最悪の結果を生む行為から現状の習慣を逆照射する対話法
この手法で目指すこと
目的振り返り・意思決定・発散
最悪の結果を生む行為から現状の習慣を逆照射する対話法。終了時には現状一致の証拠と最初に止める行為を 持つ逆説表が残る。
進行の骨子1人描く10分3〜6人組集める10分3〜6人組照らす10分3〜6人組返す12分全員選ぶ8分計50分 / 4–50人
進行をたどる · 枠を埋める
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 描く最悪を描く0–10分 · 1人 · 個人記録
- 集める行為を集める10–20分 · 3〜6人組 · 共同記録
- 照らす現状を照らす20–30分 · 3〜6人組 · 共同記録
- 返す停止へ返す30–42分 · 3〜6人組 · 共同記録
- 選ぶ最初を選ぶ42–50分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · 最悪を描く · 累積10分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計50分。
1/5最悪を描く描く・10分・1人
2/5行為を集める集める・10分・3〜6人組
3/5現状を照らす照らす・10分・3〜6人組
4/5停止へ返す返す・12分・3〜6人組
5/5最初を選ぶ選ぶ・8分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
最悪の結果を生む行為から現状の習慣を逆照射する対話法。改善案を出しても既存の行動が温存され、同じ失敗を繰り返す場に適する。まず望まない結果を確実に起こす行為を誇張して出し、その中から実際に行っているものを照合する。一致した行為だけを止める候補へ反転するため、理想論でなく具体的な中止行動を選べる。終了時には現状一致の証拠と最初に止める行為を持つ逆説表が残る。失敗の想像が当事者への非難へ変わる場には向かない。
手順
- 10分、望まない結果を確実に起こす行為を各自が誇張して一枚一件で書く
- 10分、3〜6人組で行為を読み、同じ仕組みの札を束ねて最悪化列へ並べる
- 10分、同じ3〜6人組で現在の行為へ印を付け、観察できる事実を現状一致列へ書く
- 12分、同じ3〜6人組で一致した行為を「何を止めるか」の文へ反転し、停止候補列へ移す
- 5分、同じ3〜6人組で停止による副作用と戻す条件を候補ごとに一文で追記する
- 3分、全員で一週間試す停止候補を一件選び、観察担当を決める
もしもの分岐
- 最悪化開始から5分後も抽象語だけの札が各組3枚以上 — 誰が何をする行為かへ書き換え、観察できない形容詞を外す
- 現状照合で一致札が0枚の組が全体の半数以上 — 直近一週間の会議、承認、報告を一件選び、その場の行為だけを照合する
- 停止選定の4分後も候補が5件以上残る — 一週間だけ止めても戻せる行為に限定し、一件へ絞る
人数に合わせる
4人未満では一人が最悪化と現状照合を行い、別の一人が非難表現を点検する。4〜50人は一組6人以下、全体で1〜9組になるよう均等に分け、各組3〜6人で三列表を一枚使う。31人以上は各組の停止候補一件だけを全体表へ移し、副作用が重なる行為を一件選ぶ。
準備するもの
- 最悪化・現状一致・停止候補の三列表(3〜6人組に1枚・A3程度)
- 行為付箋(1人8枚)
- 濃色の筆記具(1人1本)
- 全体停止表(1面)
出典: Liberating Structures Fieldbook (2026): Creative Destruction / TRIZ — Henri Lipmanowicz / Keith McCandless / Nancy White(翻案・変更あり) / CC BY-SA 4.0 / 原手法名「Creative Destruction / TRIZ」は出典識別のため記述的に使用
翻案部分もCC BY-SA 4.0で提供する。