同じ中心語の概念地図を個別に描き、共通する線と異なる線を見比べる方法
この手法で目指すこと
目的対話・振り返り
同じ中心語の概念地図を個別に描き、共通する線と異なる線を見比べる方法。終了時には個人地図、比較用の差分図、次に確かめる 関係が残る。
進行の骨子全員定める3分個人描く7分2〜3人組たどる8分2〜3人組聴く7分全員残す5分計30分 / 3–20人
進行をたどる · 場に広げる
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 定める中心語を定める0–3分 · 全員 · 記録なし
- 描く個人地図を描く3–10分 · 個人 · 個人記録
- たどる差分をたどる10–18分 · 2〜3人組 · 共同記録
- 聴く線の理由を聴く18–25分 · 2〜3人組 · 共同記録
- 残す比較図を残す25–30分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · 中心語を定める · 累積3分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計30分。
1/5中心語を定める定める・3分・全員
2/5個人地図を描く描く・7分・個人
3/5差分をたどるたどる・8分・2〜3人組
4/5線の理由を聴く聴く・7分・2〜3人組
5/5比較図を残す残す・5分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
同じ中心語の概念地図を個別に描き、共通する線と異なる線を見比べる方法。同じ言葉を使うため理解も同じだと思う、説明を聞く前に正誤を決める、振り返りで認識差の由来が残らない場に適する。各自は中心語から関連語を伸ばし、線の上へ関係を示す動詞を書く。組では地図を統合せず横に並べ、共通線と差分線を透明シートへ別記号で写す。終了時には個人地図、比較用の差分図、次に確かめる関係が残る。知識量を採点する場や、唯一の正しい地図へ矯正する場には向かない。異なる線は本人が理由を説明した後に記録する。
手順
- 3分、見比べる対象を一語で定め、地図の中心へ全員が同じ語を書く
- 7分、各自が関連語を八枚まで置き、中心語との線へ関係を示す動詞を書く
- 5分、組で地図を横に並べ、同じ語と同じ向きの線だけを透明シートへ写す
- 3分、片方だけにある線を差分記号で写し、消したり一本へまとめたりしない
- 7分、差分線を描いた本人が理由を説明し、聞き手は確認質問を一つだけ返す
- 5分、各組が次に確かめる差分線を一件選び、全体統合面へ移す
もしもの分岐
- 個人作図開始から5分で線が2本未満の人が組内の半数以上 — 対象の前、最中、後の三時点から関連語を一枚ずつ追加する
- 比較開始から4分で差分線が0本かつ共通線が5本以上 — 同じ語を一つ選び、線上の動詞が本当に同じ意味か本人同士で言い換える
人数に合わせる
1〜2人は比較相手が足りないため不成立とする。3〜20人は一組2〜3人、人数差一人以内になるよう分け、全組を2〜3人にする。各組に透明シート一枚、各自に地図用紙一枚を渡し、差分一件を全体へ移す。20人では十組の差分各一件を全体統合用一枚へ並べる。
準備するもの
- 個人地図用紙(A4判・1人1枚)
- 概念札(1人8枚・一枚一語)
- 比較用の透明シート(各組1枚+全体統合用1枚)
- 共通線と差分線の筆記具(1人各1本・二色)
出典: Greg Wilson: Comparing Concept Maps(翻案・変更あり) / CC BY 4.0
この手法を使う進行例
手法を組み合わせた進め方と、開催全体の人数・時間を確認する。
- 発散から共有、整理へ
この手法の役割複数の整理図を見比べる