同時に必要なのに張り合う二つの現実を、一つの問いとして保つ手法
この手法で目指すこと
目的発散・対話・意思決定
同時に必要なのに張り合う二つの現実を、一つの問いとして保つ手法。成果物は答えではなく、次の探究を開く両立課題の問いである。
進行の骨子個人挙げる4分個人囲む3分個人結ぶ4分3〜6人組研ぐ6分全員響かせる3分計20分 / 4–40人
進行をたどる · 枠を埋める
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 挙げる現実を挙げる0–4分 · 個人 · 個人記録
- 囲む緊張を囲む4–7分 · 個人 · 個人記録
- 結ぶ問いへ結ぶ7–11分 · 個人 · 個人記録
- 研ぐ言葉を研ぐ11–17分 · 3〜6人組 · 共同記録
- 響かせる全体へ響かせる17–20分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · 現実を挙げる · 累積4分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計20分。
1/5現実を挙げる挙げる・4分・個人
2/5緊張を囲む囲む・3分・個人
3/5問いへ結ぶ結ぶ・4分・個人
4/5言葉を研ぐ研ぐ・6分・3〜6人組
5/5全体へ響かせる響かせる・3分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
同時に必要なのに張り合う二つの現実を、一つの問いとして保つ手法。どちらか一方を選ぶ議論が行き詰まった場や、方針と実態の矛盾を責めずに扱いたい場に適する。参加者は課題について実際に起きていることを挙げ、反対に見えても共に守る必要がある二つを選ぶ。二項を両立させる問いへ結び、小組で片方を消さずに言葉を研ぐ。成果物は答えではなく、次の探究を開く両立課題の問いである。誰かを責める告発、二択の投票、片方が法令や安全に反する状況には用いない。
手順
- 4分、共有課題について現在起きている事実と望ましい可能性を各自で挙げ、一項ずつ短く書く
- 3分、反対に見える二項のうち、成功のために同時に守る必要がある組合せを一つ囲む
- 4分、囲んだ二項を「私たちはAしながら、同時にどうBするか」の一文の問いへ結ぶ
- 6分、3〜6人組で問いを読み、責任追及や片方の放棄になっていないか確かめて言葉を研ぐ
- 3分、各組が最も緊張を保つ問いを一件だけ読み上げ、全体共有面へ答えを書かずに残す
もしもの分岐
- 小組で読んだ問いの主語に個人名や部署名があり、責任追及の表現が1件以上ある — 主語を共有課題へ戻し、人物評価を同時に起きている二つの事実へ言い換える
- 一方を削っても成功条件が変わらないと組の半数以上が判断する — 削れる側を外し、現場で同時に守る必要がある別の事実を個人用紙から選び直す
- 終了3分前に、答えや施策を含む文が共有候補の半数を超える — 答えの部分を外して二つの必要だけを残し、探索を開く疑問文へ戻す
人数に合わせる
4〜40人は参加人数を6人で割って切り上げた数を組数とし、各組を3〜6人へ配分する。個人用紙と清書カードは人数分、共有面は1面を用意する。組数が4以下なら各組一件を口頭共有する。組数が5以上なら全件を先に掲示し、各自が緊張を強く感じる一件へ印を付け、印の多い順に組数と同じ件数だけを読み上げる。
準備するもの
- 個人用紙(1人1枚・A5判以上)
- 問いの清書カード(1人1枚・A6判以上)
- 文型の掲示面(1会場1面・幅90cm以上)
- 全体共有面(1会場1面・幅120cm以上)
- 濃色の筆記具(1人1本・中字)
この手法を使う進行例
手法を組み合わせた進め方と、開催全体の人数・時間を確認する。
- チームの関係を整え、協働条件を決める
この手法の役割両立させたい条件を問いにする