望む行動と避けたい行動を合意し、更新できる協働規範を作る手法
この手法で目指すこと
目的チームビルド・対話
望む行動と避けたい行動を合意し、更新できる協働規範を作る手法。成果物は公開場所、見直し時期、変更手順を備えた社会契約である。
進行の骨子個人思い出す12分個人→3〜6人組言い換える18分3〜6人組束ねる22分全員確かめる23分全員掲げる15分計90分 / 3–25人
進行をたどる · 枠を埋める
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
1 / 5 · 協働を思い出す · 累積12分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計90分。
1/5協働を思い出す思い出す・12分・個人
2/5行動へ言い換える言い換える・18分・個人→3〜6人組
3/5規範を束ねる束ねる・22分・3〜6人組
4/5同意を確かめる確かめる・23分・全員
5/5契約を掲げる掲げる・15分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
望む行動と避けたい行動を合意し、更新できる協働規範を作る手法。チームの暗黙ルールが人によって違う立上げ期や、働き方を見直す節目に適する。良かった協働と苦しかった協働を個人で振り返り、人物評価を観察可能な行動へ言い換える。似た行動を束ね、誰も契約の外に置かず、異議と保留を記録して同意を確かめる。成果物は公開場所、見直し時期、変更手順を備えた社会契約である。就業規則、法令、ハラスメント対応を置き換える場や、異議を理由に不利益が生じる場では実施しない。
手順
- 12分、良いチームと苦しかったチームを一つずつ思い出し、人物名を出さず助けになった行動と妨げた行動を分ける
- 18分、「互いを尊重する」のような抽象語を、誰が見ても実施を確かめられる一文の行動へ書き換える
- 22分、3〜6人組で似た提案を束ね、望む行動と避けたい行動に分けて各組6件以内へ絞る
- 23分、全体で重複を統合し、各条項を守れるか、異議や保留があるかを一人ずつ確認して記録する
- 15分、合意した条項を清書し、掲示場所、誰でも変更を提案できる手順、次に見直す日を決める
もしもの分岐
- 小組で束ねた提案の半数以上が「大切にする」「意識する」など行動を観察できない表現 — 各提案を「誰が、どの場面で、何をするか」の一文へ戻し、観察できない語を外す
- 同意確認で1人以上が保留を示す、または発言を断る — 署名や同意を強制せず、保留理由を匿名で残せる別欄を作り、その条項を暫定扱いにする
- 終了15分前に、変更提案の受付方法か次回見直し日のどちらかが未定 — 全員が変更を提案できる窓口を一つ決め、次の定例会を見直し時点として清書する
人数に合わせる
3〜8人は一つの輪で全提案を統合する。9〜25人は参加人数を6人で割って切り上げた数を組数とし、各組を3〜6人へ配分して6件以内に絞ってから全体へ戻す。カードは1人6枚、分類面は組数分を用意する。15人を超えたら黙読時間を先に取り、同じ内容への賛否を一斉に示して発言順の影響を減らす。
準備するもの
- 行動提案カード(1人6枚・75×75mm)
- 分類用の壁面(3〜6人組に1面・参加人数を6人で割って切り上げた面数・幅90cm以上)
- 社会契約の清書用紙(1会場1枚・A1判以上)
- 同意と保留の記録欄(1会場1枚・記名は任意)
- 濃色の筆記具(1人1本・中字)
出典: Matt Takane; Tim Beattie: Social Contract(翻案・変更あり) / CC BY 4.0
この手法を使う進行例
手法を組み合わせた進め方と、開催全体の人数・時間を確認する。
- 学びやすい場の約束を参加者と作る
この手法の役割学びの場の約束を作る
- 新しいチームの協働ルールを作る
この手法の役割協働の約束を合意する