仕事の状態を壁面へ配置し、関係者が共同で見て更新する手法
この手法で目指すこと
目的チームビルド・振り返り
仕事の状態を壁面へ配置し、関係者が共同で見て更新する手法。残るの は仕事の情報面そのものと、項目ごとに更新を担う人、次に見直す時点を書き添えた 一覧である。
進行の骨子全員絞る2分全員書く7分全員合わせる7分全員決める4分計20分 / 3–30人
進行をたどる · 場に広げる
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 絞る映す対象を絞る0–2分 · 全員 · 記録なし
- 書く仕事を書く2–9分 · 全員 · 個人記録
- 合わせる位置と色を合わせる9–16分 · 全員 · 共同記録
- 決める担当を決める16–20分 · 全員 · 共同記録
1 / 4 · 映す対象を絞る · 累積2分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計20分。
1/4映す対象を絞る絞る・2分・全員
2/4仕事を書く書く・7分・全員
3/4位置と色を合わせる合わせる・7分・全員
4/4担当を決める決める・4分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
仕事の状態を壁面へ配置し、関係者が共同で見て更新する手法。進捗が個人の頭やそれぞれ別のツールに閉じ、関係者が状況を尋ねるたびに毎回同じ説明を繰り返す羽目になる場に向く。情報を壁という一つの面に集め、位置と色分けをそろえて配置するため、誰もが同じ壁を見るだけで説明の往復なしに状況をつかみ続けられる。残るのは仕事の情報面そのものと、項目ごとに更新を担う人、次に見直す時点を書き添えた一覧である。更新が止まればかえって古い情報が信頼を失い、人事評価や契約金額のような機微情報の常時掲示には向かない。
手順
- 2分、壁に映す仕事の範囲と、載せない機微情報の線引きを全員で絞る
- 7分、進めている仕事と今の状態を、各自が付箋一枚一件で書く
- 4分、似た仕事どうしを近づけて並べ、状態ごとに印の色を合わせる
- 3分、全員で壁の前に立ち、配置の分かりにくい箇所を指し示す
- 4分、項目ごとに更新する人を決め、次に見直す時点を書き添える
もしもの分岐
- 配置開始から5分で壁の付箋が参加人数の2倍を超える — 同じ状態の付箋を1枚へ束ね、個別の付箋は担当者の手元へ戻す
- 配置中に個人評価や契約金額を含む付箋が貼られる — その付箋をその場で外し、担当者だけが見る場所へ移すと決める
- 終了2分前になっても更新担当が決まった項目が0件 — 更新頻度が最も高い3項目を選び、その場で担当を1人ずつ割り当てる
人数に合わせる
3人未満では共同更新の効果がなく個人の作業一覧で足りる。3〜30人は一面の壁を共有し、付箋と印は人数分、マーカーは各自1本を配る。30人を超える場合は担当領域ごとに壁を分け、共有すべき項目だけを中央の壁へ複製して全員が確認できるようにする。
準備するもの
- 情報面用の壁またはホワイトボード(幅200cm以上・1面)
- 付箋(1人5枚・色2種以上)
- 太字マーカー(1人1本)
- 状態を示す印(マグネットまたはドット・1人3個)
出典: Tim Beattie; Matt Takane: Visualisation of Work(翻案・変更あり) / CC BY 4.0