重要語の語義、除外、判断例を三列で残す壁面対話法
この手法で目指すこと
目的対話・チームビルド
重要語の語義、除外、判断例を三列で残す壁面対話法。終了時には境界と使用場面を 伴う語彙壁が残る。
進行の骨子全員掲げる3分1人書く5分全員読む4分全員話す5分全員残す3分計20分 / 4–40人
進行をたどる · 場に広げる
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
1 / 5 · 語を掲げる · 累積3分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計20分。
この手法は
重要語の語義、除外、判断例を三列で残す壁面対話法。同じ言葉を使いながら、各人が異なる範囲を想定し、合意したつもりで作業がずれる場に適する。参加者は意味だけでなく、その語に含めないものと具体的な判断例を別札へ書く。差分を壁の位置で比べ、一つへ無理に統一せず、用途の異なる定義を最大三つまで保持する。終了時には境界と使用場面を伴う語彙壁が残る。会議の冒頭で使用場面を指せば、どの定義を使うか短時間で確認できる。法令や契約ですでに定義が固定された語の変更には向かない。
手順
- 3分、意味のずれが起きている重要語を一つ掲げ、語義・除外・判断例の三列を壁へ引く
- 5分、各自がその語の意味、含めないもの、具体的な判断例を別々の札へ一項目ずつ書く
- 4分、発話せず札を三列へ貼り、同じ語義でも除外または判断例が違う札を上下に離す
- 5分、壁前で離れた札の境界を話し、定義ごとに使う場面を一文で追記する
- 3分、一つへ統一せず、実務で使う定義を最大三つまで残して確認時点を決める
もしもの分岐
- 記入開始から3分後も除外列の札が全体で2枚未満 — 判断例の反対場面を一つ挙げ、その場面を含めるかを除外札へ書く
- 壁読み開始から2分後に語義列だけへ札の8割以上が集まる — 語義札を対応する判断例の横へ移し、例のない語義は保留欄へ置く
- 選定開始から2分後も定義が4つ以上残る — 使用場面が重なる定義を一組だけ統合し、なお異なる定義は最大三つ残す
人数に合わせる
4人未満では一語だけを扱い、各自が三列を一組ずつ書く。4〜10人は一組で一語を扱う。11〜40人は一組10人以下になるよう分け、組ごとに別の重要語を一語担当する。各組は最大三定義と判断例一件ずつを全体壁へ移し、全体では定義を統合せず使用場面だけを確認する。
準備するもの
- 重要語カード(扱う語ごとに1枚・A3程度)
- 語義札(1人3枚・A6程度)
- 除外札(1人2枚・A6程度)
- 判断例札(1人2枚・A6程度)
- 濃色の筆記具(1人1本)
出典: 対話の譜面編集部: 定義の壁(オリジナル記述・図版)
この手法を使う進行例
手法を組み合わせた進め方と、開催全体の人数・時間を確認する。
- 立場ごとの言葉を共通の言葉にそろえる
この手法の役割会議で使う定義を置く
- チームの関係を整え、協働条件を決める
この手法の役割協働の言葉をそろえる
- 最低限守る業務標準を決める
この手法の役割運用語をそろえる