心に残った他者の発言を書き留めて壁に掲示し、積み上げていく手法
この手法で目指すこと
目的振り返り・チームビルド
心に残った他者の発言を書き留めて壁に掲示し、積み上げていく手法。発言そのものを本人の許可を得て書き残すため、称賛が一過性で終わらず、誰が何と言われたかが具体物として残る。
進行の骨子全員決める4分個人拾う9分3〜5人組貼る7分全員続ける10分計30分 / 3–50人
進行をたどる · 場に広げる
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 決める進め方を決める0–4分 · 全員 · 記録なし
- 拾う発言を拾う4–13分 · 個人 · 個人記録
- 貼る壁に貼る13–20分 · 3〜5人組 · 共同記録
- 続ける掲示を続ける20–30分 · 全員 · 共同記録
1 / 4 · 進め方を決める · 累積4分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計30分。
1/4進め方を決める決める・4分・全員
2/4発言を拾う拾う・9分・個人
3/4壁に貼る貼る・7分・3〜5人組
4/4掲示を続ける続ける・10分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
心に残った他者の発言を書き留めて壁に掲示し、積み上げていく手法。励ましや称賛が口頭で流れて記憶に残らず、忙しい時期の後にチーム内の気分の落ち込みが見えにくい場に向く。発言そのものを本人の許可を得て書き残すため、称賛が一過性で終わらず、誰が何と言われたかが具体物として残る。終了時には最初の壁面と、次に何をいつ足すかという担当と頻度が残る。問題点の指摘や意思決定には向かず、心理的安全性が低い場や公開の掲示に同意しない人がいる場では単独で使わない。
手順
- 4分、対象期間・匿名の扱い・自分の発言を含めるかを全員で決める
- 9分、直近の期間に他者から聞いた心に残る発言を、話者名を添えて一人一枚ずつ拾う
- 7分、3〜5人組に分かれ、担当区画へ発言カードを一枚ずつ貼る
- 10分、壁を全員で読み歩き、次に足す担当と頻度を決めて掲示を続ける
もしもの分岐
- 記入時間の半分が過ぎても、ある組で一枚もカードが出ない — 直近1週間に絞り込み、自分が言われた一言でもよいと伝える
- 掲示区画で特定の一人への言及が全体の半数を超える — 一人二件までに区切り、残り時間で別の人を尋ねるよう促す
- 匿名希望の申し出が貼り出し前に一件でも出る — 話者名を伏せた紙片に貼り替え、内容だけを読み上げる
人数に合わせる
3人未満では話者を伏せる意味が薄れ単独では成立しない。3〜50人は参加人数を5人で割って切り上げた数を組数とし、3〜5人ずつ均等に配る。カードは1人3枚、区画は組数分を用意する。組数が8を超える場合は前半組と後半組で貼る順番を分け、後半は前半の壁を見てから貼る。
準備するもの
- 発言カード(1人3枚目安・75×75mm・予備を参加人数分)
- 壁またはボード用の掲示区画(3〜5人組に1区画・模造紙1枚推奨)
- 濃色の筆記具(1人1本・中字以上)
- 掲示用テープまたはピン(1区画に1巻または10本)
出典: Patrick Carney: Quote Wall(翻案・変更あり) / CC BY 4.0