架空の商品箱を描き、提供したい価値を利用者の言葉へ翻訳する手法
この手法で目指すこと
目的発散・チームビルド
架空の商品箱を描き、提供したい価値を利用者の言葉へ翻訳する手法。成果物は価値の約束を一枚にした箱案と、次に確かめる仮説である。
進行の骨子全員想像する8分3〜5人組描く15分3〜5人組整える15分全員読む12分全員残す10分計60分 / 4–20人
進行をたどる · 場に広げる
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 想像する利用者を想像する0–8分 · 全員 · 記録なし
- 描く箱を描く8–23分 · 3〜5人組 · 共同記録
- 整える表面を整える23–38分 · 3〜5人組 · 共同記録
- 読む見本市で読む38–50分 · 全員 · 記録なし
- 残す約束を残す50–60分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · 利用者を想像する · 累積8分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計60分。
1/5利用者を想像する想像する・8分・全員
2/5箱を描く描く・15分・3〜5人組
3/5表面を整える整える・15分・3〜5人組
4/5見本市で読む読む・12分・全員
5/5約束を残す残す・10分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
架空の商品箱を描き、提供したい価値を利用者の言葉へ翻訳する手法。構想が機能の羅列になり、誰に何を約束するのかをチームで揃えたい初期探索に適する。小組は箱の表面に名前、短い訴求、特徴、利用場面を置き、見本市で他組の箱を読んで質問を受ける。内向きの説明ではなく、手に取る人が理解できるかを基準に表現を削る。成果物は価値の約束を一枚にした箱案と、次に確かめる仮説である。既に仕様や価格が確定した案件、利用者像を軽視する宣伝文句の競争には向かない。
手順
- 8分、想定する利用者と、その人が困っている場面を一つずつ挙げ、箱の表面で約束する対象を揃える
- 15分、3〜5人組で展開図へ商品名、短い訴求、主な特徴、利用後の変化を描き、裏面に利用場面を置く
- 15分、箱を見直し、社内用語を利用者の言葉へ直して、最も大切な特徴が正面から読める配置に整える
- 12分、各組の箱を掲示して見本市を行い、訪問者が理解した約束と読み取れなかった箇所を付箋で返す
- 10分、返答を読み、残す訴求を一つ、確かめる利用者仮説を一つ選び、担当と確認方法を箱の裏面へ残す
もしもの分岐
- 描き始めて8分後も正面の訴求が3語以下、または社内略語を含む組が半数以上 — 利用者が得る変化を「何が、どう楽になるか」で言い直し、略語を一つずつ置き換える
- 見本市で3人以上が同じ箱の用途を異なる言葉で説明する — その箱の正面から特徴を一つ外し、残す特徴を利用場面へ結び直す
- 終了10分前に利用者へ確かめる仮説が0件 — 箱の訴求を一つ選び、次の面談または観察で聞く質問を一文で書く
人数に合わせる
4〜5人は一組、6〜10人は二組へ人数差一人以内で分けて箱を作り、全員が見本市を巡る。11〜20人も一組3〜5人、人数差一人以内になるよう分ける。展開図は各組一枚、見出し用紙は各組三枚、返答付箋は一人三枚ずつ用意する。16人を超える場合は巡回を二回に分け、各組に説明役を一人残して交替する。
準備するもの
- 箱の展開図用紙(3〜5人組に1枚・A3判)
- 太字の見出し用紙(1組3枚・A5判)
- 色鉛筆または太字ペン(一人につき異なる色を2本)
- 見本市の掲示面(1会場1面・幅180cm以上)
出典: Open Practice Library: Design The Box — Val Yonchev(CC-BY-4.0翻案・変更あり。個別Contributorを表示し、サイト画像・ロゴ・外部リンク素材は不使用) / Open Practice Library license notice(Except where notedのCC-BY-4.0表示。個別ページ末尾の表示を2026-07-24にCodexが確認) / Creative Commons Attribution 4.0 International(CC-BY-4.0ライセンス本文)