案ごとの見落としだけを匿名で集める回廊型対話法
この手法で目指すこと
目的発散・対話
案ごとの見落としだけを匿名で集める回廊型対話法。案の提案者が説明を続け、反対者が 発言しにくい場や、解決策を急ぐあまり前提の穴が残る場に適する。
進行の骨子全員掲げる4分1人書く6分全員巡る8分案の担当組束ねる7分全員選ぶ5分計30分 / 6–50人
進行をたどる · 場に広げる
手順の現在地
各段階の名前、動き、時間、人数、記録方法を順番に確認できる。
- 掲げる案を掲げる0–4分 · 全員 · 記録なし
- 書く盲点を書く4–10分 · 1人 · 個人記録
- 巡る回廊を巡る10–18分 · 全員 · 共同記録
- 束ねる盲点を束ねる18–25分 · 案の担当組 · 共同記録
- 選ぶ検証点を選ぶ25–30分 · 全員 · 共同記録
1 / 5 · 案を掲げる · 累積4分
自動再生はしない。矢印キー、Home、Endでも段階を移動できる。全体は計30分。
1/5案を掲げる掲げる・4分・全員
2/5盲点を書く書く・6分・1人
3/5回廊を巡る巡る・8分・全員
4/5盲点を束ねる束ねる・7分・案の担当組
5/5検証点を選ぶ選ぶ・5分・全員
完成図全体の流れを見渡す
この手法は
案ごとの見落としだけを匿名で集める回廊型対話法。案の提案者が説明を続け、反対者が発言しにくい場や、解決策を急ぐあまり前提の穴が残る場に適する。参加者は無言で案の間を巡り、解決案ではなく欠けた視点だけをカードへ書く。匿名の札を案別に束ねるため、誰の批判かではなく検証すべき穴へ注意を移せる。終了時には案ごとに分類した見落としカードと、次に確かめる検証点が残る。案の優劣を決める前に、盲点を誰がいつ観察するかまで割り当てる。緊急対応や、匿名記入が責任回避を招く場には向かない。
手順
- 4分、各案に担当者が一人以上つくよう、参加者を人数差一人以内で割り当てる
- 6分、各自が自分の担当案以外へ向け、欠けた視点を盲点カードへ一枚一項目で書く
- 8分、発話せず回廊を二巡し、各案へ解決策ではなく盲点だけを匿名で貼る
- 7分、案の担当組が反論せずカードを読み、同じ盲点を束ねて見出しを付ける
- 5分、全員で分類した見落としカードを見て、各案で次に確かめる点を一つ選ぶ
もしもの分岐
- 一巡目の4分後に盲点カードが1案あたり2枚未満 — その案の前提、利用者、失敗条件の三見出しを置き、未記入の見出しへ一枚足す
- 束ね始めて3分後も反論の発言が各案で2回以上出る — 発言を止め、カードの事実確認欄へ疑問符だけを付けて検証点へ回す
- 選定開始から3分後も検証点が各案3つ以上残る — 24時間以内に観察できる点だけを残し、各案一つへ絞る
人数に合わせる
6人未満では案を2案までに絞り、一人ずつ回廊を巡る。6〜50人は2〜8案(参加人数以下)を置き、先に各案へ一人以上を人数差一人以内で割り当て、全員が自担当以外へ見落としを書く。50人を超えたら8〜10人の群に分け、群ごとに別回廊を設ける。各群は案別に分類した見落としカード一組だけを全体へ渡し、重複する内容をまとめる。
準備するもの
- 案の掲示紙(2〜8案・1案1枚・A3以上)
- 盲点カード(1人4枚・A6程度)
- 濃色の筆記具(1人1本)
- 貼付用テープ(各案1巻)
出典: 対話の譜面編集部: 盲点の回廊(オリジナル記述・図版)