複数の未完文を三十秒ずつ交換し、応答の幅を広げる対話手法
この手法で目指すこと
目的対話・アイスブレイク
複数の未完文を三十秒ずつ交換し、応答の幅を広げる対話手法。進行役には原文と筆跡が見えるため完全匿名ではない。
進行の骨子全員選択する5分全員読み備える4分二人組・奇数時三人組・固定ペア・筆記参加交替巡回する10分個人静止する2分全員または通過振り返る4分計25分 / 6–60人
進行をたどる · 時間で進む
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 選択する参加・交代・通過の規則を選択する0–5分 · 全員 · 共同記録
- 読み備える四つ以下の未完文を読み備える5–9分 · 全員 · 共同記録
- 交替巡回する三十秒で役割と相手を交替巡回する9–19分 · 二人組・奇数時三人組・固定ペア・筆記参加 · 共同記録
- 静止する静かな筆記で応答を置く19–21分 · 個人 · 共同記録
- 振り返る全体で応答の幅を振り返る21–25分 · 全員または通過 · 共同記録
1 / 5 · 参加・交代・通過の規則を選択する · 累積5分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計25分。
1/5参加・交代・通過の規則を選択する選択する・5分・全員
2/5四つ以下の未完文を読み備える読み備える・4分・全員
3/5三十秒で役割と相手を交替巡回する交替巡回する・10分・二人組・奇数時三人組・固定ペア・筆記参加
4/5静かな筆記で応答を置く静止する・2分・個人
5/5全体で応答の幅を振り返る振り返る・4分・全員または通過
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
複数の未完文を三十秒ずつ交換し、応答の幅を広げる対話手法。四つ以下の未完文ごとに二人で一人三十秒ずつ話し、役割を替え、新しい相手へ移る。相手替えを望まない人は固定ペアを続け、発話しない人は筆記、定位置、通過を選ぶ。筆記カードは任意で箱へ投函し、進行役が混ぜて筆跡を参加者へ見せず読み上げる。進行役には原文と筆跡が見えるため完全匿名ではない。全体では応答の幅だけを振り返り、個人名、合意、評価を残さない。本記述はLiberating Structuresの同手法をCC BY-SA 4.0で独自翻案する。感覚過敏への配慮または心理的安全を確保できない場では実施しない。
手順
- 5分、発話・筆記・同じ相手・定位置・通過・退出を選び、声量や発言数を評価しない
- 4分、個人情報を求めない未完文を四つ以下示し、三十秒交代と相手替えを練習する
- 10分、未完文ごとに一人三十秒で交代し、新しい相手へ移る。固定ペアと筆記も続けられる
- 2分、筆記参加者は無記名カードを任意で箱へ投函するか本人用紙だけへ書く。進行役は箱を混ぜ、筆跡を参加者へ見せず読み上げる
- 4分、全体で応答の幅と意外な共通点だけを振り返り、個人名、合意、評価を残さない
もしもの分岐
- 一人でも沈黙、筆記、定位置、通過、退出のいずれかを一回示す — 理由を尋ねず本人が選ぶ方法へ替え、発話や相手替えを求めない
- 同時発話の開始後、声量や重なりで相手の応答を確認できない組が一組以上ある — 全組の発話を止め、静かな筆記交換または一組ずつの短い交代発話へ切り替える
- 問いへの応答に、本人が出していない属性、被害、健康、雇用評価など機微情報が一件以上含まれる — 再発表と記録を止め、その記述は本人へ返すか本人の選択で破棄し、中立な別の問いへ替える
人数に合わせる
6人未満は固定ペアで一巡する。6〜60人は二人組、奇数時は一組だけ三人で一人30秒とする。固定ペア、筆記、定位置、通過を選べる。発言と本人用紙は組外へ出さない。投函カードは進行役が混ぜ、筆跡を見せず個人名を残さない。61人以上は別回にする。
準備するもの
- 公開してよい未完文を記す独自カード(全体4枚)
- 発話・筆記・同じ相手・定位置・通過・退出カード(1人1組)
- 本人だけが使う静かな記録紙(1人1枚)
- 一斉筆記用の無記名カード(1人1枚)
- 無記名カードを混ぜるふた付き回収箱(全体1個)
- 太字ペン(1人1本)
- 三十秒の役割交代・相手交替・終了を示す合図札(進行役1組)
出典: Liberating Structures: Five Structural Elements; Steps and Time Allocation(CC-BY-SA-4.0翻案・変更あり) / CC-BY-SA-4.0の適用条件(CC-BY-SA-4.0)