員から見える全体記録面(1面)
  • 目標は参加者が影響できる望ましい状態とし、数値達成を罰則、確約、人事評価へ使わないと掲示する
  • 実験ごとに影響を受ける立場、実行責任者、専門確認先、停止条件、元へ戻す方法を先に置く
  • 測定は個人データを原則集めず、既存値または個人を特定しない集計値を使い、利用目的、取得担当、保管期間、削除日、更新日を定める
  • 影響を受ける人へ実験と測定を平易に説明し、本人同意と撤回方法、撤回後に既存記録を削除・匿名化・利用停止する選択を先に示す

当日

進行譜に沿って進める

時間は開始からの経過時間で示す。各段階を「確認する、実施する、渡す」の順に追う。

  1. 033

    段階 1

    観察する事実をそろえる

    観察の契約の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 0–30分引継ぎ 30–33分
    1. 1
      確認する

      主進行が、役割、終了時刻、終了時に残す成果物を参加者へ共有する

    2. 2
      実施する
      • 何を、いつ、誰が、どの範囲で観察するかを決める。
      • 個人名や推測を除き、実際に見聞きできる行動と条件だけを記録する。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す観察項目と記録範囲

      観察事実を、事実から意味と次の問いを分ける段階へ渡す。

  2. 3361

    段階 2

    事実から意味と次の問いを分ける

    何が・だから何・次に何の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 33–58分引継ぎ 58–61分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「観察項目と記録範囲」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • まず起きた事実だけを共有する。
      • 次にその意味を複数案として出し、最後に自分たちが確かめる問いを選ぶ。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す事実・意味・次の問い

      選んだ問いと仮説を実験設計へ渡す。

  3. 61–66分 休憩 5分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
  4. 66129

    段階 3

    予防実験と測定を設計する

    目標・実験・測定の循環の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当参加者支援
    手法 66–126分引継ぎ 126–129分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「事実・意味・次の問い」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 望む変化を一文にし、小さな変更を一件設計する。
      • 実験前後で確認する指標、担当、期間、停止条件を決める。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す目標・実験・測定表

      実験表を業務責任者と測定担当へ渡す。

  5. 129–150分 予備・終了確認 21分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「目標・実験・測定表」の受取先と次の確認日を確かめる

運営体制

役割と担当時間

主進行
担当すること「繰り返すミスを改善実験につなげる」の目的と扱わない範囲を守り、段階の開始と終了を伝える担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
記録担当
担当すること観察項目と記録範囲、事実・意味・次の問い、目標・実験・測定表を段階ごとに記録し、終了時に受取先へ渡す担当する時間開始前の記録面準備から終了後の保管まで担当段階 1・2・3
計時
担当すること各段階の終了3分前と、休憩・予備時間への切替を主進行へ知らせる担当する時間全段階の開始時と終了3分前担当段階
参加者支援
担当すること通過、休憩、退出、個別確認の申し出を受け、再開の可否を主進行と判断する担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3

受け渡し

成果物と保管担当

観察項目と記録範囲
使い道評価語を避け、比較できる事実を集める。保管担当記録担当
事実・意味・次の問い
使い道観察と解釈を混ぜずに改善仮説を作る。保管担当記録担当
目標・実験・測定表
使い道変更内容、観察指標、担当、終了条件を管理する。保管担当記録担当

例外対応

進行を切り替えるとき・止めるとき

条件に当てはまったら、主進行が切替または停止を伝え、記録担当が変更内容を残す。

段階ごとの切替

  1. この兆候を確認観察項目が十件を超える。該当段階の行動を見る

場を止める条件

  1. この兆候を確認重大事故、法令違反、不正の疑いが出る。その場で行う

    改善対話を止め、記録を保全して正式調査へ渡す。

  2. この兆候を確認個人名を用いた能力評価が始まる。その場で行う

    匿名化し、作業条件と仕組みへ戻る。

編集・印刷して使う資料

共通テンプレートで準備を始める

このページでは、進行内容を無料で確認できる。まず共通テンプレートへ目的、参加者、役割、進行、成果物を書き写し、開催条件に合わせた準備に使える。

  • 開催前開催概要、参加者向け事前案内、役割表、設営チェック
  • 当日当日進行表、読み上げ文、手法カード
  • 切替・停止時進行の切替案、停止条件、変更記録
  • 終了後成果物の保管先記入欄、出典・権利
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