根拠札を自分以外の主張卓へ運ぶ移動型対話法
この手法で目指すこと
目的発散・意思決定
根拠札を自分以外の主張卓へ運ぶ移動型対話法。終了時には受入状態つきの根拠群と、判断前に埋める不足が 残る。
進行の骨子4〜6人組開く7分1人書く8分全員運ぶ12分卓の担当組付ける10分全員選ぶ8分計45分 / 8–60人
進行をたどる · 場に広げる
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 開く主張卓を開く0–7分 · 4〜6人組 · 共同記録
- 書く根拠を書く7–15分 · 1人 · 個人記録
- 運ぶ根拠を運ぶ15–27分 · 全員 · 共同記録
- 付ける状態を付ける27–37分 · 卓の担当組 · 共同記録
- 選ぶ不足を選ぶ37–45分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · 主張卓を開く · 累積7分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計45分。
1/5主張卓を開く開く・7分・4〜6人組
2/5根拠を書く書く・8分・1人
3/5根拠を運ぶ運ぶ・12分・全員
4/5状態を付ける付ける・10分・卓の担当組
5/5不足を選ぶ選ぶ・8分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
根拠札を自分以外の主張卓へ運ぶ移動型対話法。意見は多いが、根拠が自説の補強にだけ使われ、反対案へ届かない意思決定の場に適する。参加者は自分の主張卓へ札を置けず、他者の卓で根拠を短く説明する。卓の担当者は受入、保留、反証の状態を札ごとに残すため、採用されない根拠も消えない。終了時には受入状態つきの根拠群と、判断前に埋める不足が残る。根拠の採否を多数決にせず、判断者が必要とする確認作業へつなげる。出所を示せない情報や、機密根拠を公開できない場には向かない。
手順
- 7分、異なる主張を掲げる卓を開き、各参加者が担当する主張卓を一つ決める
- 8分、各自が観察または資料に基づく根拠を一枚一項目で三枚まで書く
- 12分、自分の担当卓には置かず、他者の主張卓へ根拠札を一枚ずつ運んで説明する
- 10分、卓の担当者が根拠ごとに受入、保留、反証の状態札を付け、理由を一語で書く
- 8分、全員で卓を見学し、判断前に追加確認する不足根拠を主張ごとに一つ選ぶ
もしもの分岐
- 移送開始から6分後も根拠札の半数以上が手元に残る — 最も遠い主張卓へ一枚運び、その主張を弱めるか強めるかだけを説明する
- 一つの卓で反証札が6枚以上になり受入札が0枚 — 反証の出所を確認し、同じ出所の札を一束へまとめて別根拠として数えない
- 不足選定の5分後も候補が各卓3件以上残る — 次の判断日までに取得できる根拠だけを残し、各卓一件へ絞る
人数に合わせる
8人未満では2卓だけを開き、全員が相手卓へ根拠を運ぶ。8〜60人は2〜10卓を用意し、一卓4〜6人、人数差一人以内になるよう均等に分け、各卓4〜6人で巡回する。60人を超えたら市場ごとに最大30人になるよう分け、各市場は不足根拠を3件だけ全体へ渡す。全体では主張卓を再現せず、重複する不足を統合して確認担当を置く。
準備するもの
- 主張札(各卓1枚・A3程度)
- 根拠札(1人3枚・A6程度)
- 受入状態札(根拠札と同数・1人3枚相当・3色)
- 濃色の筆記具(1人1本)
出典: 対話の譜面編集部: 根拠の市(オリジナル記述・図版)