次の一定期間で達成する目標と、チームが引き受ける仕事量を共同で決める計画手法
この手法で目指すこと
目的意思決定・チームビルド
次の一定期間で達成する目標と、チームが引き受ける仕事量を共同で決める計画手法。成果物は次の期間の達成目標、選んだ候補、分解した仕事、作業時間の根拠、見直し条件である。
進行の骨子全員揃える20分個人→全員読む20分全員分ける30分全員見積もる35分全員残す15分計120分 / 3–12人
進行をたどる · 時間で進む
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 揃える前提を揃える0–20分 · 全員 · 共同記録
- 読む候補を読む20–40分 · 個人→全員 · 個人記録
- 分ける仕事を分ける40–70分 · 全員 · 共同記録
- 見積もる容量を見積もる70–105分 · 全員 · 共同記録
- 残す約束を残す105–120分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · 前提を揃える · 累積20分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計120分。
1/5前提を揃える揃える・20分・全員
2/5候補を読む読む・20分・個人→全員
3/5仕事を分ける分ける・30分・全員
4/5容量を見積もる見積もる・35分・全員
5/5約束を残す残す・15分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
次の一定期間で達成する目標と、チームが引き受ける仕事量を共同で決める計画手法。優先順位はあるのに候補が成立する条件、作業量、不在予定が共有されず、期間の途中で約束が崩れやすいチームに適する。依頼側と実行側が候補を読み、成立条件を質問し、仕事を完了できる単位へ分ける。過去の実績と利用できる作業時間を照らして予測を作り、余白を残して達成目標を選ぶ。成果物は次の期間の達成目標、選んだ候補、分解した仕事、作業時間の根拠、見直し条件である。見積りを個人評価へ転用する場や、合意なしに仕事量を上乗せする場には向かない。
手順
- 20分、依頼側が優先順位、利用者価値、候補が成立する条件を示し、全員で不在予定、既存の約束、過去の実績を作業時間の表へ揃える
- 20分、各自が候補一覧を読み、分からない成立条件を質問し、始められない候補には不足情報を記録する
- 30分、優先順に候補を取り上げ、完了条件を満たすための仕事へ分け、依存関係と共同で担う仕事をボードへ置く
- 35分、利用できる作業時間と過去の実績を照らし、候補ごとの仕事量を見積もって、余白を残した達成目標まで選ぶ
- 15分、選ばなかった候補と理由、担当の最初の確認、途中で計画を見直す条件を記録し、全員が読める場所へ残す
もしもの分岐
- 成立条件を質問しても答えられない候補が2件以上ある — その候補を反復へ入れず、不足情報、確認者、回答期限を候補一覧へ記録する
- 見積り合計が利用可能な容量を20%以上超える — 優先順位の低い候補から外し、達成目標を一文で満たす最小の組合せへ戻す
- 終了15分前に担当の最初の確認日または見直し条件が未記入 — 次の作業開始前に確認する場を一つ決め、容量が変わる条件を一行で残す
人数に合わせる
3〜6人は一つのボードで全候補を扱う。7〜12人は二組に分かれ、候補を半分ずつ分解してから利用できる作業時間と達成目標だけは全員で統合する。候補一覧と成立条件の紙は一人一部、作業時間の表と作業ボードは会場に各1面を用意する。9人を超える場合は依頼側と実行側を各組へ分け、最終の選定時に全員を戻す。
準備するもの
- 優先順位付きの候補一覧(1人1部・A4判)
- 候補が成立する条件と完了の判断基準を記す紙(候補1件につき1枚・A5判)
- 利用できる作業時間と不在予定の共有表(1会場1枚・A3判)
- 作業分解と次の期間の達成目標を示すボード(1会場1面・幅120cm以上)
出典: Open Practice Library: Iteration (Sprint) Planning — Sandra Arps and Tim Beattie(CC-BY-4.0翻案・変更あり。個別Contributorを表示し、掲載画像・ロゴ・外部リンク素材は不使用) / Open Practice Library license notice(Except where notedのCC-BY-4.0表示。個別ページ末尾の表示を2026-07-24にCodexが確認) / Creative Commons Attribution 4.0 International(CC-BY-4.0ライセンス本文)