誰もが気づいているのに口にされない論点を、安全な手順で取り上げる対話手法
この手法で目指すこと
目的対話・チームビルド
誰もが気づいているのに口にされない論点を、安全な手順で取り上げる対話手法。成果物は論点の要約、合意できた次の扱い、必要なら正式な相談経路である。
進行の骨子全員確かめる8分個人書く10分全員選ぶ8分全員聴く24分全員決める10分計60分 / 3–15人
進行をたどる · 時間で進む
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 確かめる安全を確かめる0–8分 · 全員 · 記録なし
- 書く論点を出す8–18分 · 個人 · 個人記録
- 選ぶ扱う論点を選ぶ18–26分 · 全員 · 共同記録
- 聴く背景を聴く26–50分 · 全員 · 共同記録
- 決める次の扱いを決める50–60分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · 安全を確かめる · 累積8分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計60分。
1/5安全を確かめる確かめる・8分・全員
2/5論点を出す書く・10分・個人
3/5扱う論点を選ぶ選ぶ・8分・全員
4/5背景を聴く聴く・24分・全員
5/5次の扱いを決める決める・10分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
誰もが気づいているのに口にされない論点を、安全な手順で取り上げる対話手法。緊張や遠慮のために問題が放置され、協働が止まり始めた場に適する。まず守秘、発言しない自由、報復を許さないことを確かめ、論点は匿名で回収する。影響と緊急度で一つを選び、事実、影響、必要な支援を分けて聴く。成果物は論点の要約、合意できた次の扱い、必要なら正式な相談経路である。被害申告、違法行為、ハラスメントの調査をこの場だけで完結させることや、参加を強制する場には向かない。
手順
- 8分、目的、守秘の限界、発言しない自由、報復を許さないこと、正式な相談経路を全員で確かめる
- 10分、各自が言われていない論点を一枚一件で匿名記入し、回収箱へ入れる。人物名や診断名は書かない
- 8分、進行役が論点を読み上げ、各自が影響と緊急度を示す二枚の点で扱う論点を一つ選ぶ
- 24分、選んだ論点について、起きている事実、受けている影響、望む変化の順に話し、責める言葉を記録から外す
- 10分、今週行う一手、担当、確認日を決める。正式な相談が必要なら記録を渡す先だけを残し、詳細を公開しない
もしもの分岐
- 匿名紙に個人名、病名、評価語が1枚でも含まれる — 内容を読み上げず回収し、人物でなく観察できる出来事へ書き直す時間を2分取る
- 点の最多が同数で、扱う論点が2件以上に割れる — 影響の大きさを先に比べ、同点なら二件目を次回候補として封筒に保管する
- 話し合い中に参加者が発言を断る、または安全でないと示す — 理由を問わず中断し、個別の正式相談経路と再開条件を進行役だけが確認する
人数に合わせる
3〜8人は一つの円で匿名回収から対話まで行う。9〜15人は全員で匿名回収と選定を行い、背景を聴く段階だけ一組3〜5人、人数差一人以内の二〜三組に分けて記録を持ち寄る。匿名紙は一人三枚ずつ、点シールは一人二枚ずつを用意する。人数にかかわらず一回に扱う論点は一件に絞り、残りは公開せず進行役が保管または廃棄する。
準備するもの
- 匿名の論点記入紙(1人3枚・A6判)
- 優先度を示す点シール(1人2枚)
- 論点と次の扱いの記録紙(1会場1枚・A3判)
- 回収用の不透明な封筒または箱(1会場1個)
出典: Open Practice Library: An Elephant in the Room — Moises Romero(CC-BY-4.0翻案・変更あり。個別Contributorを表示し、サイト画像・ロゴ・外部リンク素材は不使用) / Open Practice Library license notice(Except where notedのCC-BY-4.0表示。個別ページ末尾の表示を2026-07-24にCodexが確認) / Creative Commons Attribution 4.0 International(CC-BY-4.0ライセンス本文)