発言の根拠を観察、経験、推測のいずれかとして示す対話法
この手法で目指すこと
目的対話・意思決定
発言の根拠を観察、経験、推測のいずれかとして示す対話法。終了時には、今決められることと追加確認が要ることを 分けた根拠板が残る。
進行の骨子3〜5人組置く2分3〜5人組示す6分3〜5人組確かめる4分3〜5人組分ける4分3〜5人組選ぶ4分計20分 / 4–20人
進行をたどる · 時間で進む
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 置く論点を置く0–2分 · 3〜5人組 · 記録なし
- 示す根拠を示す2–8分 · 3〜5人組 · 個人記録
- 確かめる型を確かめる8–12分 · 3〜5人組 · 共同記録
- 分ける保留を分ける12–16分 · 3〜5人組 · 共同記録
- 選ぶ次を選ぶ16–20分 · 3〜5人組 · 共同記録
1 / 5 · 論点を置く · 累積2分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計20分。
1/5論点を置く置く・2分・3〜5人組
2/5根拠を示す示す・6分・3〜5人組
3/5型を確かめる確かめる・4分・3〜5人組
4/5保留を分ける分ける・4分・3〜5人組
5/5次を選ぶ選ぶ・4分・3〜5人組
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
発言の根拠を観察、経験、推測のいずれかとして示す対話法。実際に見たことと聞いた話が混ざる、推測が事実のように扱われる、判断に何が足りないか分からない会議に適する。参加者は主張の前に根拠札を一枚通し、受け手は根拠の型と判断への使い道を確かめる。型の違いを優劣にせず、保留にする理由を明らかにするため、経験のある人の声だけで結論が決まりにくい。終了時には、今決められることと追加確認が要ることを分けた根拠板が残る。信頼関係が壊れ、発言者の安全を守れない場には向かない。
手順
- 2分、各組が判断したい論点を一つ論点カードへ書き、「根拠の型は正しさの順位ではない」と伝える
- 6分、各組で各自が主張を述べる前に、観察、経験、推測の根拠札を一枚示す
- 4分、各組の受け手が根拠札の型を読み上げ、その根拠で今決められることを掲示面へ一文で書く
- 4分、型のない提案を各組の保留列へ貼り、確かめる行為と担当を一件ずつ書く
- 4分、各組が今決める一件と次に確かめる一件を選び、全体はその組結果だけを一覧へ統合する
もしもの分岐
- 根拠札を置き始めて3分たっても推測札が全体の半数以上 — 各自が見聞きした場面を一つ書き、観察札か経験札へ替えられるものだけを替える
- 型を確かめる時間に同じ根拠が3回以上出る — 同じ札を束ね、判断に新しい情報を足す根拠だけを一枚ずつ残す
- 保留列が4件以上で選定が進まない — 次の三日で確かめられる行為を持つ保留だけに印を付け、他は記録して閉じる
人数に合わせる
4人未満では型の違いを比べにくいため、根拠札を一人二枚までにして一論点だけを扱う。4〜20人は一組5人以下、全体で1〜4組になるよう均等に分け、各組3〜5人で掲示面、論点カード、札台を一式使う。全組を同時進行し、全体では各組が選んだ一件と保留条件だけを束ねる。
準備するもの
- 根拠札(1人6枚・観察、経験、推測の三色各2枚)
- 論点カード(各組1枚・A5程度)
- 濃色の筆記具(1人1本)
- 三列の掲示面(各組1面・観察、経験、推測を表示)
出典: 対話の譜面編集部: 根拠の改札(オリジナル記述・図版)