利用者の仮の人物像を作り、開発初期の共通言語にする手法
この手法で目指すこと
目的対話・発散
利用者の仮の人物像を作り、開発初期の共通言語にする手法。名前つきの仮説ペルソナ一覧と、優先して解く一人が残る。
進行の骨子全員出し合う10分全員名づける8分3〜5人組書き込む24分全員選び出す18分計60分 / 3–12人
進行をたどる · 枠を埋める
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 出し合う利用者像を出し合う0–10分 · 全員 · 共同記録
- 名づける人物に名づける10–18分 · 全員 · 共同記録
- 書き込む目標と障壁を書き込む18–42分 · 3〜5人組 · 共同記録
- 選び出す優先ペルソナを選び出す42–60分 · 全員 · 共同記録
1 / 4 · 利用者像を出し合う · 累積10分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計60分。
1/4利用者像を出し合う出し合う・10分・全員
2/4人物に名づける名づける・8分・全員
3/4目標と障壁を書き込む書き込む・24分・3〜5人組
4/4優先ペルソナを選び出す選び出す・18分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
利用者の仮の人物像を作り、開発初期の共通言語にする手法。対象利用者の呼び方が担当者ごとに違い、追加する機能の要不要が話すたびに揺れ動く開発初期の場に適する。問い合わせ記録や既存の調査から利用者像をいったん出し合って名前を付け、目標と障壁を同じ型へ全員で書き込むため、以後は名前を挙げるだけで人物像とその文脈を指し示せる。名前つきの仮説ペルソナ一覧と、優先して解く一人が残る。実利用者への調査がすでに済んでいる案件や、一人の憶測だけで人物像を決めてしまう場には向かない。
手順
- 10分、問い合わせや使われ方の記録から利用者の群れを全員で出し合う
- 8分、出た群れごとに人となりが伝わる名前を全員で付ける
- 24分、3〜5人組で担当の人物を決め、目標と障壁を型へ書き込む
- 18分、全員の前に並べた人物像から、優先して解く一人を選び出す
もしもの分岐
- 利用者像を出し合って5分たっても、出た案が2件に届かない — 問い合わせの記録から実例を一件読み上げ、そこに出た人を起点に案を足す
- 目標と障壁を書き込む段階で、障壁欄が空のままの組がある — その人物が使う場面を一つ思い出させ、そこで困る点を一件だけ書かせる
- 優先する一人を選ぶ場面で、票が全員に均等に散る — 直近の問い合わせ件数が最も多い人物へ一旦絞り、そこから話し合う
人数に合わせる
3人未満では複数の人物像を出し合う対話が働かない。3〜12人は参加人数を5人で割って切り上げた数を組数とし、3〜5人へ均等に配る。出た利用者群が組数を上回る場合は、近い者どうしを先に1つへ統合してから組数に合わせて配る。
準備するもの
- 人物像シート(3〜5人組に1枚・A4判・名前/目標/障壁/引用欄)
- 付箋(1人10枚目安)
- 濃色の筆記具(1人1本)
出典: Darpan Sunwar; Spencer Stolworthy: Proto-Persona(翻案・変更あり) / CC BY 4.0
この手法を使う進行例
手法を組み合わせた進め方と、開催全体の人数・時間を確認する。
- 満たされていないニーズから企画案を作る
この手法の役割利用者仮説を可視化する