衝突した発言を止め、事実、解釈、要望へ言い直す対話法
この手法で目指すこと
目的対話・チームビルド
衝突した発言を止め、事実、解釈、要望へ言い直す対話法。終了時には、合意した事実と試す要望を分けた三段記録が残る。
進行の骨子全員定める2分二者と全体止める4分二者と全体分ける6分二者と全体選ぶ4分全員決める4分計20分 / 3–16人
進行をたどる · 時間で進む
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 定める合図を定める0–2分 · 全員 · 記録なし
- 止める発言を止める2–6分 · 二者と全体 · 個人記録
- 分ける文を分ける6–12分 · 二者と全体 · 共同記録
- 選ぶ要望を選ぶ12–16分 · 二者と全体 · 共同記録
- 決める次を決める16–20分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · 合図を定める · 累積2分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計20分。
1/5合図を定める定める・2分・全員
2/5発言を止める止める・4分・二者と全体
3/5文を分ける分ける・6分・二者と全体
4/5要望を選ぶ選ぶ・4分・二者と全体
5/5次を決める決める・4分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
衝突した発言を止め、事実、解釈、要望へ言い直す対話法。声の大きい人が相手の動機を決めつける、同じ出来事を別の意味で語り続ける、反論が速すぎて頼みごとが消える場に適する。停止合図の後、当事者は自分の言葉を三種類の短文に分け、記録者は順を替えずに書く。事実と解釈を切り離してから要望を選ぶため、正しさの争いを次の行動へ移しやすい。終了時には、合意した事実と試す要望を分けた三段記録が残る。暴言、威圧、危険が続き、参加者の安全を保てない場には向かない。二者を全体で囲み、記録と再開判断を補助する。
手順
- 2分、停止合図を一つ決め、「合図後は反論せず三段へ言い直す」と全員で確かめる
- 4分、中央の二者が衝突発言を一文ずつ書き、周囲の全員は反論せずに見守る
- 6分、二者が事実、解釈、要望の順で読み、周囲の記録者が三段へ分けて貼る
- 4分、全体が三種の有無だけを確かめ、三種がそろうまで反論を再開しない
- 4分、二者が試す要望を一件選び、全体が担当と見直す条件を一行で書く
もしもの分岐
- 停止合図の後も相手の発言を遮る回数が2回以上 — 二人は一分間黙ってカードへ書き、記録者が書かれた順だけを読む
- 文を分ける時間に解釈欄が事実欄の2倍以上 — 解釈文から見聞きした動作か発言だけを抜き出し、事実欄へ一文ずつ移す
- 要望を選ぶ時間に実行者が決まらない要望が3件以上 — 明日までに一人で試せる要望だけに印を付け、他は記録として残す
人数に合わせる
2人で行う場合は、発言後に各自が自分の文を事実・解釈・要望へ書き分け、交替で読む。16人までは中央の二者を全体が記録と再開判断で補助する。16人を超えたら一組8人以下に分け、各組は二者と記録者六人以内で進める。各組は三段の衝突記録と試す要望を一件だけ残す。
準備するもの
- 三段記録カード(1人3枚・事実、解釈、要望の見出し付き)
- 濃色の筆記具(1人1本)
- 記録用の模造紙またはホワイトボード(1面)
- 停止合図カード(各組1枚・A5程度)
出典: 対話の譜面編集部: 停止して分ける(オリジナル記述・図版)