並んだ選択肢へ同数の点を配り、関心が集まる案を短時間で見つける収束法
この手法で目指すこと
目的収束
並んだ選択肢へ同数の点を配り、関心が集まる案を短時間で見つける収束法。終了時には得点つきの選択肢一覧が残り、議論の入口が明確になる。
進行の骨子全員置く1分個人分ける1分全員貼る2分全員確かめる1分計5分 / 2–120人
進行をたどる · 枠を埋める
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 置く選ぶ基準を置く0–1分 · 全員 · 記録なし
- 分ける点を分ける1–2分 · 個人 · 記録なし
- 貼る点を貼る2–4分 · 全員 · 共同記録
- 確かめる上位を確かめる4–5分 · 全員 · 共同記録
1 / 4 · 選ぶ基準を置く · 累積1分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計5分。
1/4選ぶ基準を置く置く・1分・全員
2/4点を分ける分ける・1分・個人
3/4点を貼る貼る・2分・全員
4/4上位を確かめる確かめる・1分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
並んだ選択肢へ同数の点を配り、関心が集まる案を短時間で見つける収束法。案が多く、一件ずつ議論すると時間を使い切る場に適する。一人三点を持ち、一案へ三点を集中しても、複数案へ分けてもよい。全員が貼り終えたら選択肢ごとの点を数え、上位を次の検討対象として残す。終了時には得点つきの選択肢一覧が残り、議論の入口が明確になる。点の多さだけで最終決定するのではなく、同数や重大な懸念は別途確かめる。少数者の安全や権利を多数決で決める用途には向かない。
手順
- 1分、今回の投票で優先する基準を一つ読み上げ、全選択肢へ同じ基準を用いる
- 1分、一人三点を配り、一案へ集中しても複数案へ分けてもよいと伝える
- 2分、参加者が他者の点を隠さず、選んだカードの余白へ丸シールを貼る
- 貼り終えた人は投票面から離れ、まだ選んでいる人の通路を空ける
- 1分、記録係が各案の点を数えてカードへ数字を書き、上位三案を読み上げる
- 同数の案は順位を断定せず、同じ順位として次の検討へ残す
もしもの分岐
- 上位三案の境目で二案以上が同点になる — 同順位としてすべて残し、次工程で実行条件を比べる
- 一枚のカードが他のカードの二倍以上の点を得る — 集中した理由を二人から一文ずつ聞き、点数の横へ記す
- 貼り終えた時点で点が一つもない案が全体の半数を超える — 基準の理解を一度確かめ、投票をやり直さず無得点案を保留列へ移す
人数に合わせる
2〜30人は一つの投票面を使う。31〜120人は30人以下の組に分け、同じ選択肢と基準を置いた投票面へ同時に貼る。各面の記録係が案ごとの点を数え、進行役が同じ案の数を足す。選択肢は開始前に並べ、シールは一人三枚ずつ配っておくことで、人数が増えても五分の枠を保つ。
準備するもの
- 同じ色の丸シール(参加者1人3枚・直径12〜20mm)
- 選択肢を記したカード(選択肢1件につき1枚・A5以上)
- 得点を記す濃色筆記具(投票面1面につき1本)
出典: Donna Benjamin and Matt Takane: Dot Voting(翻案・変更あり) / Creative Commons Attribution 4.0 International(CC BY 4.0)