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調整して使える進行例

発散から共有、整理へ

個人の発想を広げ、全員に見える形で共有し、次の判断へ渡せるまとまりを作る。

発想・企画・サービス設計発散して整理する12–20人計165分対面
終了時に残るもの個人で書き出した発想案、発想案と気づきの付箋、共通点と相違点を示した概念地図

この場で決められること

結果を、どこまで決定として扱うか

発想群と関係図を作る。最終決定、実行計画、採否は次の場へ渡す。

この場では決めないこと

別の進め方を選ぶ条件

  • 最終案を決定しない。
  • 発言や自己開示を強制しない。
  • 案の作成者を評価しない。

進行の全体像

165分の流れを確認する

3段階・休憩10分・予備と終了確認21分

  1. 0–23分段階1 個人の発想を広げる無言のブレインライティング残す:個人で書き出した発想案
  2. 23–101分段階2 少人数から全体へ共有する移動して共有残す:発想案と気づきの付箋
  3. 101–111分休憩10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
  4. 111–144分段階3 複数の整理図を見比べる概念地図の見比べ残す:共通点と相違点を示した概念地図
  5. 144–165分予備・終了確認21分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「共通点と相違点を示した概念地図」の受取先と次の確認日を確かめる
  1. 段階1で残す個人で書き出した発想案
  2. 段階2で残す発想案と気づきの付箋
  3. 段階3で残す共通点と相違点を示した概念地図

開催前

決めることと、用意するもの

判断の前提をそろえてから、道具と会場を準備する。

  1. 01
    問いと範囲

    個人の発想を広げ、全員に見える形で共有し、次の判断へ渡せるまとまりを作る。 開始前に、扱う対象と期間を一文で示す。

  2. 02
    この場で決めること

    発想群と関係図を作る。最終決定、実行計画、採否は次の場へ渡す。

  3. 03
    成果物の受取先

    終了時の「共通点と相違点を示した概念地図」を記録担当が保管し、次の判断で比較できる発想構造にする。

  4. 04
    参加と情報の境界

    発話、筆記、通過から参加方法を選べるようにし、個人情報、機密、属性評価を記録面へ出さない。

  5. 05
    運営体制

    主進行、記録担当、計時を開始前に割り当て、切替と停止を誰が宣言するか確認する。

  6. 06
    次の確認

    「共通点と相違点を示した概念地図」の見直し日、閲覧者、次に判断する責任者を決める。

運営役割主進行記録担当計時
道具を確認する 15件
まず用意する基本セット

付箋、A4コピー用紙、濃い色の太字ペン、マスキングテープ。全体で共有する進行では、模造紙またはホワイトボードも用意する。

「カード」「札」「票」は専用品を買わず、付箋かA4コピー用紙を切って作る。「開催前に集める資料」は省かず、「開催条件に合わせて選ぶもの」は必要な機能を日用品や会場備品で満たす。

同じ紙道具をまとめた。各項目では、数量と事前に書く内容を確認する。

共通の道具

普段使う文具をそのまま使う・4件

  1. 選択点
    用意する形
    ペンで付ける印。匿名性や移動が必要な場合だけ丸シールを使う
    数量
    1人2点
    作り方・書く内容
    基本はペンで印を付ける。貼り替えや匿名回収が必要な場合だけ丸シールを人数分に分ける。
  2. 筆記具
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
  3. 筆記具
    用意する形
    濃い色の太字ペンまたはホワイトボードマーカー
    数量
    1人1本
    作り方・書く内容
    インクが出ることを確認し、参加者が取れる位置へ置く。薄い色のペンは避ける。
  4. 共通点と相違点を描き分ける二色のペン
    用意する形
    黒または青のペン1本と、それと見分けられる別色のペン1本
    数量
    1人各1本
    作り方・書く内容
    共通する線と異なる線に使う色を開始前に決める。色だけでなく、実線と点線など線の形も変えて見分けられるようにする。 色に加えて実線と点線でも区別する。

手書きで作るシート

付箋、A4コピー用紙、模造紙から作る・9件

  1. 案カード
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人5枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「案」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。 一枚には一案だけを書く。
  2. 無記名の案を似た対象と作用でまとめる面
    用意する形
    A4コピー用紙を2枚並べた紙面。広く使う場合はマスキングテープでつなぐ
    数量
    各組1枚+全体統合用1枚
    作り方・書く内容
    上部に今回の問いを書く。投函された全案を最初は分けずに広げ、近い案を束ねた後に、各束へ対象と動作が分かる分類名を書く。下部に選択点の多い上位二束を残す欄を作る。
  3. 実践パネル
    用意する形
    模造紙またはホワイトボード
    数量
    1卓1枚
    作り方・書く内容
    一枚の用紙に「証拠」、「条件」、「相談」の欄を作る。色だけに頼らず、各欄の見出しを文字で書く。
  4. 卓番号札
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1卓1枚
    作り方・書く内容
    使う枚数分の連番を開始前に書く。番号は離れた場所から読める太い文字にする。
  5. 巡回記録冊子
    用意する形
    A4コピー用紙
    数量
    来訪者1人1冊
    作り方・書く内容
    A4コピー用紙を六欄に分け、「1巡目」から「6巡目」まで見出しを付ける。各欄に、卓番号・示された証拠・成立条件・質問または提案を一件ずつ書ける余白を取る。冊子を購入する必要はない。
  6. 来訪者の質問や提案を一件ずつ残す紙片
    用意する形
    A4コピー用紙を縦に6つ切りにした細長い紙片、または付箋
    数量
    1卓6本
    作り方・書く内容
    各紙片の上部に「質問または提案」と書く。来訪者が、実践の証拠・成立条件・相談したい点を聞いた後の質問または提案を一件ずつ書く。
  7. 持ち帰り票
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人1枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「持ち帰り」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。
  8. 個人地図用紙
    用意する形
    A4コピー用紙
    数量
    1人1枚
    作り方・書く内容
    上部に「個人地図用紙」と書く。付箋や紙片を並べても重ならない余白を取り、全体共有では離れた場所から読める文字にする。
  9. 概念札
    用意する形
    75×75mm程度の付箋、またはA4コピー用紙を4つ切りにした紙片
    数量
    1人8枚
    作り方・書く内容
    専用品は購入せず、紙片の上部に「概念」と書く。参加者が書き込む場合は一枚に一件とし、必要な見出しは開始前に手書きする。 一枚には一語だけを書く。

開催条件に合わせて選ぶもの

必要な機能を日用品や会場備品で代替できるか確認する・2件

  1. 無言投函トレー
    用意する形
    手持ちの不透明封筒、空き箱、または机上をマスキングテープで囲んだ投函欄
    数量
    各組1個
    作り方・書く内容
    投函内容を他の参加者から読まれない向きで置く。専用トレーを購入する必要はない。
  2. 概念地図の共通点と違いを写す重ね合わせ面
    用意する形
    手持ちの透明クリアファイルを開いたもの。透明な物がなければ、A4コピー用紙へ二つの地図の共通点と違いを写す
    数量
    各組1枚+全体統合用1枚
    作り方・書く内容
    上部へ「共通する線」と「片方だけにある線」の凡例を書く。個人地図を横に並べ、同じ語と同じ向きの線を実線、片方だけにある線を点線で写し、線を消したり一本へまとめたりしない。
会場の設えを確認する 11件
  • 3〜6人組(人数差1人以内)
  • 互いの記入を覗かない各組作業卓(各組1卓)
  • 全案投函後に開くトレー(各組1個)
  • 各組上位案を置く全体統合面(1面)
  • 人数帯に応じた二卓以上の実践卓(各卓1ホスト・直径3mの立ち話域)
  • 卓数と同じ数の来訪班(各班5〜9人)
  • 卓番号順を循環する一方向の移動路(1本)
  • 全卓の実践知を集める全体面(1面)
  • 2〜3人組(人数を均等配分)
  • 個人地図を横に並べる各組作業卓(各組1卓)
  • 各組の差分一件を重ねる全体統合面(1面)

当日

進行譜に沿って進める

時間は開始からの経過時間で示す。各段階を「確認する、実施する、渡す」の順に追う。

  1. 023
    担当主進行記録担当計時
    手法 0–20分引継ぎ 20–23分
    1. 1
      確認する

      主進行が、役割、終了時刻、終了時に残す成果物を参加者へ共有する

    2. 2
      実施する
      • 問いに対する案を一件一枚で無言のまま書き出す。
      • 他者の案を読んで着想を足し、共有したい案へ印を付ける。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す個人で書き出した発想案

      各参加者が印を付けた案を手元に残し、全体共有へ持ち込む。

  2. 23101

    段階 2

    少人数から全体へ共有する

    移動して共有の詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当計時
    手法 23–98分引継ぎ 98–101分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「個人で書き出した発想案」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 案をテーマ別の卓へ置き、参加者が卓を移動しながら説明と質問を重ねる。
      • 各卓は追加された気づきを一件一枚で記録する。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す発想案と気づきの付箋

      全付箋を記録担当が整理作業面へ移す。

  3. 101–111分 休憩 10分参加者は休憩し、運営側は前段階の成果物を次の作業面へ移す
  4. 111144

    段階 3

    複数の整理図を見比べる

    概念地図の見比べの詳しい手順を見る

    担当主進行記録担当計時
    手法 111–141分引継ぎ 141–144分
    1. 1
      確認する

      主進行が、前段階の「発想案と気づきの付箋」がそろっていることを確認する

    2. 2
      実施する
      • 各卓が案の関係を概念地図にし、別の卓の地図と見比べる。
      • 共通するまとまり、異なる見方、未整理の案を一つの比較表へ残す。
    3. 3
      渡す

      この段階で残す共通点と相違点を示した概念地図

      比較表と概念地図を次の判断会の主催者へ渡す。

  5. 144–165分 予備・終了確認 21分最初は遅れの吸収に使い、最後の5分は「共通点と相違点を示した概念地図」の受取先と次の確認日を確かめる

運営体制

役割と担当時間

主進行
担当すること「発散から共有、整理へ」の目的と扱わない範囲を守り、段階の開始と終了を伝える担当する時間開始前から終了まで担当段階 1・2・3
記録担当
担当すること個人で書き出した発想案、発想案と気づきの付箋、共通点と相違点を示した概念地図を段階ごとに記録し、終了時に受取先へ渡す担当する時間開始前の記録面準備から終了後の保管まで担当段階 1・2・3
計時
担当すること各段階の終了3分前と、休憩・予備時間への切替を主進行へ知らせる担当する時間全段階の開始時と終了3分前担当段階 1・2・3

受け渡し

成果物と保管担当

個人で書き出した発想案
使い道本人が次段で共有したい案を選ぶ。保管担当記録担当
発想案と気づきの付箋
使い道整理対象を全員に見える形へする。保管担当記録担当
共通点と相違点を示した概念地図
使い道次の判断で比較できる発想構造にする。保管担当記録担当

例外対応

進行を切り替えるとき・止めるとき

条件に当てはまったら、主進行が切替または停止を伝え、記録担当が変更内容を残す。

段階ごとの切替

  1. この兆候を確認十五分時点で案が百件を超える。該当段階の行動を見る

場を止める条件

  1. この兆候を確認個人や属性の評価が付箋へ書かれる。その場で行う

    整理を止め、観察できる課題または行動へ書き換える。

  2. この兆候を確認発話や筆記を望まない人へ参加が強制される。その場で行う

    通過または匿名提出を認めてから再開する。

編集・印刷して使う資料

この進行例に合わせた運営パック

このページでは、進行内容を無料で確認できる。専用の運営パックには、開催前から終了後までに使う資料を、編集・印刷できる形式でまとめている。現在は販売準備中。

  • 開催前開催概要、参加者向け事前案内、役割表、設営チェック
  • 当日当日進行表、読み上げ文、手法カード
  • 切替・停止時進行の切替案、停止条件、変更記録
  • 終了後成果物の保管先記入欄、出典・権利
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