現在のリスクを位置と傾向で並べ直し、対応を更新する定例の点検手法
この手法で目指すこと
目的振り返り・意思決定
現在のリスクを位置と傾向で並べ直し、対応を更新する定例の点検手法。終了時には更新された配置図と、リスクごとの対応方針・担当・次回点検日が残る。
進行の骨子全員洗い出す8分全員問う15分全員据える15分全員委ねる14分全員手渡す8分計60分 / 3–20人
進行をたどる · 場に広げる
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 洗い出すリスクを洗い出す0–8分 · 全員 · 記録なし
- 問う現況を問う8–23分 · 全員 · 共同記録
- 据えるリスクを面に据える23–38分 · 全員 · 共同記録
- 委ねる対応を委ねる38–52分 · 全員 · 共同記録
- 手渡す記録を手渡す52–60分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · リスクを洗い出す · 累積8分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計60分。
1/5リスクを洗い出す洗い出す・8分・全員
2/5現況を問う問う・15分・全員
3/5リスクを面に据える据える・15分・全員
4/5対応を委ねる委ねる・14分・全員
5/5記録を手渡す手渡す・8分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
現在のリスクを位置と傾向で並べ直し、対応を更新する定例の点検手法。慢心により新しいリスクや悪化しているリスクが見過ごされがちな、進行中の仕事を定期的に振り返る場に適する。各リスクを重大さと変化の面へ機械的に置き直すため、勘でなく位置の変化で新規・悪化・改善を見分けられる。終了時には更新された配置図と、リスクごとの対応方針・担当・次回点検日が残る。リスクの洗い出し自体は行わないため、候補となるリスクが一件も出ていない初回の立ち上げ時には単独で使わない。
手順
- 8分、現行のリスク一覧と重大さのデータを担当者から集めて洗い出す
- 15分、対応は効いているか、新しい兆しはないかを全員で一つずつ問う
- 15分、各リスクを重大さと変化の向きの面へ置き、新規と悪化に印を付けて据える
- 14分、リスクごとに受容・軽減・移転から対応を決め、担当者へ委ねる
- 8分、位置図と対応方針を書き直し、次回点検日を添えて手渡す
もしもの分岐
- 前回点検から5週間以上たっている — 直近の変化だけに絞り、重大なリスク上位3件だけを今回は扱う
- 同じリスクが3回連続で位置が動いていない — 対応方針そのものを白紙に戻し、担当者を交代して考え直す
- 新しいリスクが2回連続で0件のまま点検が終わる — 各自が最近気づいた変化を一件ずつ挙げる時間を追加で設ける
人数に合わせる
3人未満では対応の担当と点検者が分かれず相互点検が働かない。3〜20人は共有の配置図1面を全員で囲み、小組には分けない。15人を超える場合はリスクを担当領域ごとに2群へ分け、群ごとに配置し終えてから合流して重複を統合する。
準備するもの
- 現行のリスク一覧表(1部・全員が見える掲示用に1面)
- リスク配置図用シート(1面・A2判以上・重大さ×変化の2軸)
- 新規/悪化/改善を示す色分けした印(各色10個程度)
- 濃色の筆記具(1人1本)
出典: Dave Esra: Risk Radar(翻案・変更あり) / CC BY 4.0
この手法を使う進行例
手法を組み合わせた進め方と、開催全体の人数・時間を確認する。
- リスクの兆候と判断期限を管理する
この手法の役割早期兆候を配置する
- 災害時の連携と受け渡しを机上で試す
この手法の役割監視する兆候と対応を決める