匿名回答を二巡させ、意見の動きと理由を記録する方法
この手法で目指すこと
目的発散・収束・意思決定
匿名回答を二巡させ、意見の動きと理由を記録する方法。終了時には、二巡の分布、変化した論点、なお割れる 理由、次に集める情報が残る。
進行の骨子全員定める10分個人回答する25分進行役返す20分個人再考する25分全員決める40分計120分 / 6–30人
進行をたどる · 時間で進む
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 定める焦点を定める0–10分 · 全員 · 記録なし
- 回答する第一巡に回答する10–35分 · 個人 · 個人記録
- 返す分布を返す35–55分 · 進行役 · 共同記録
- 再考する第二巡で再考する55–80分 · 個人 · 個人記録
- 決める次の扱いを決める80–120分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · 焦点を定める · 累積10分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計120分。
1/5焦点を定める定める・10分・全員
2/5第一巡に回答する回答する・25分・個人
3/5分布を返す返す・20分・進行役
4/5第二巡で再考する再考する・25分・個人
5/5次の扱いを決める決める・40分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
匿名回答を二巡させ、意見の動きと理由を記録する方法。肩書の強い人へ発言が寄る、同時対話では少数意見が早く消える、専門家の見立てを一度で採決してしまう場に適する。進行役は回答者名を伏せたまま論点別の分布と理由を返し、参加者は他者の根拠を読んで回答を維持または変更する。終了時には、二巡の分布、変化した論点、なお割れる理由、次に集める情報が残る。一致を強制する投票や、回答者の責任主体を隠してはならない最終承認には向かない。匿名性の範囲と回答の利用先は開始前に全員へ示す。
手順
- 10分、判断したい論点と回答結果を何に使うかを一文で定めて掲げる
- 5分、進行役が参加者番号を配り、匿名範囲と記録の閲覧者を説明する
- 20分、各自が第一巡の回答、確信度、判断理由を番号だけの用紙へ書く
- 20分、進行役が名前を見ず、論点別の回答分布と理由の違いを帯へ集約する
- 10分、各自が分布帯を読み、自分と異なる理由を一つ選んで書き留める
- 25分、各自が第二巡の回答を記し、維持または変更した理由を一文で添える
- 30分、二巡の移動と残る相違を確認し、決める論点と追加調査を分けて記録する
もしもの分岐
- 第一巡の回収開始から15分で回答済み用紙が参加者の8割未満 — 未回答者へ残り5分と未回答可を個別に伝え、回収時刻を一度だけ延長する
- 分布還元後10分で第二巡の変更理由が全参加者を通じて0件 — 最も離れた二つの理由だけを再掲し、各自が反証になる情報を一件書いてから再回答する
人数に合わせる
6人未満では分布を匿名化して比較しにくいため不成立とする。10人までは一群で扱う。11〜30人は群ごとに最大10人になるよう分け、進行役が群別分布を同じ尺度へ統合する。30人では三群の理由を各論点三件まで残し、個人番号と氏名の対応表は作らない。
準備するもの
- 匿名回答紙(1人2枚・参加者番号のみ)
- 集約用の分布帯(論点ごと1本・理由欄つき)
- 筆記具(1人1本・濃色)
- 回収用封筒(1巡につき1袋)